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東京コミコン2023|備忘録

書き出してみたら思ってた以上に長くなったので目次をつけました。
見たいところだけ読み飛ばしていただいて大丈夫です。


コミコン初参加の経緯

2023年12月9日(土)に人生で初めてのコミコンに参加してきた。

コミコンのことは「映画俳優と一緒に写真を撮ることができる」くらいの薄い知識があるだけだったけど、何年か前から存在は知っていて、特にウィーズリー家兄弟やレゴラスが来てた時は行きたい会いたいという思いはあったものの、初めて行く場所に一人で行けない人間なので指を咥えてツイッターやインスタに流れてくる写真を見ているだけだった私。

今回初めてその存在を知ったらしい妹から誘われて東京コミコン2023に行くことになり大感激。妹ありがとう。


チケット購入から事前準備まで

財布が許せば全員と写真撮影する気満々だったけど今回は私が一番撮りたいユアンと妹が一番撮りたいカンバーバッチのみチケットを取ることに。いざ初参加で買えなかったらショックだから買えたらラッキーくらいの気持ちで販売初日を迎えると、なんと時間帯を選ぶ余裕があるほどあっさりと購入完了。
「もしかして意外と簡単に取れる?」と調子に乗った私たちはマッツとトムヒにもチャレンジした結果あっけなく惨敗。さすがにそこまで甘くないか…と少ししょんぼりしつつも早々に切り替えてユアンとカンバーバッチへの思いを馳せる。

優しい先人たちが持ち物だったり心掛けだったり注意事項だったりをネットの海に載せてくれていたのでそれを見ながら当日の持ち物や服装を決めたりポーズどうするか話し合ったりしてドキドキワクワクしながら心ここに在らずな毎日を送っていた。


いよいよ当日

朝一にカンバーバッチとの撮影だったので9時前くらいに現場到着。
購入した入場券や撮影券を引き換える受付ブースは毎回長蛇の列と事前情報で見ていたので早めに行ったけどちょうど波が落ち着いたのか並ばずに引き換えることができた。

券を引き換えたら撮影会場に直接入場し、あとは開始時間までしばらく並ぶ。撮影会場は広いホールに俳優ごとの簡易ブースが建てられていて、この俳優さんはこの列に行ってくださいと誘導される。ブース直前になると買い物カゴが置かれた長机があって、バッグやコートは全てカゴに入れてからブースの中に入る。


ベネディクト・カンバーバッチとの撮影会

カンバーバッチの列に誘導されて並んでいると、開始時間間際にブースの方から黄色い声が聞こえた。後からツイッターで知ったのは、この時トムヒがカンバーバッチのブースに挨拶?しに来てたとか。他の俳優のブースにサプライズで他の俳優が遊びにくることもあるらしい。
カゴにバッグとコートを入れてブースに入ると、目の前にはカンバーバッチと前に並んでた人たちが撮影中。初めて肉眼で見るドクター・ストレンジに興奮するも、スタッフさんが結構ピリついた空気のため小声になる私たち。前もって考えたポーズ:指ハートをしつつ、順番に前に進む。直前の人のカンバーバッチの横に立つと、スタッフさんが私たちの背中に手を添える。直前の人の撮影が終わった瞬間、スタッフさんから前に押し出されて気付いたらカンバーバッチの腰あたりが目の前に。押されて前のめりになった姿勢を正そうと前を向いたらフラッシュ。またもや押し出され気付いたらブースの外。ここまで体感2秒。思い返せば一言も交わしてないな?それとも記憶にないけどHelloくらいは言われてたのかな?
挨拶して、「ポーズどうする?それね、OK」みたいな会話して、身なりを少し整えて撮影して、お互いにお礼言ってブースを後にする、のような流れを想定していたけど、実際は回転!回転!さっさと回転!という感じで、餅つきとかわんこそばとかに参加したような気分。
出来上がった写真を見ると、引きつってはいるもののなんとか笑顔で写れてはいたのが幸いだった。
会話もなく目が合うこともなく本当に目の前にいたのかも疑ってしまうくらい一瞬で締め出されても、写真一枚で幸せな気持ちになるからスターって本当にすごい。


出展会場

これがコミコンか…!と洗礼を受けた気持ちになって撮影会場から出展会場へ移動。企業がグッズを販売してるブースや、アメコミ作家さんのブース、撮影に実際に使用された映画グッズ展示のコーナーなど、見どころたくさん。同じように人もたくさんだったので全ては見て回れてないかも。

妹はマッツのクッションが欲しかったみたいだけど、私たちがブースに入れた頃にはすでに売り切れていた。さすがマッツ。
私は他ではあまり見かけたことのなかったラッシュアワーのTシャツを見つけて大興奮だったけど何を思ったのか結局買わず、あの時買えばよかったと今でも思い出すくらいとても後悔している。

出展会場にはステージでのイベントもあって、そこに俳優陣が出てくることがある。
私たちは俳優陣が揃う開会式やマッツ、トムヒのステージがちょうど撮影会の時間とかぶっていたためモニター越しでしか拝見できなかったのがちょっと心残りだった。


ユアン・マクレガーとの撮影会

会場外のレストランで腹ごしらえして、夕方のユアンとの撮影に間に合うよう再度撮影会場へ並ぶ。
「ユアンさんの撮影はこちらの列へどうぞ」と誘導されて歩いていると、なんと目の前にユアンが!!!!!!!!!!!!!!

撮影会場では撮影会のほかにサイン会もやっていて、撮影ブースの前に小上がりのような小さなステージ台があって、ステージ上に置いてある長机で俳優がファンからグッズを受け取ってそれにサインする。

私たちの撮影会の前はサイン会を行なっていたようで、時間が押していたのか幸運なことにユアンを間近で長時間堪能できる機会が!!!!!!!
自分の前に来たファン一人一人の目を見るユアン。ファンに微笑むユアン。ファンと会話するユアン。ペンを受け取るユアン。グッズに丁寧にサインするユアン。スタッフさんと談笑するユアン。一瞬たりとも見逃しまいと相手が不快にならない程度に凝視。

ユアンの両サイドにはユアン側のスタッフさんなのかマネージャーさんなのかが数人座っていて、ファンからグッズを受け取ってユアンに渡したり、ペンをユアンに渡したり、ユアンと談笑したりしていた。仲良しなんだな。
(ユアンとお話しするためか終始撮影会待ちの列に背を向けて座っていたスタッフさんが半ケツ状態で、ユアンだけに集中したいのに視界の端に肌の色がチラついてどうしようもなかった)

10〜15分くらいユアンがサインする姿を堪能し、最後の一人が終わると立ち上がって私たち撮影会待ちの列に挨拶するユアン。
「See you in a few minutes, guys!」とかなんとか「またあとでね!」とにこやかに手を振りブースの中へと消える。

まだ撮影会始まってないのにどうしてこんなに満ち足りた気分なんだ。

そこからまた5分〜10分くらい経ち、撮影会がスタート。
朝と同様にバッグとコートをカゴに入れてブースの中に入ると、スタッフさんから押されることなく自分の足でユアンの横へ。
するとユアンが私の両肩に手を置いてまっすぐ私の目を見て「How are you?」と挨拶。(してくれた気がする)
私はユアンの目をまっすぐ見返しながら「Great!」と返事。(したような気がする)
お互い前を向いたらフラッシュが焚かれ、終わった後も私の目を見て「Thank you.」と挨拶してくれた。(ような気がする)

ここまでの時間、プライスレス。

体感何秒かも覚えてない。あまりに夢見心地すぎて全ての記憶がぼんやりしている。今でも写真を見てはあの時のことを思い返しているけど、この写真は合成で、あの時の会話や肩に置かれた手も全てが自分の脳が捏造した記憶なんじゃないかと思うくらい。
ちなみに、出来上がった写真は自分の顔がデレデレニヤニヤしていて気持ち悪い仕上がりだった。


最後に

記憶がこれ以上薄まらないうちに残しておきたかったので、覚えてるまま、思ったままを書いた。

すでにぼんやりしているところが多いけど、覚えているのは本当に心の底から幸せな一日だったということ。

好きな人を見ている時は瞳孔が開くから結果的に好きな人の顔がぼんやりとしか思い出せない、みたいな現象を聞いたことあるけど、まさにそれ。

私も人を幸せにする仕事に就きたいな。

一度参加してどんな感じか掴めたので、次回からは一人でも参加できそう。

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