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75. チャンスはこないよ|今すぐ挑戦した方がいい

1|チャンスを巡る冷徹な現実

「できるようになったら」
「チャンスががあれば」
という言葉をよく耳にする。
わかる。
その気持ちも不安も、すべて。

もしあなたが「何かを成し遂げたい」のであれば、話は別だ。
何者でもないあなたが、悩んだって、考えたってしょうがない。
次の現実を知っておいた方がいい。

何かに挑戦している者にしか
チャンスはこない。
チャンスに応えた者にしか
信頼は生まれない。
チャンスに応えた信頼のある者に
次の新たなチャンスはやってくる。

まずは、あなたが挑戦することだ。
その姿をみて
・評価
・期待
がついて「チャンス」の土俵に上がれる。
あなた自身が挑戦しなければ何も始まらない冷徹な現実がある。

若さは資源だ。
若いうちは無理が効く。
資源を無駄遣いせず、未来の自分に向けて今すぐ挑戦した方がいい。

「Moromi Works™️」はどうだったのか?
という読者の心の声が聞こえてきそうなので、私の高校卒業から大学卒業までの過ごし方を一部、記す。

  1. 高校卒業してアメリカでマーチした19歳に、「ミュージックアレンジ / ドリルデザイン / ショウクリエイト」の全てをこなす人が「ほぼ居ない」ことに気づく。

  2. すぐにコード進行の本を書い、耳コピーでブラスアレンジをしてみる。(ピアノは弾けない。それでもとりあえずやってみていた)

  3. ドリルを描けるようになるために、頭でドリルが描けるくらい「DCI Final(特にBlue Devils)」の映像をみる。

  4. 小学校MB指導がきっかけで、ドリルを描くチャンスがくる。1シーズンに2回、ドリルを描き直した。(もちろん手描き/今も手描き)

  5. 「もっと音楽のことを知りたい」と考え、アメリカDCIマーチ後に音楽大学に進学することを決める。20歳後半から勉強を開始。

  6. 朝8時から夜9時まで勉強したり(中学校内容から勉強し直し)、楽器やピアノの練習をしたりしながら、小学校MBの指導もしていた。(アメリカDCIマーチ中も練習前や練習後、バスの中で聴音のトレーニングを続けていた)

  7. エイジアウトしたその年に音楽大学受験。

  8. 大学 1年次に和声法のプライベートレッスンを受け4年次まで継続。

  9. 大学在学中は20時くらいまで楽器練習。23時くらいから、近くにあった24時間営業していたガソリンスタンド内のドトールで和声法課題やドリルを描く。夜中2時頃帰宅。

  10. 大学2年次から徐々に指導やショウ制作のお話が増える。(2000年初頭当時、音楽大学に通いながら演奏や音楽のことを学びつつ、ショウデザインやショウアレンジ、ドリルを描く人材は稀だった)

  11. 週末は県外に指導に出る。深夜バスで朝に関東に着いてそのまま大学の講義に参加ということも度々。

  12. 大学在学時、4〜6チームのショウ制作に携わっていた。在学中に、ドリルを2〜3つ/ショウアレンジを4〜5つ程度書いていた。

  13. 大学3年次頃から、大学の他コース(JAZZ & POPSコース)に混ざって講義を受けたり、演習に参加したりしていた。

  14. 大学4年次の夏休みは、殆どが合宿や外部指導で埋まり、何もない日は合わせて1週間未満程度だった。

  15. 大学在学中の時間は全て「自身投資の時間」と考え、全振りした4年間だった。


2|とことん熱中しろ、やり切れ

もしあなたに「やってみよう」という気持ちがあるならば、やることは一つだ。

"考えうる方法を総動員して、やり切れ”
今の時代、たいていのことはインターネットで調べることができる。
必要な情報を手当たり次第集めて、できること全て、片っ端から取り組めばいい。若いうちは多少無理するくらいで丁度いい。
環境を言い訳せずに、今ある環境の中でもできることをやり尽くし、やり切ればいい。挑戦し続けることにこそ、こだわれ。
やり尽くせば/やり切れば、たとえ望む結果に辿り着けなかったとしても何かしら得られることがある。先の未来につながることは必ずある。5年後、10年後になって分かることが、たくさんある。

「がむしゃらに向き合い、やり切る」ことでしか身につかない力がある。
実力の世界に綺麗事は存在しない。
挑戦やチャンスに応える過程を繰り返す中で、
・努力の方法を知る
・実力と呼べるものが身につく
・小さな自信が生まる
そして、すこしだけ人間が厚くなる。

世の中で名前が上がる方々、何かを成し遂げた方々は、一人の例外もなく、こうした過程を乗り越えている。おそらくご本人は「努力をした」とは言わないだろう。この言葉を信じてはいけない。
彼らはもともと、もっているエンジンが違う。
私たちとは異なる感覚の中に身を投じていることも往々にして多い。

「できるようになったら挑戦します」
「機会があれば挑戦します」

では、いつまでも「できる」はやってこない。

"熱中しろ"
"狂気的なまでに熱中しろ"
これは、私から次世代へのエール


75. チャンスはこないよ|今すぐ挑戦した方がいい


[Moromi Works™️ ]
- Show Design and Coordinate
- Music Arrangement
- Drill DesignRehearsal Design
- Marching Consultant
沖縄県出身 / 東京在住
好きな食べもの:沖縄そば / タコライス
1990年代に Blue Devilsでマーチ
多数団体にショウ制作や指導、大会審査員などの活動を行なっている。
Mail:moromi.works@gmail.com


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⑵ 後日、事務局よりご連絡致します。。

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