私が子どもに負けたと思ったこと
首都圏では中学受験が終わって大学受験の真っ最中、高校受験生のいるご家族もあると思う。我が家の12年前のことを思い出す。
中2から塾にも通って準備していた大学受験で、高2の頃受けても合格確実と言われていた第一志望の学校は補欠で結局順番が回ってこなくて4月1日を迎えた。東日本大震災の年の春、入学式もできないまま子どもはすべり止めと言いたくないけどすべり止めの学校に進学した。
そのことを引き摺らないフリをしつつずっと引き摺っていたのは親の私で、本人はそこが自分の適正校と受け止めて気持ちを切り替え大学生活を満喫した。
二つの部活を見比べてより仲間ができると思った方に所属して4年間続けて幹部にもなった。繋がりが希薄なのが当たり前の大学時代にクラスメイトもできて一生の友となったよう。そして高校卒業と同時に始めた飲食のアルバイトも4年間続けて周りの人に重宝がられたらしい。
就職難が終わりかけたころの就活だったけど自分に合った職場を見つけて勤続8年目を迎える。なんでも途中でやめられないのは不器用なほどで転職が当然の今の時代、化石じゃない?と親でも思う。
だから昨年結婚したけど死ぬまで別れなさそう、知らんけど。
というわけで、受験生をお持ちの皆様方、お子さんを信じてくださいませ。たいてい親より本人の方が強いもの。こちらは何度涙にくれたことやら。そんな必要なかったんだなと10年も経てば思います。渦中はそれどころではないでしょうからどうぞ体調にお気をつけてお過ごしください。
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