上手くいかないスタートアップの「起業病」

韓国でとてもいい記事を読みましたので、翻訳して共有します。

コロナの時期にスタートアップ市場がお金で溢れてた時期がありました。
ですが、最近は投資規模が減りつつ、各社の生存が大事になり、スタートアップの生存競争が始まりました。
少し過激な表現になりますが、ポストコロナで生き残ったスタートアップと、そうではないスタートアップの違いを「起業病」という単語を用いて、説明したいと思います。

起業病1:全てを満足するシナリオ

創業病者は世界を変えるシナリオを持っています。
例えば、

  • B2Cプロダクトだが、B2Bにも展開していきたい。

  • 写真をアップロードするのにDM機能も必要で、グループも作る必要がある。

  • GPS、気圧、加速度など全てのセンサーを用いたい。

ユーザーは100個の機能があっても一つの理由で使い始めます。
生き残ったスタートアップは一つの仮説を確認するために集中します。

起業病2:ユーザー目線のプロダクトではなく、創業者目線の会社を語る

創業病者は肩書を大事にします。
創業した事実自体が自慢となり、利益より会社から綺麗にしています。

  • PMFも探してないのに、会社名、サービス名、製品名、機能などが決まっている。

  • CEO, CTO, COO, CDOのような肩書を全部配る。

  • PMFも達してないのに、肩書の入ったSNSを運用し、他の人にも自分を肩書で紹介する。

  • 事務所の位置、出退勤時間などを悩み、チームの規則作りにハマっている。

  • 投資、支援金、ストックオプションばかり考える。

プロダクトを欲しがる顧客ができる前までは会社とは言えません。生き残ったスタートアップは製品が販売されることを確認した後、システムを構築します。


起業病3:混沌のMVP

  • 全てのカスタマジャーニーを反映する。

  • 挑戦する市場も決めてないのにコードから作成する。

  • ログイン、DB、最新技術スタック、アドミンページまで全て必要である。

  • ユーザーの一言に決定がよく変わる。

生き残ったスタートアップはビジネスの核心価値を見せれることのみテストします。

どうでしょうか。いくつかの項目は自分も当てはまりますので、この記事を読みながら少し反省をしてました。
では、このような「起業病」はどうすれば治るのでしょうか。

起業病を治す方法

1. 一番大きいリスクを探す。

全ての会社の一番大きいリスクはプロダクトが売れないということです。
全ての実行の妥当性とリスクを念に持って行動することが大事です。

2. 顧客の行動に集中する

顧客の言葉よりは感情と行動を分析する必要があります。

3. 複雑なビジネスモデルを避ける

無名の会社の新製品を自分から聞きたがる顧客は少ないです。顧客にどういう価値を提供できるのか単純に伝えられるモデルを探すことが大事です。

4. 一回に一度ずつテストする

仮説をテストする際に一気に色々な仮説をテストしてはいけません。上手くいかなかった際に何が間違ってるのかわからないと意味のないテストになります。

5. 小さく始めること


とても過激な表現が多かった記事でしたが、参考になるところはたくさんあると思います。
起業病にならないように意識しながら経営していきたいと思いました。





参考:https://maily.so/saascatch/posts/643d5494


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