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50代のリスキリングへろへろ日記(2)

こんにちは。リスキリングへろへろ日記第2弾です。1はこちら。

今回は、「学習スタイル」に焦点を絞り報告したいと思う。今通っているスクールでは、どのような学習ツールが提供されているか、そして私がどのように活用しているかという内容です。

というのは、独学でなく通学で学ぶ事は久しぶりで、コロナ禍を経て学校が提供する学習ツールがどう変化したのか気になっていた。
ちなみに、過去に受講した通信講座では、時系列で古い順に学習ツールは

  1. 冊子とカセットテープ(VHSビデオ)

  2. 冊子とCD (DVD)

  3. 冊子とデータ(専用アプリをダウンロードし、そこから音声or動画視聴)

と変遷を遂げている。
上記は国内の教材会社が提供しているツールなのだが、10年前に受けた欧米が拠点の会社が提供しているビジネスライティング講座は、テキストも提出課題やフィードバックが全てWeb上で完結していた。(コロナ禍になる随分前から、欧米はペーパーレス社会になっている)

さて、講座のガイダンスで判明した学習スタイルは、

意外!板書&ノートに書き写すスタイルだった

入学ガイダンス時に渡された専用テキストは、A4で約300ページあった。重さを測ると、およそ0.7kg。書き込み式となっていて、講師が板書した内容を書き込んで完成する構成となっていた。

教室には、黒板もしくはホワイトボードがあり、講師は結構な量を板書しながら説明するスタイルであった。1コマの授業は休憩をはさんで3時間。講師はひたすら板書し、受講生はひたすら書き写す。
令和5年現在、まさかの懐かしの授業スタイルだったのだ。説明する側の講師もチョークやマーカーまみれになり結構大変なのではないかと思っている。

テキスト以外に学校から配られる案内も、紙ベース。受講案内、受講生専用動画紹介、カリキュラムの日程etc…
受講日程の欠席、振替えなどの連絡は電子メール。

テストも、当然紙で実施され、採点も手書きで、翌週に返却されてくる。まさに、学生時代を思い出すなあ~

※先日、受講生名簿を使っている所を見たが、紙の名簿を紐で閉じたファイルをめくっていました

この学習スタイルの良いところ

自分自身が学生だった時はこのスタイルでずっと学習しているからか、何十年ぶりだったのに、違和感なく受け入れてすぐ慣れた自分にちょっとびっくりしている。

日本語教師は、幅広い単元を学ばなくてはならず、別会社が提供している通信教材だと10数冊に渡っているのだが、この学校はテキストと書き込みが1冊にまとまっているから、復習やテスト前学習には重宝する。(なぜなら、単元は別だが、関連する理論や文法用語が横断的に出てくるので、1冊だと見返すのに大変便利だと思っている)

自分で「書き込む」というスタイルだと、スライドを見ながら説明を聴いているよりも頭に入り、記憶しやすい気がする。(これは単に自分の子供時代の学習スタイルが同じだったからかもしれない)

「まいったな」と思うところ

荷物が重くなる、それが最大のデメリットだと思う
近年、小学生のランドセルが大きく、重くなっている事が問題になっているが、リモートワークが定着し、常にPCと社用スマホと周辺機器を持ち歩いているサラリーマンも通勤カバンが重くなっているのだ。

私の場合は、モバイルモニターまで持ち歩いているから、ただでさえカバンが激重だったところに、このテキストが加わったため、仕事帰りに学校に行く時はモバイルモニターの持ち運びは断念している。

他には、重要な単元だけを、自宅以外で復習したい時でも、全単元の載ったテキストを持ち出さないといけない。全ページスキャニングしておけばよいかもしれないが、すでに製本されている300ページをスキャニングする気力が出ない。

他の受講者の状況を観察すると、冊子ではなく単元抜粋のA4用紙を使っている人がいる。単元ごと個別に受講しているのか、ご自身でテキストをコピーしているのか、尋ねていないので分からないけれど、重いテキストより便利そうだ。

個人的に工夫しているところ

アップルペンシルが使えるipadにGoodnotesアプリを入れていており、すでに他の用途ではPDFファイルを項目ごとにアプリに読み込んでメモしたり活用しているたので、「学習」にGoodnotes使ってみようかな ♫ 教室にipad持参したら浮くかな、など勝手に思い描いていたのだが、そうじゃなかった。

だから、テキスト以外に見返す頻度が多い受講日程などは、スキャンしてGoodnotesに登録して、スマホに同期していつでも見れるようにしている。

受講中に配布されたプリントもスキャンして登録している。まだ先だけれど、実習が始まって自分が教材を作成する時も、完成した資料はGoodnotesにまとめていきたいと思っている。

まとめ

板書と書き写し、というスタイルが自分にとってすごく新鮮だったので書いてみたのですが、もしかして、国内における「(対面の)社会人学習」の大半はこの板書スタイルがデフォルトなのかもしれない。

自分自身は、民間企業の中でかなり早い時期から研修等の説明資料はスライドに切り替えてられていて、ホワイトボードの役割だった複数人での議事メモでさえ、PCで作成→後でクラウド共有、に置き換えられてきた環境だったからそう感じただけかもしれない。

ほんとのところどうなのか、知りたい。






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