【初めての一人渡韓 #2】空港鉄道・地下鉄・入国出国審査など【帰国後レビュー】
この記事では、KPOPの公演を見るため初めて一人で韓国に行った筆者が、交通手段や空港での手続きについて事前に知っておくと良いと思った情報をまとめていきます。
主に仁川空港→KSPOドームまでの移動で必要な情報について書いていますが、T-moneyカードや空港鉄道、地下鉄、空港での入国・出国審査について興味があればぜひ読んでみてください。
なお、この記事は渡韓前に事前準備について書いた #1 の続きとなります。
#1 の目次は下記の通りです。興味のある方はぜひこちらの記事もご覧ください。
T-moneyカードの購入
今回は空港鉄道(一般列車の方)と地下鉄だけで移動したので、仁川空港でT-moneyカードを買いました。
空港鉄道(A’REX)には
・仁川空港〜ソウル駅までノンストップの直通列車
・各駅に停車する一般列車
の2種類があり、種別によってチケットの買い方が異なります。(詳細は下記リンクが分かりやすいので参考にしてみてください)
直通列車の場合、クレジットカードでチケットを買えますが、一般列車は現金での切符購入かT-moneyカードしか使えません。
またT-moneyカードは現金でしかチャージ出来ないため、一般列車に乗る場合は空港からすぐに現金が必要になります。
私は入国審査が終わり次第なるべく早く移動したかったので、コンビニではなく空港鉄道改札前の自動販売機でT-moneyカードを購入し、改札横のチャージ機でチャージしました。
事前に調べた情報では、2023年の時点でここの自動販売機に
・4000ウォンのシンプルなデザイン
・5000ウォンのラインフレンズのデザイン
の2種類のカードが売られていると見たのですが、
実際には2024年3月末の時点ではラインフレンズのカードのみが売られていました。極力安いものを買おうと思っていたのでこの点は誤算でしたが、
急いでいたのでここは諦めて5000ウォンのラインフレンズのカードを買いました。より安く買いたい方はコンビニ等で探した方が良いと思います。
T-moneyカードのチャージ方法
チャージに関しては、改札の向かって左側に設置されていたチャージ機で行いました。(下記画像参照)
最初に表示言語の設定で日本語が選べるので、特別難しいことはなくスムーズにチャージすることが出来ました。
T-moneyカードはあまりチャージ金額が残りすぎているとコンビニで払い戻しが出来なくなるので(残高が2万ウォンを超えると払い戻し可能な店が限定される)、交通費を大体計算しておいて使う分だけチャージすることをオススメします。
そのため、現金は5万ウォン札だけでなく、予め1万ウォン札以下の細かいお札も持っておくことをオススメします。
(自販機でカードを購入する際、5万ウォン札は使えなかった気がします。またチャージの際も5万ウォン札は5万ウォンをチャージする時しか使えないとの情報を見ました。ご参考までに。。)
※T-moneyカードの残高払い戻しについては、下記リンクに金額ごと可能な店舗がまとまっていたので参考にされてください。
仁川空港→KSPOドームの最短経路
筆者は、仁川空港から公演会場であるKSPOドームまで直行したので、
その際のルート・乗り換え方法を紹介したいと思います。
仁川空港第1ターミナルからKSPOドームの最短経路は、NAVERマップで調べた所
・【空港鉄道:一般列車】仁川国際空港1ターミナル駅→金浦空港駅
・【地下鉄9号線:急行】 金浦空港駅→オリンピック公園駅
と出たので、この2本を乗り継ぐルートで会場に向かうことにしました。
(バスを利用する方法もありますが、今回は渋滞などで時間が読めないバスは避けて列車を利用することにしました。)
空港鉄道の一般列車、地下鉄の急行ともにT-moneyカードで乗ることが出来るため、別途切符を買う必要はありません。
空港鉄道→地下鉄9号線の乗換(金浦空港駅)
金浦空港駅での空港鉄道→地下鉄9号線への乗り換えは、
同じホームで向かいの線に乗れば良いため、非常に分かりやすいです。(対面乗り換え)
ちなみに同じ方向に進む場合は同じホームでの乗り換えになりますが、逆方向に乗り換える場合はホーム階が異なります。
ソウル駅やオリンピック公園駅方面行きはB3フロア、仁川空港1・2ターミナル駅方面行きはB4フロアです。
9号線の急行は約10分に1本程度で、各停と交互に来ます。
日本の列車のように車両の外側に「急行・普通の種別」や「行き先」の表示が無かったので、 ホームの電光掲示板で次の列車に "Express"の表示があるか確認してから乗りました。電光掲示板には韓国語と英語の表記が交互に出ているので韓国語が読めなくても分かるようになっています。
また地下鉄の車内でも、韓国語のあと日本語で次の停車駅が案内されていたので、よく聞いていれば降りそびれることは無いかと思います。
ちなみに仁川空港→KSPOドームの経路を調べると、麻谷ナル駅で9号線に乗り換えるルートもよく出てくるのですが(おそらく所要時間はほぼ変わらない)、金浦空港駅で乗り換えた際は席が空いていて座れたので個人的には金浦空港駅での乗り換えがオススメです。(金浦空港駅から沢山人が乗ってくるので浅谷ナル駅では既に混雑した状態でした。)
仁川空港での入国審査
筆者は3月29日(金)の昼12時半頃から第1ターミナルで入国審査の列に並び始めたのですが、その日はちょうど人気グループの公演が2つ重なっていたのもあって、大多数がそれらのグループのファンと思われる人(筆者も)でかなり混んでいて、列を抜けるのに約1時間かかりました。
ここは正直早く抜ける裏技は無いかと思うので、ひたすら並んで待つしかありません。海外から人が集まるKPOPの大きな公演と日程が被る時などは、1時間以上かかる可能性もあると思っておいた方が良さそうです。
あと筆者はK-ETAを登録していたのですが、それによって時間が短縮されることはなく、入国カードが不要になっただけでした。(一応審査官に渡したけど返された)
ちなみに、仁川空港の入国審査の混雑具合について調べてみたら、空港の公式サイトに出入国別の予想混雑度が記載されていました。日付を指定して時間帯ごと各ゲートの予想旅客数を見ることが出来るようになっています。(下記リンク参照)
このページを見るとA~Fまでの各ゲートで混み具合が変わりそうなので、空いてるゲートを選べば良いのでは?と思ってしまうのですが、筆者が実際に見た限り入国審査の列は1つしか見当たらず、長い1本の列を並んだ先で複数のゲートに分かれていました。(どのゲートに並ぶかは任意に選べるが、ゲートごとの列は数人でさほど長くなく、差異は無いように見えた。)
そのため、各ゲートで旅客数の差がある理由はよく分からないですが、(時折閉じたりするゲートがある?)おそらく最初から空いているゲートを選ぶことは出来ないのではないかと思います。
仁川空港での出国手続き(ICN スマートパス)
ここからは仁川空港での出国審査についてですが、
#1の記事でも紹介した、顔認証パスサービスであるICN SMARTPASSを事前に登録していたため、パスポートと顔の照合の所を専用レーンを利用することで並ばずスピーディーに通過することが出来ました。(下記画像参照)
専用レーンではゲートに顔認証用の端末があり、その前に立ったら自動で顔がスキャンされて登録情報と照合されたらすぐ通過出来る仕組みでした。
2024年3月末時点では、スマートパスを登録している人の方が圧倒的に少ないのか、一般レーンと比べ専用レーンはかなり空いている印象でした。
ただし、顔認証をクリアした後の手荷物検査の所は一般レーンと合流して並ばないといけないので、結局それなりに待ち時間が発生します。
筆者の場合、土曜の13時頃手続き開始して、顔認証の所がスマートパスで5~10分短縮できましたが、手荷物検査+出国審査(自動ゲート。パスポートと指紋をかざすだけ)で30分程度かかりました。
スマートパスの自宅での登録に10分以上かかったので、この程度の時短効果をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、顔認証情報は5年間有効とのことなので、今後も渡韓予定のある方は登録しておくと便利かなと思います。
まとめ
ここまで韓国での交通手段や入国・出国審査について、筆者の経験から得た情報を書いてきました。T-moneyカードを仁川空港で買う予定の方や、空港鉄道の一般列車、地下鉄9号線に乗る予定の方、仁川空港からKSPOドームに直接移動される方、また仁川空港のスマートパスに興味のある方などに少しでも参考になりましたら幸いです。
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