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アメリカでトイレ? ここを見て安全確認!

 トイレの個室、それは誰にも邪魔されないプライベート空間。だからこそ犯罪の発生場所でもあったりして。公共のトイレを使うときに見るべきはここ!


はじめに

 アメリカのアウトレットモールやショッピングセンターは広い! そしてその割にトイレが少ない気がします。観光でも移住でも公共のトイレを使うことは避けては通れません。安全に用を足すためにもトイレの場所は余裕を持って確認しておきましょう。

大型の化粧室

 デパートなどにある、ドアを開けて入ると、手洗い場と個室がずらりと並んでいるタイプです。できるだけ建物の中央部分にあるトイレを使いましょう。人通りがあり、利用者が多いトイレはそれだけ安全度が高くなります。
 ドアを開けていきなり入るのではなく、室内の足元をうかがい、安全を確認して進みます。特に平日で人が少ない時には慎重に。中で待ち伏せている不審者がいないかをチェックしましょう。中にこちら向きで立ち止まっている人がいたら要注意。行列がある場合はこちらを向いていませんよね。少しでも不自然な動きをする人からは距離を置きましょう。
 

店舗内にある個室の化粧室

 人気のないトイレを使うのが怖い時にはカフェなどに入りましょう。ショッピングモール内でもスターバックスコーヒーや大手チェーンのハンバーガーショップは店内に独自の化粧室を持っていることが少なくありません。
 日本でもカフェやレストランの中によくある個室タイプです。外鍵がかかっている場合があります。レジで鍵を借りたり、電子キーのナンバーを聞いて使います。レシートの下に印字されている場合もあります。店内の場合は人の目があり、そこまで危なくないのですが、外にある場合。開錠中に背面から忍び寄られないように気をつけましょう。また、「自分も使いたかった。ちょっと手を洗わせて」などと言って入ってこようとする場合は譲って店内に戻りましょう。

どんな犯罪の可能性があるか

 性犯罪だけでなく、物取りや強盗の場合もあります。老若男女関わらずターゲットになりますので、ご注意を。薬物を買うためにお金を盗もうとする場合も多く、会話も成立せずにズドン、なんて悲劇もあり得ます。
 日本で見かけるお子さんだけでトイレに行かせるなんてことは、アメリカでは不可能です。子どもの誘拐はその場で髪の毛を染められたり、服を着替えさせられたり、袋に入れられたり、とても手の込んだ方法でさらわれます。一瞬の隙が文字通り命取りになりますので、姿が見えなくなったら自分で探す前に警備員に伝えてください。小型のスーパーであればその場で店中のドアがロックされ、店内が捜索されます。それくらいアメリカにおいて迷子は深刻な犯罪につながることを忘れないでください。

最後に

 アメリカのトイレは鍵がショボい……というかドアそのものの作りが悪い。鍵を閉めてもドアに隙間があって向こう側の様子が見えたりするのもザラです(どうしても気になる時はトイレットペーパーを垂らして目隠しにしましょう)。扉についているフックにカバンをかけると重みで開いちゃうこともあるので気をつけて(経験済)。
 個室の足元が大きく開いているのも気になりますが、それは諦めてください。安全のためでもありますから。
 万が一誰かから逃げ、トイレの個室に逃げ込んだ時は便座の上に立って、足が見えないようにして隠れましょう(幸いなことに未経験です)。
 そして、水の流れの勢いが激しいので、かからないようにご注意を。
 安全なトイレタイムになりますように。

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