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#59、沿う・添う・副う

[自五]線条的なもの、または線条的に移動するものに、近い距離を保って離れずにいる意。
①側近く寄る。ぴったりとついている。万11「埴生の小屋に小雨ふり床さへぬれぬ身にー・へわぎも」。宇津保吹上上「樺桜一列(なみ)なみ立ちたり。それにー・ひて紅梅なみ立ちたり。それにー・ひてつつじの木ども北になみ立ちて」。枕180「立蔀(たてじとみ)の間に陰にー・ひて立ちて」。「川にー・った道」「影が形にー・う」
②基準となるものから離れないようにする。「規定方針にー・って行う」
③かなう。適応する。「ご期待にー・うよう努力します」
④あるが上に加わる。つけ加わる。源葵「御息所は物をおぼし乱るること、年頃よりも多くー・ひにけり」
⑤つきそう。同伴する。源賢木「親ー・ひてくだり給ふ例も殊になれど」
⑥夫婦として共に居る。つれそう。万11「身にー・ふ妹し思ひけらしも」。狂、猿座頭「身共が所へ連れていて、千年も万年もー・はふぞ」。「ー・われぬ縁をなげく」
⑦交わる。交際する。日葡「ヒトニハソウテミヨ、ウマニハノッテミヨトイウ」「ソイヨイヒト」
[他下ニ]→そえる(下一)
長く連なるものから離れずに進んだり続いたりする場合に「沿」を使う。「線路に沿って歩く」「街道沿って建ち並ぶ商家」。また、[一]2の意でも多く「沿」を使うが「添」も用いる。それ以外は今は「添」がふつう。

広辞苑第五版

とはいえ。長くてなにがなんだか。
万葉集、源氏物語、狂言、枕草子、宇津保物語
これらを習得すれば尚良しということでしょうか。

ワ……。

ひとりしずか、ふたりしずかという花がありまして、ひとりしずかはひとりで立って、ふたりしずかはふたりで立っています。

双方センリョウ科に属しています。センリョウは千両のこと。
静御前に由来して名付けられている。

ふむふむ。

静、生まれた子供が男の子だったらしくて、義経の子だから殺されてしまったんですよね。
引き離される時に泣き喚いていたという記憶があるけど、普通に考えて自分の子供なんだから怒るし泣くし喚くよね。

母という生き物を馬鹿にする男性は多いし、過小評価する女性は多いです。
それは「男の言うことを聞く母という女」という目線や「自分の仕事はやって当然だから」という考えが大きく関わっていると思う。

「腹を痛めて産んだ子と母」の美化は多いし、「腹を痛めず産んだ(無痛分娩を遠巻きに表している)母」への侮蔑も聞く。

とにもかくにも、そう言っているあなたは母という名の女から生まれたし、腹の中で育ててもらったのだ。それを君は出来るのかね?と尋ねたいし、生物学的に出来ないとしても、よく考えて欲しい。

ここで理解が出来ない人は、勉学が足りない、想像力が足りない。そこからくる人間としての情が足りない。かなしいことよ。

「女は産む機械」「24までに結婚できない女は売れ残り(クリスマスケーキに揶揄された)」「子を産めない女は非生産的」どれも実際、平成の日本で話されてきたことです。

令和になって第一次産業を蔑む政治家もいましたね。「野菜を売ったり牛を育てる人よりも君たち(市役所に勤める新入社員)は知性が高い(すなはちこれらの人は知性が低い)」と静岡県知事が言っていました。

東京医科大学では、女性受験者の点数だけ一律に下げて、ある程度男性に優位に働くように試験を操作していました。

虎に翼でも話していますね、妻は夫に許可なく何もかもをする自由はありません。

過去、女性は感情的、男性は理論的にものごとを話すと言われてきました。あなたは上の文章を見てもそう思いますか?

私は、男性の考えが及ばず且つ女性の話を聞かないので、何度言っても話が進まないことに女性が怒るのだと思っています。今もそう思います。

性差は何事にもあります。歩み寄りのない昨今、いかがお過ごしでしょうか。

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