見出し画像

この夏はロゼワインを!

初夏にぴったりのロゼワインは、そのフルーティさとさわやかさで鮨の繊細な味わいを引き立てます。とくに夏の暑い日には、ロゼワインと鮨のペアリングを楽しむ機会が増えるのではないでしょうか。ロゼワインといえば、南仏プロヴァンスが思い浮かぶかもしれませんが、実はブルゴーニュ地方のマルサネ村でも高品質なロゼが生産されています。

プロヴァンス地域のロゼワインはグルナッシュ、シラー、サンソー、ムールヴェードルなどのぶどうからつくられ、フルーティでフローラルな香りが特徴です。おだやかな酸味とベリーやピーチ、メロンのようなフレッシュな果実味が、イカと大葉の握りや肉厚の生帆立など、ハーブやミネラルを含む鮨ダネとよく合います。

一方、マルサネ産のロゼワインは、主にピノ・ノワールでつくられ、エレガントで繊細な風味があります。たとえば、今夜抜栓した「ルイ・ジャド ロゼ・ド・マルサネ ドメーヌ・クレール・ダユ2020」。赤い果実やチェリー、ラズベリーのような香り、やさしい果実味とひそかに感じるタンニン、バランスのとれた骨格をもっています。マルサネ産には、脂がのったトロ、赤身、馬肉などの濃厚な味わいの鮨との相性が抜群です。

鮨とロゼワインのペアリングでは、鮨ダネの風味の強さとワインのボディ感を合わせることが大切です。軽やかでフレッシュな鮨には、フルーティで軽いプロヴァンスのロゼが適しています。一方、濃厚で脂の乗った鮨には、フルボディのマルサネ・ロがマッチします。これらのポイントを押さえることで、鮨とロゼワインとのマリアージュをより深く楽しむことができるはずです。この夏は、ぜひロゼワインもお試しください✨✨

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?