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マンション…分譲か賃貸か?

皆さんこんにちは。
今日は長年議論の絶えない自宅マンションを分譲で購入するか、または生涯賃貸で家賃を払うか…についてお話したいと思います。
既に大それた話をテーマにしてしまったな…と思っています。以前の投稿で書いた通りぼくは分譲マンションに住んでいます。
ぼくが記事で書きたいことはどっちが正しいのか?…ではなく、あくまでも分譲を買うことを選んだ自分の体験談をもとにメリットだったことをお伝えしたいと思います。


・購入時の話
ぼくがマンションを購入したのは2005年です。
場所は都内近郊、再開発著しいターミナル駅の駅近マンション。
そして引っ越し前に1ヶ月かけてリフォームをしました。
住宅ローンの年数は35年、頭金は総額の13%程度です。購入時は既に40台半ばで定年まで既に20年を切っていましたので、35年で組んだもののどこかのタイミングで繰り上げ返済をするつもりでした。住宅ローンはメインのメガバンクで組みました。購入当時はかなり低金利なのは有難かったですね。
…なーんて簡単に書いてますが、そりゃどえらい額ですし契約書のハンコ押すときは手が震えましたよ。でもまだ若かったせいか何とかなるだろ…と結構安直に考えていました。
その代わり仕事だけはそれはそれは一生懸命やりました。10年以上前には大好きだったクルマも売却しましたね。なんせ駐車場が高いしクルマの維持費も年間でかなりの額です。どう考えても生活で削れるものが他に無かったんです。今のうちに完済に備えないと定年後絶対に後悔すると思ったんです。ただ我が家は年の差婚でヨメさんと2人きりなので結構身軽ではありました。

・ローンの借り換え
途中で一度、超低金利で有名な某銀行へ借り換えをしました。換算で言うと以前のローンより150万程度安くなる目算でした。ただ月々の支払額は若いうちにできるだけ返済したかったため、かなり無理をして高額に設定していました。生活の変化もあり、この時に少し抑えた返済額に変更しました。ただ借り換えした銀行はいつでも好きなタイミングで好きなだけ額を増やせますので便利でした。…返せませんでしたけどね。

・残額の繰り上げ返済
一昨年3月で定年退職をし、暫くは老後資金や諸々の計画のため様子見の期間を置きましたが、やはり目の前に横たわる住宅ローンは早々に清算したいと思い、残額を全て完済しました。おかげで気持ちがすっきりしましたね。


ではここからは良かったことをお話していきます。

・より客観的に冷静に見られる
ぼくの年齢になると若い頃に机上の空論だったことが現実として目の前に提示されます。そういう意味でも購入時より大分客観的に冷静な見方をできると思います。
冒頭にも書きましたがあくまでも経験者の一例でしかありません。それでも何かのお役に立てていただければと思い敢えて書きます。

① 老後に備え大きな資産を持てたこと
言うまでもないことですが、完済したマンションは大きな資産です。特にリセールバリューも考慮して条件のいい場所を選べば場合によってはかなり年数が嵩んでも購入金額から下落せずに維持できるケースもあります。
実際に我が家は現段階で購入時と同額以上の金額で売却することも可能です。但し新築時でリフォームも行っていますのでその費用の回収までとなると微妙ですね。
我が家はヨメさんとかなり歳の差がありますので特にその点については自分の死後にヨメさんが苦労せず過ごせるようにということを一番に考えました。

ぼくのケースを賃貸の場合に置き換えると、老後にマンション程の資産を残すためには、月々の賃料を支払いながら更にかなりの額を積立てないとなりません。子供もいないしそこそこ稼いでいたとは言え、ぎりぎり切り詰めたとしても困難です。
しかも老後も延々払い続けないとなりません。
…正直、無理です。

② 分譲であることの安全性
当然ですが分譲マンションの組合があり、管理費・修繕積立・修繕計画などデベロッパーと銀行が補助的役割を担いながらしっかりと管理されています。
また管理人の常駐、日常清掃や定期清掃、設備点検もしっかりしていますので安心感があります。
ぼくも購入前はずっと賃貸でしたが、やはりセキュリティ面では分譲に軍配が上がります。

③ 魅力的な設備のリスク
賃貸のデザイナーズマンションはとても魅力的な施設やサービスがあったりしますね。デザイン面に於いてもかなり思い切ったことを取り入れてるケースもあります。
最近では分譲でも中堅以下のデベロッパーによってはかなりデザイン面に力を入れているところも見掛けます。実際、ぼくも購入当時にそういう小規模物件の見学もしました。

しかし、大手デベロッパーが何故そういう施設や設備を設けないのか?…やはりそこには理由があります。
一度作った設備は使い続ける限り維持費や修繕費用が掛かります。物価変動や人件費・材料費などの不安定要素も考慮するとそれらの設備はたちまちリスクになってしまいます。
そしてそれは住民の高齢化とともに益々厳しくなっていきます。実際、うちのマンションでも特別贅沢な設備が無くても修繕積立費の値上げに踏み切らざるを得ませんでした。

逆にセキュリティに直結する警備会社と連携した緊急通報装置、高機能インターホン(全室への緊急放送、宅配ロッカーへの荷物通知、訪問者の履歴映像など)、監視カメラはかなり充実しています。

ではこの話を賃貸に置き換えるとどうなるでしょうか?
先ず考えられるのが付帯設備維持のための賃料の値上げです。当然、管理費も上がるでしょう。

結果として付帯設備はできるだけシンプルにした方が後々のことを考えると費用を抑えられるということです。

④ 自由度が高い
当然、自分のものなので共用部以外の部屋内部は好きにリフォームできます。大手デベロッパーの物件は安全性やリスクヘッジなど絶対に外せない部分についてはとても安心できます。しかし一方でどうしてもその内装センスが好きにはなれません。ぼくは根っからのインテリア好きで自分の好きなように変更できることが外せない条件でした。その時点で既に賃貸という選択はありませんでした。
最近は都市型のビジネスホテルなどでもデザイン力で利便性や安っぽさをカバーしているところが数多くあります。最近のマンションを見ていませんので何とも言えませんが、”画一性=安っぽさ”にならないデザイン力や部材の開発を望みたいです。

写真は全て自宅でポートレート撮影をした時のものです

以上、好き勝手に自身の備忘録も含め分譲を選んだメリットについてお話ししました。
どちらを選ぶかは個人の自由ですが、もし分譲を選択する方は一生に一度の(二度の方もいるか)大きな買い物です。
以前書いたマンションの条件と併せて参考にしていただければ幸いです。↓

#分譲マンション #マンション #賃貸 #住宅ローン #リフォーム



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