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性懲りも無くまた始めてみました。

コロナが始まり出した頃、東京の実家の一室でテレワークをしながら抱いた鬱屈した感情を「はてなブログ」に毎日書き記していた頃からもうすぐ4年が経ちます。

あの頃。この先の将来がどうなるか分からない不安、自分自身への情けなさ、目上の人間への怒りなど沢山の想いを募らせていた25歳の私は、「俺の話を聞け!」とクレイジーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』を歌う代わりに、会社から貸与されたpcで開設したブログに一方的に能書きを書き殴ることにしました。

それから書くのも嫌なくらい本当に何やかんや、すったもんだありまして。何故か今は福岡県の高校で社会の先生をしています。

たまに、「学生時代の自分」と「現在の自分」が話をしたらというシチュエーションを思い浮かべます。喫茶店で話す2人。片方は屁理屈ばかり話して、もう片方がそれを無関心に抽象的意見で捌いていきます。おそらく、今の私と話した学生時代の自分は、少し俯きながら遠まわりして家に帰るでしょう。なりたい大人像は特になかったですが、もっとキラキラした大人を想像していた筈です。

あれから4年経ったいま、変わらず鬱屈とした日々を過ごしています。ただ、上司や世間に対して、不満やら文句を言う気力は、東京にいた頃よりなくなったように思えます。

自分に期待するのをやめたからかもしれません。

自分に期待するのをやめて、その日に起きたことをとにかく消化していく。嫌なことがおきても身に降りかかった出来事は全部自分のせいにする。毎日をひたすらに全力で塗り潰して生きていく。そしてクタクタになって眠る。29歳の誕生日を経てからその覚悟が生まれた気がします。

そんな生活のなかで起こった学校の出来事をせっかくなので残しておこうと思いました。

いや、教員の生活がどのようなものであるか。それをnoteで書くことでもしかしたら一攫千金があるんじゃないかという気持ちで高ぶっている気もします。

下調べもない。知識もない。にも関わらずアクロバティックな論法ができるわけでもない。

そんなやつのnoteが開設されてしまいました。


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