料理人が本気で“調理”した瓶詰め＆缶詰め@稀人マルシェ
「畑のフードロス」解消のために。
最近フードロスが話題だけど、みんな知ってた？
農林水産省が発表している年間522万トンのロスがカウントしているのは、家庭から出るごみと、スーパーやコンビニ、飲食店から出るごみだけ。規格外、あるいは採れすぎた余剰作物として畑の肥やしになったり、廃棄される農作物、いわゆる「畑のフードロス」は一説によると年間200万トンもあるとされているのに無視されているんだ。
兵庫県丹波篠山で、県外からもお客さんが足を運ぶ人気店「よかちょろ」を営んでいた料理人、角田大和さんは以前から「畑のフードロス」に注目していて、お店で使う主な食材は近隣の農家さんから仕入れた「食べられるのに捨てられてしまう野菜」だった。
でも、お店で消費するだけでは到底手に負えない量の野菜が捨てられる運命にある。そこで野菜を仕入れてほかの飲食店やスーパーに販売する卸業も手掛けていたけど、野菜は日持ちがしないから扱える量に限界があった。
そこで腹をくくり、飲食店を閉め、淡路島で瓶詰め、缶詰めを手作りする工房「YOKACHORO FOOD BASE」を立ち上げたんだ。
この工房では、地域の農家さんだけじゃなく、猟師さん、漁師さんからも相談を受け付けていて、何かしらの理由で捨てられる運命にある食材を加工している。角田さんはそのレシピ開発に全精力を注いでいて、「缶のなかでひとつの料理を完成させる」と語る。
季節の食材を使い、旬のおいしさを最大限に活かした缶詰めは、まさにひとつの料理。取材に行った時にいくつか購入させてもらったんだけど、スーパーにあるような缶詰めとは別物のうま味に目ん玉が飛び出たぜ！
今回仕入れたのはその目ん玉飛び出たシリーズ、にんにく塩麹ペースト、天然真鯛のレッドカレー、いちじくのジャムシロップなどなど。
角田さんは2021年、なんと1.5トンの食材を買い取って加工したフードレスキュー隊！角田さんの瓶詰め、缶詰めを食べて「畑のフードロス」解消を応援しよう！
稀人マルシェ
日時：12月17、18日
時間：13時～18時
場所：ギャラリー山小屋（恵比寿）
ほかに参加してくれた稀人の情報など詳細はこちらを要チェックや！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？