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高齢者や認知症当事者に使いやすいガスコンロ #687

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。


はたはたです。
いつもnoteみていただきありがとうございます。

認知症当事者を取り巻く環境整備として交通や買い物サービスなどがニュースで取り上げられることがありますが、今回は料理に関係したガスコンロについてです。

ガスコンロでは有名なリンナイが、高齢者や認知症患者が使いやすいガスコンロを開発したと発表しました。

特徴として下記の3点があります。

・バーナーの周りを黒に統一して火が燃えているかどうかを見えやすい
・左右のコンロと操作部にそれぞれ同じ色を使い、どこを操作すればどのコンロが動くのかわかりやすい
・鍋を置くゴトクも大きくして、バーナーの中央に簡単に置ける

西部ガスなどと共同で開発し、2024年初めに発売予定です。

現在、高齢になったり認知機能が衰えたりするとIHコンロに切り替える人も多いですし、周りの家族や関係者も火事があってはいけないとガスコンロは変えた方が良いとアドバイスされます。

ただ当事者からしてみればIHコンロは新しい機械であり、中々覚えるのは一苦労です。

使い慣れたガスコンロで、少しサポートしてくれる機能があればめったなことは起こらないですし、本人も今まで通り料理に関心を向けてくれるかも知れません。

何でも先回りして、危険を取り除くことは本人にとっては少し寂しさや喪失感を感じさせることもあります。

本人も家族が心配しているのが分かるからこそ受け入れてしまいますが、当事者が少しずつ出来ないことが増えるのは周りも多少は影響していることを意識した方が良いかもしれません。

あと今回企業が参画して、利益にはなりにくいだろう製品を作りました。
本当に素晴らしい活動ですし、こういった会社は永続的に残って欲しいです。

最後にこの商品は既に福岡市の認知症フレンドリーセンターにありますので近くにいらっしゃる方は見てみてはいかがでしょうか?

私も先月お邪魔させていただきました。
他にも高齢者や認知症当事者に使いやすい商品が多数ありますのでご覧になってはいかがでしょうか。

最後まで見ていただきありがとうございました。

リンナイ、高齢者・認知症向けコンロ 色使いに配慮

出典 日経新聞

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