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ATM婚と鬼嫁を避けて、ハイスペ男性が幸せな結婚をする方法

結婚相談所マリアージュ・プリヴェの葉月です。以前投稿した「キャリア女子が幸せな結婚をする方法」に多くの反響をいただきました。お読み下さった皆様、X等でリポストして下さった皆様、大変ありがとうございました。

今回は、「ATM婚と鬼嫁を避けて、ハイスペ男性が幸せな結婚をする方法」をお贈りしたいと思います。

当相談所の会員様の多くは、いわゆる「キャリア女子」の方々なので、今まであまり男性向けの発信はして来ていませんでした。ただ、会員様のお相手男性や、元職場(外資系金融)の人達、夫(医師)の職場の人達の様子を見聞きする機会は多く、ハイスペ男性の婚活(結婚相手選び)に関しても、役に立つ情報を多く持っていますので、今後少しづつ発信して行けたらと思っています。


1.男性の婚活は大変

結婚相談所の仲人として日々実感していること、それは「男性の婚活って大変!!」ってこと。もちろん、婚活は女性も大変なのだけど、男性の婚活には男性特有の大変さがある。例えば・・・

  1. 金銭的な負担が多い

  2. リードしなければいけないのに、積極的過ぎてもいけない

  3. 悪者にされやすい

  4. 「やり切れないこと」がたくさん起こる

  5. 仲人に何でも話せる訳ではない(話したくないこともある)

ぱっと思いつくだけでも、「わかりやすい大変さ」がこれだけあります(他にも挙げればきりがない)。もちろん、女性には女性ならではの婚活の大変さがたくさんあるので、「そうだ!そうだ!男ばっかり何でこんなに大変なんだ!!」と、大合唱はしないで欲しいのですが(男性って、あまり不平不満を言わない方が多いのよね)、男性の婚活が大変なことは重々理解しているつもりです。

なので、せっかく婚活をするのであれば、

「幸せな結婚生活を送れる、とびっきりの女子」

を射止めて欲しい、と思っています。そして私がこう思うもう一つの理由、それは、「夫が妻を大好きな家庭は、なんだかんだ円満」なことが多いから。

婚活をしている男性は、もちろん「幸せな結婚生活を送れる相手」を探したいと思って婚活をしていると思います。しかし、現実には、いわゆるATM婚・鬼嫁・メンヘラ/モラハラ嫁と呼ばれてしまう様な結婚相手(以下、総称して『ハズレ妻』と言わせていただきます)を引いてしまい、本来は「仕事で疲れた羽を休める場所」である【家庭】が、「職場より心休まらない場所」になってしまうという地獄を味わう男性は後を絶ちません。

そして、ハズレ妻を引いてしまう男性には、実はハイスペ男性が多いのです。今日は、ハイスペ男性がハズレ妻を引いてしまう原因と、そうならない為の対策について解説して行きたいと思います。

2.「若くて可愛い」を最優先してしまう

今まで、数多くの男女の恋愛・結婚の様子を見てきましたが、男性は女性を選ぶ時に、「若さと外見」を圧倒的に重視します。もちろん、女性も同じような部分はあるのですが、「重視する度合いの強さ」で言えば、男性の圧勝かと思います。

私は、元々男性の友人や仲の良い同僚も多かったので、結構、マインド的には男性よりな部分もあったり、普段は外には出せない『男子の本音』みたいな部分もたくさん知っているつもりです。もちろん、女性にも男性には言えない『女子の本音』はありますが、外に出した時の「ヤバさ」は、男子の本音の方がエゲツナイ・・・というか、女子って、「うまく言葉のシュガーでコーティングする」ので、エゲツナイ本音でもなんだかもっともらしく聞こえるんですよね。でも、男子って、正直だから笑。

最近は、「コンプライアンス、重視っ!!!」みたいな世の中なので、中々書きにくい部分もあるし、今も「どこまで書いても許されるのか」実は内心ビクビクしているのですが・・・

男性は、「可愛くない女子と結婚なんて、できない」と思っている人は多いと思います。そして私は、「それでいい」と思っています。だって、結婚したら、(100%の人が守っている訳ではない、とは言え)妻以外の女性と関係を持つことは「不貞行為」になってしまう訳です。

「この子、可愛いなぁ」と、ついつい目を細めてしまうことがない様な相手とは、結婚しない方が良いと思います(お相手女性も不幸です)。若さの魅力を含めて「可愛いなぁ」と思える子を選んでいいと思います。

ただ・・・、ただね、

「この子、可愛いなぁ」は、外見だけでなく、性格・言動含めての「可愛いなぁ」じゃないとダメです。(←ここ、重要!!)

結婚相手は、グラビアアイドルではないので「ただ眺めているだけ」という訳には行きません。毎日一緒に生活して、家事を分担して、収入を分かち合う。親戚含めた人間関係を分かち合う。子供ができたら、大変な育児を分かち合う訳です。

どんなに美人な女性でも、可愛い女性でも、若い女性でも、「性格に疑問を感じてしまったら、長期的に愛することは難しい。可愛くは思えなくなる。」ということを肝に銘じて下さい。正直に言って、この部分を甘く考えている男性は結構います。

「好みの外見・顔の女子だと、何を言っても、何をしても、可愛く見えちゃうんだよなぁ・・・」

はい、言ったことがある人、手を上げて。

この発言ね、対彼女にならいいのよ。お付き合いする彼女なら、ぶっちゃけこういう基準で選んでもいいと思う。だって、それで「やっぱり性格が合わないと、キツイわ」ってなったら別れればいいだけですから。でも、結婚相手をこんな感じで選んでしまうと・・・その先にはかなりの高確率で、

ATM婚
鬼嫁婚
メンヘラ・モラハラ婚

が待っています。

3.女性の「裏表」を見抜けない

結婚相手選びに失敗してしまい、「鬼嫁で辛い」「妻にXXXされている」等々と夜な夜なXに投稿したり、実際に別居や離婚に至ってしまう男性に話を聞いてみると、多くの人は「結婚前には見抜けなかった」と言います。しかし、これは本当にそうなのでしょうか。

以前、大学の友人男女数人で集まった際、その時に来ていた男子1名が、まさに「ATM婚・鬼嫁婚・メンヘラ婚」のトリプルコンボの様な相手と結婚してしまい、やっと離婚できたばかり、という状態でした(泣)。彼は、結構なハイスペ男子です。本人の「俺の話を聞いてクレメンス」というリクエストもあり、参加していた女性陣数人で話を聞いていたのですが・・・

その場にいた女子全員の一致した見解は・・・

「それ、結婚前にわかってたでしょ?何で結婚したのよ?」

というものでした。彼も、はじめは

「いや・・・わからなかったんだよ。。気付かなかったんだよ・・・だって、可愛かったんだもん(君たちみたいに、こんなにガンガン詰めて来たりしない子だったんだよ~:心の叫び!)」

って言っていたのですが、ある女子の

「〇〇君さぁ、わからなかったんじゃなくて、薄々気づいてはいたけど、可愛い彼女を失いたくなかったから、見て見ぬ振りしたんでしょ?何とかなるだろうって、甘く考えてたんでしょ?

という、正に身も蓋もないド直球な言葉に、「そうだよなぁ・・・薄々気付いては・・・確かにいたよなぁ・・・今思えば、XXXXも、XXXも、XXXもあったし・・・云々」

と、白状するありさま・・・ということがありました。

ATM婚してしまう男性、鬼嫁を引いてしまう男性、メンヘラ嫁を引いてしまう男性・・・そういう男性が「嵌ってしまった女性」の中には、もちろん「全くその兆候」を見せない必殺仕事人の様な女性もいない訳ではないと思います。でも、冷静になって考えればわかる様な片鱗・兆候があったのに、「目の前にいる可愛い、自分のタイプど真ん中な彼女」にボーっとなって、目を瞑ってしまった、又は、「結婚すれば改善されるだろう」という根拠のない希望的観測に人生を委ねてしまった、という男性は多いのです。

以下、『ハズレ妻』の片鱗・兆候である可能性が高い女性の言動や傾向について書いておきます。

機嫌の悪さで、相手をコントロールしようとする
例:デート中に何か「気に入らないこと」があると露骨に不機嫌になる

気分屋・気持ちの上下が激しい&それを表に出してしまう
例:「行きたくないから」という理由でのドタキャンが複数回ある、怒ると無口になる

極度のコミュ力不足
例:自分の中で勝手な前提(相手は知らない)があって、それに基づいて話をしてくる(いわゆる『サリー・アン問題』的な)

認知の歪み・被害妄想
例:「私なんてどうせ〇〇だし」等、「そんなことないよ!」と必死にフォローしなければいけない話を頻繁に振って来る

過去に「ヤバイ男性」とばかり付き合っていて、克服できていない
例:浮気性の男性・DV男性・お金を貢がせる男性等々を「即切る」が出来ないでずるずる関係を続けてしまうタイプで、それを直せていない

4.結婚相談所特有の『落とし穴』

結婚相談所は、男女共に「真面目に結婚を考えている人」だけが活動している、というメリットがあります。また(IBJ系列の結婚相談所であれば)、成婚退会(=婚約)まで、婚前交渉が禁止されている、という女性にとって大きなメリット(=より安全に婚活できるメリット)があります。

男性にとっても所謂「飯モク(言葉が悪くてごめんなさい!)」、サクラ、営業、宗教や(怪しげな)投資の勧誘、お金の無心等々がないという安心感があると思います。

私は、結婚相談所を運営しており、男女共に「結婚したい気持ちがある人」の婚活としては、第一に考えるべき選択肢は結婚相談所だと思っています。実際に、

「アプリでは変な人(ドタキャン、高いお店を指定して奢らせる、金品をねだる等々)にしか会えなかった」
「偽医者・偽エリートではないかと、尋問レベルに疑われて辛かった」
「遊び目的の詐称プロフ男性(年収倍盛りなど)に埋もれてしまい、良い女子とマッチングできなかった」

等々な男性が、結婚相談所に入って・・・

「こんな世界があったんだ~!!!」

と、幸せ一杯に、素敵な女性と短期間で成婚して行く姿は何度も見て来ています。しかし、その一方で、中には「結婚相談所でATM婚・鬼嫁婚・メンヘラ/モラハラ婚」をしてしまう男性もいます、というか・・・

結婚相談所だったから、「ATM婚・鬼嫁婚・メンヘラ/モラハラ婚」を引いてしまった、と言わざるを得ない状況の男性も世の中にはいるのです(因みに、当相談所の男性会員様でそういったハズレ妻を引いてしまった方は今のところいません)。

結婚相談所のシステムは、良くも悪くも

①短期間で

②結婚しやすい

様に設計されています。細かいルールの一つ一つが、実はものすごく練られている。そして、間に「仲人」があって取り持つので・・・

『ハズレ嫁』の片鱗・兆候である可能性が高い女性の言動や傾向が見えにくくなる(又は、上手く隠されてしまう)ということが多々発生します。

もちろん、ほとんどの仲人は、「(故意に)自分の担当会員の悪い部分を隠し通そう」と考えていたりする訳ではありません。でも、(多くの)仲人は自分の担当会員様のことを本当に大切に思い、「結婚して欲しい」「どうすれば、結婚できるだろうか」ということを、それこそ「母親・父親・姉・兄」の様な気持ちで考えています。

もちろん、客観力のある仲人、冷静な仲人であれば、「会員様の直すべきところは直せるように。直せないところは、それでも受け入れてくれる異性と結婚できるように。そうしないと幸せな結婚生活にはならない。」と理解しています。しかし、IBJの加盟店だけでも、結婚相談所は全国に2000社以上あります。ついつい、「自分の会員様が可愛い」になってしまい、意図的であるにせよ無いにせよ、結果的に「欠点や良くない部分を隠す様な方向」でアドバイスしてしまう仲人は一定数います。

また、会員様自身も、結婚相談所での婚活中は「仲人に相談できる」ので、そこで思いとどまって、「激し過ぎる気分の浮き沈み、おかしな思い込み」等々をお相手男性には見せないでいられる(マイナス面を仲人が受け止めてくれるので、男性にぶつけないで済む)」というケースもあります。良くも悪くも仲人が「緩衝材」になってしまうのです。

ここまで読んで「え、、、それなら、結婚相談所はやめた方がいいの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。結婚相談所には、結婚相談所特有の『落とし穴』がありますが、それは事前に知っていれば、ほぼ確実に回避することができます。

結婚相談所特有の『落とし穴』を回避する方法

①「二人でいる時の彼女」の言動・表情をしっかりと見極める
相談所経由での「お気持ち確認」等はもちろん有効活用して欲しいですが、相談所経由でしか大事なコミュニケーションが取れない女子、相談所経由で聞く「彼女の気持ち」と、実際に一緒に居る時に彼女から受ける印象が異なる女子には気を付けましょう。

②一緒にいる時の、「ちょっとした違和感」「すれ違い」「話が通じない感」を無視しない
そこで即切るのではなく、「そういうもの」として一旦受け止め、経過観察をする必要があります。積み重なる様であれば、【彼女の気持ちが自分に向いている状態で(そこは、仲人を活用して確認して下さい)】、違和感について話してみることをお勧めします(言い方は要注意。「違和感がある」ではなく、何か事情があるのかを聞き、その上で「こういう風にしてくれたら嬉しい」という伝え方をする)。

③女子の気持ちに寄り添う
一般的に、女性は男性よりも遥かに警戒心が強いものです。なので、「この人には本音(気持ちや考え)を言っても大丈夫(強い口調で反論されたり、無視されたり、はぐらかされたりしない)という信頼がないと、中々本音は話してくれません。そして、女性は男性より警戒心が強い分「相手の気持ちに対する鋭さ(本能的なもの)」も持っています。

恐らく、男性が「本当のことを話して欲しいから(それでハズレ妻を避けたいから)信頼関係を築こう、女子の気持ちに寄り添おう」としても、それは見抜かれてしまいます。それこそ、女性から男性への「違和感」となってしまいます。

相手のことを本当に「大切に思う気持ち」を見せてこそ、初めて女子は安心して自分の「本音(マイナスな部分も含めて)」を見せてくれます。「そんなに心がキレイな女子ばかりではないのでは?だからこそ、ATM婚や鬼嫁になるのでは?」と思う男性もいるかもしれませんが、それは大丈夫です。

ATM婚をしたり、鬼嫁・モラハラ/メンヘラ嫁になる様な女性というのは、相手を見ます。「この人は、ATMにできるか?この人なら、鬼嫁になれるか(自分が上になれるか)?」を考えている・・・と言うよりは、「この人になら、我が儘を通せるかどうか」を本能的に見抜きます。そして、「行ける」と思ったら徐々に本性を現して来るのです。

まずは、相手の女性を大事にする、気持ちに寄り添う、信頼関係を築く、ということをやってみて下さい。その結果、裏表がない女性であれば、信頼関係を築いた後でも彼女は変わりません。価値観の相違や、マイナスな部分や弱点があっても、それを正直に打ち明けてくれて、歩み寄ってくれる、マイナス点は改善したいと伝えてくれる女性なら、お互いに歩み寄って、更に関係を構築していくという選択肢も検討に値すると思います(但し、経過はしっかりと見極める必要があります)。本性を現わして、調子に乗って来る(要求や理不尽さがエスカレートする)女性なら、お別れしましょう。

5.『ハズレ夫』にならない為に

ここまで、ハズレ妻の実態やそれを避ける為のヒントを書いてきましたが、ここで少し考えて欲しいことがあります。それは・・・

ハズレ妻は、本当に『ハズレ妻』になることを望んでいたのか?

ということです。ATM婚に関しては、

ひかりん氏の note「あなたの人生を狂わせるATM婚狙い女性の見分けかた教えます」https://note.com/konkatsu_consul/n/n07092f7f0e9f

が本当に秀逸で、特に「(独身男性は)Gene軸とDad軸で分類される」という視点は非常に有用なので、そちらを読んで欲しいのですが、私が常々思っていることは、

何も好き好んでATM婚を目指す女性は、ほとんどない

ということです。女性だって、男性だって、

「①異性としての魅力・性的な魅力」と
「②安定した生活のパートナーとしての魅力(経済力、家事力、父性・母性、包容力、育児力、貞操観念の高さ等々)

この両方が備わった相手と結婚したい、というのが本音です。しかし、実際には、「①も②も、相当高い人」というのは中々いません。いたとしても、多くの人にとっては、「中々手が届かない存在」だというのが現実です。また、①と②は時に「相反するもの」となってしまうケースも多々あります。

そんな中で、多くの男女は、

「性的な魅力がとても高いけれど、常に色々な異性に囲まれて、相手をとっかえひっかえする様な人とは結婚したくない」と考えたり、「性的な魅力だけで相手を選ぶと、ひどい目に遭う」ということを自身の恋愛経験や他の人の恋愛・結婚を見聞きする中で学びます。

①だけで結婚相手を決める女性は、まずいません。どんな女性でも、多かれ少なかれ②も考えて結婚します。そしてその結果、多くの女性は、夫をATMとして扱うことも、鬼嫁になることもなく、「温かい家庭」を築こうと頑張り、実際にそれを実現しています。では、こういう女性と、夫をATMとしか見れなくなったり、鬼嫁化してしまう女性、つまり『ハズレ妻』との違いは何なのでしょうか。

①賢さと、感情のコントロール
そもそものお話になってしまいますが、本気で夫を「ATM」として考え、お金を引き出そうと考えたら、少なくとも「表面的には」愛情を伝え、労い、良好な関係を築いた方が得です(この方が、多くのお金を長い期間に渡って引き出すことができます)。←怖いこと言ってすみません。。

にも拘らず、「夫に愛情を伝え、労い、良好な関係を築いている」ATM婚妻はあまり見かけません。ATM婚妻と結婚してしまった男性は、結婚後早々に「自分はATMとして扱われている」と気付かざるを得ない様な扱いを受けます。

ATM婚に限らず、ハズレ妻全般に対して言えることですが、力や感情的な言動・ハラスメント等で相手を押さえつける関係は、長続きしません。ハズレ妻の場合、自分が専業主婦であることも多いでしょうし、そうでなくても共働きで、夫が専業主夫というケースはほとんどないと思います。そうすると、夫は経済的に自立しているということになります。これがもし、「男性⇒女性」という場合であれば、「女性は専業主婦で、経済的に難しいので離婚したくても離婚できない」というケースもあるでしょうが、経済的に自立している(一人でも生きて行ける)相手を、無理やり「婚姻関係」に縛り付けることはできません。

もちろん、離婚には労力もかかりますし、子供がいた場合は簡単ではないと思います。それでも、ATM婚・鬼嫁・メンヘラ/モラハラ嫁を一生我慢して生きて行こうという男性は少ないです(特に、ハイスペ男性であればなおさら)。そして、それは少し考えればわかることです。

つまり、ハズレ妻というのは「自分がハズレ妻でいることのリスクを理解できていない(思慮深さが足りない)」か、「リスクを理解できても、自分の言動を直せない(感情任せで言動してしまう)」人だということになります。誤解を恐れずに言うなら「賢いハズレ妻」というのは存在しません。

ここで言う「賢い」とは、勉強の出来不出来や、学歴とは全く関係ありません。「自分が幸せになる為に」何が必要か、という思考ができるかどうか、それを実現する為の言動ができるかどうか、という意味での「賢さ」です。ハズレ妻を避けたいのであれば、最低限の「賢さ」を持った女性を選んで下さい。

②「こんなはずじゃなかった」感
多くの人は、パートナーに対して、「こんなはずじゃなかった」「割に合わない」と感じた時に、相手を大事にすることができなくなります。

ハズレ妻になってしまう人の多くは「自分は騙された(被害者は自分だ)
」と考えています。例えば、よくあるのはこんな話です。

A:経済力が十分だと思ったから、性的な魅力が自分より少ない相手と結婚してあげたのに、自分が思っていた程、経済的に余裕がなかった(相手がお金を自由にさせてくれなかった等)

B:誠実で、異性関係で悩まなくて良い人だと思ったから、性的な魅力は自分の希望より少ない人と結婚したのに、意外と女性関係にだらしない人だった(人だと感じてしまった)

C:良い父親になりそうな人だと感じたから、性的な魅力は少し低めだけど、良い両親になれると信じて結婚したのに、妊娠・出産の大変な時に協力的でなかった(酷いことを言われた)

いくつか、例を出してみましたが、なんとなく状況をお察しいただけたでしょうか。はじめから『ハズレ妻』になるつもりなど毛頭もなく、「この人と結婚して幸せな家庭を築こう」と思っていた。しかし、「こんなはずじゃなかった」「割に合わない」と感じて(感じることが積み重なって)結果的に『ハズレ妻』になってしまうというケースは多くあります。

この場合、女性の方が夫を『ハズレ夫』と認識し、その結果、自分がハズレ妻化してしまうのです。

これには
①男性に非があるケース
②男性には非がないケース
③男女どちらにも非があるケース
があります。

つまり、何が言いたいのかと言うと、
ハズレ妻を引かない為には

①ハズレ妻を引かない
②ハズレ夫にならない(妻から『ハズレ夫』と認識されない様にする)

の両方が必要になります。

結婚相談所の仲人として多くのカップルを見ていて思うのは、「男性は、女性の前では、結構見栄を張ってしまう」ということです。私は、これは悪いことばかりではないと思っています。好きな女性の前で「カッコイイ姿」を見せたくて、ついつい頑張ってしまう男性は、既婚者且つ第三者的な立場では「微笑ましく」「応援したい」と感じます。しかし、一番大事な当事者のお相手女性は「(過度な)見栄を張った行動」を良しとしてくれないことが多いです。

例えば、結婚相談所での初回デートでは、男性は女性にご馳走した方が圧倒的に喜ばれます。しかし、「お店の価格帯」は「ちょっと頑張れば支払える価格」を上限にした方が良いです。「無理をしないと払えないお店」に連れて行ってご馳走したり、「見栄を張って、普段の金銭感覚と異なる様な発言」をすることは自分の首を絞めます。

たまたま、出張で上司と一緒だったから乗ることができた、飛行機のビジネスクラスの写真を見せて、「やっぱり海外に行く時は、ビジネスじゃないと」とか、言ったりしていませんか?

実家が太い同僚の結婚式(豪華ホテルでの披露宴)の話をして、女性に変な期待をさせていませんか?

「想い出や、一生に一度のことにはお金をかけたい派なんだよね」などと言っていませんか?ハリーウィンストンの指輪がいくらするか知っていますか?

中には「いや・・・そこから〇〇を期待するのは、飛躍し過ぎじゃない?」と感じる様なケースもあるかもしれませんが、男性だって、女性が「私、露天風呂が大好きなのよね!お部屋にお風呂が付いている旅館とか、憧れるなぁ」って言ったら、

え??何、一緒に行きたいってこと?結婚相談所だから、プロポーズして成婚退会後かな。もうプロポーズしてもいいの?彼女はもう僕に決めてくれているってこと?とりあえず・・・

旅行サイト検索しておくかな(いや・・・旅館とか、詳しくないから、一応調べておかないと。一応調べるだけだよっ。)

みたいに、なりませんか?(知らんけど)

まぁ、女子はね、かなり前のめりに婚約指輪の検索とかしてるから!!ハリーとグラフと、どっちがいいかな、とか真剣に悩んでるから!(※そうじゃない人もたくさんいるけど)

「結婚後に、こんな生活がしたいよね。こんな家庭がいいよね。」というお話は、ぜひたくさんして欲しいのですが、「見栄を張って、実現不可能なこと」を言ったり、匂わせたりしない様に気を付けましょう。

多くの(まっとうな)女性は、結婚相手の男性に、経済的なことで無理をさせたいとは思っていません。でも、「これくらいはできるよ。これくらいはしたいと思っている。」と言っていたことを翻されると、「私にはそこまでする価値がないと思っているのかな?」と感じてしまうのです。

経済的に出来ないことを無理して欲しいとは全く思わない。
でも、出来ることなのに、それをしてあげる価値がない女性だと思われるのは耐えられない。

この、微妙な乙女心を理解できる人でいて下さい。

(ここで、そうではなく「〇〇君、ちょっと見栄を張って無理目のことを言ってくれていたんだな。私の為に、一生懸命だったんだな。可愛いな ♡」と思ってくれる程の『器』を求めるのであれば、年上女性を狙って下さい。)

女性(特に、自分があなたと同じくらい稼いでいる訳ではない女性)は、例えばあなたが年収1000万だとして、どれくらいの手取りがあるか、どれくらいの「贅沢ができるか」をわかっていないことがほとんどです。年収1000万って、実は都心でハイスペ男性が一人暮らしをする場合、そんなに贅沢できる額ではありません。少なくとも「彼女に、ブランド物をガンガン買い与えることができる様な年収ではない」と思います。ましてや結婚したら、子供ができたら、郊外に引っ越さないと家計が厳しいし、妻に共働きをして欲しいと思うことも多々あると思います。でも、それをわかっていない女子は結構多いのです。

交際当初は、「ちょっと見栄を張る」「ちょっと無理をする」ということもある程度は大事かもしれません。しかし、例えば、結婚相談所での婚活なら、

・真剣交際へ進む前
・プロポーズ(婚約)をする前

には、しっかりと「等身大の自分(自分の身の丈に合った生活水準)」を伝えて下さい。相手が、自分とは異なる職業・年収・学歴・育ち・家庭環境のお相手であればある程、ここは丁寧に念を入れて行う必要があります。相手は、本当にわからない(だから勝手に自分に都合の良い解釈をしてしまう)のです。

6.終わりに

さて、いかがでしたでしょうか。ハイスペ男性にとって、結婚相手選びはすごく重要です。仕事でどこまでパフォーマンスを発揮できるか、それはどういう結婚相手を得るかで変ってきます。

結婚は、相手を間違えさえしなければ、すごく良いものです。本当に、言葉通り「仕事で疲れた羽を休めることができる場所」を得ることができます。疲れて帰った時に、笑顔で癒してくれたり、優しい言葉をかけてくれたり、黙ってハグをしてくれたり、仕事が上手く行った時には、自分の事の様に一緒に喜んでくれたり。そして、結婚することによって、子供を持つこともできるかもしれない訳です。

温かい家族を持つ、ということは、仕事で成功する、というのとは別次元での「幸福」を与えてくれます。もちろん、大変なことも多いけれど、天寿を全うして人生を終える時に、何を思うか、何を思いたいか。恐らく多くの人は「自分は仕事でこれだけの功績を残した!これだけ稼いだ!」よりも「こんなに良い家族に恵まれて、愛して、愛されて、幸せな人生だったな」と思いたいのではないでしょうか。

結婚したいと真面目に考える男性に、素敵な人生の伴侶を得て欲しいと願っています。


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結婚相談所マリアージュ・プリヴェ

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