見出し画像

「過去の記憶を修正せよ」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「過去の記憶を修正せよ」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへの感謝を込めて、贈ります。



「過去の記憶を修正せよ」


あなたを苦しめている原因の大部分は、

過去の記憶であるはずだ。


あなたは、

セピア色の写真集でも眺めるように、

過去の点景を見つめている。


本当は無尽蔵に、

記憶の写真館には、

いろんなシーンの写真がある。


喜びのシーンも、

悲しみのシーンも、

たくさんある中で、

あなたは幾枚かの写真を選び出して、

それを何年も、何十年も、見つめ続けているのだ。


実は、

あなたの記憶は、

縁起の理法とは逆であることが多い。


あなた自身は、

過去の失敗や、人に害されたことが原因で、

現在の自分が不幸であることを証明しようとする。


しかし、真実は、

現在あなたが不幸だから、過去の不幸写真を見つめているだけだ。


現在ただ今、自分は幸福であると宣言せよ。

さすれば、記憶の写真館からは、

幸福なシーンの写真ばかりが出てくるだろう。

過去の記憶は修正することができるのだ。


(大川隆法「心の指針32 「過去の記憶を修正せよ」)



〈感想・気づき〉

私たちは過去の苦しかった経験・悲しかった経験をいつまでも引きずっていることがあります。

たいていの場合、人からされて悲しかったことや、人生で一番辛かった時のことばかり印象に残ってしまいがちです。

ただ、長い人生のなかで、本当にその悲しく辛い記憶だけがあなたの大部分を占めていたのでしょうか?

実際は、そんなことはないはずなんです。

たとえば、大恋愛の末の失恋を引きずっているとします。

人生かけての恋愛だった場合、受ける傷も深く、何年も苦い経験を持ち続けることもあります。

でも、その恋愛に入る前には、両親や家族との温かい時間が何年もあったかもしれないんです。

1年の大恋愛・大失恋の前に、15年の幸福な日々があったかもしれない。

なのに、私たちときたら、その15年のことはすっかり忘れて、悲しかった1年の最後の別れの時ばかり思い出してしまうんです。

これが、「本当は記憶の写真館には喜びのシーンも悲しみのシーンも沢山ある中で、何枚かの写真だけを選び出して、何年も何十年も見つめている」状態なのだと思います。


あなたがもし、現在が不幸のさなかにあると思っていたとしても、客観的に見たら、幸せな時間の方が長かった、ということだってあるのではないでしょうか。


主観的に人生を見てしまうと、どうしても印象的な出来事がズームアップされてしまうものなんです。


でも、苦しんでいる時に、支えてくれた方はいらっしゃいませんでしたか?

心配してくれた方、見守ってくれた方が誰もいなかった、という方はなかなかいないのではないですか?

そして、そんな周りの人たちからの心配を受け付けず、
「放っておいてくれ!自分の苦しみなんて誰にも分からない!」
と心を閉ざしたのは、あなたご自身ではなかったですか?


現在の自分が幸福になれば、過去にまで遡って、「いい経験だった」と思えるものだと教えていただいています。

もし、今もまだ、
「あの時は辛かった。今も不幸だ」

という気持ちでいっぱいなのであれば、それは、

「過去の失敗や、人に害されたことが原因で不幸なのではなく、
現在あなたが不幸だから、過去の不幸写真を見つめている」

のかもしれません。

実際、人生が再び上向いてきたときには、
「あの時の挫折があったから、今の自分がいる」
と思えるようになる方が多いです。


その時がまだ来ていないということは、あなたの人生がまだ浮上していない証拠。

そうであるならば、まず最初に、「現在の自分は幸福である」と宣言しませんか

「自分は幸福である」という出発点に立つことで、過去から思い出せる写真も、幸せなものばかりになっていきます。

現在がハッピーエンドならば、
「過去の辛い経験は、すべて、自分を鍛えるための砥石だった」
と考えられるようになります。

そして、見事に「未来への教訓」という素晴らしい学びの「記憶」に修正されていくのです。


それでは今日の宿題です。

あなたのなかの、「辛く悲しい記憶」の一つを、「学びのある有難い教訓」へと修正してみてください。

できれば、明るく笑い飛ばしながら、その経験を誰かの参考に話せたら最高です。

きっと未来は明るく輝いていくでしょう。

つたない気づきを共有させていただき、誠にありがとうございました🌟


☆本日の記事は、こちらのマガジンに所収予定です♪


☆自己紹介・サイトマップはこちらになります❣

全記事一覧を出しています。参考になる記事がありますように。↓↓


☆「X」もやっています!よろしければフォローお待ちしています♪↓↓

真理花@大川隆法著作愛好家(@Marika777hs)さん / X (twitter.com)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?