見出し画像

【レポ記事】「トーキョー立ち話フェスティバル」でどうでもいい話を4時間したら謎の充実感と連帯感が生まれた

2023年11月19日(日)に、「トーキョー立ち話フェスティバル」を実施しました!

■告知記事:https://note.com/manianananika/n/nd309f97fbb0f


立ち話フェスティバルは、タメにもならず、喜怒哀楽どの感情も揺さぶらず、つまらなくも面白くもない、そんな立ち話をするだけのフェスです。

煽情的な表現に充ちみちた現代社会において、そんなどうでもいい話こそ稀なものになっているのはないか。
そんな着想から開催したイベントでして、どうでもいい話しをすることに長けたトーキングヒューマン3名に空き地に集結していただき、来場者の皆さまと、どうでもいいことを立ち話を繰り広げました。


▲フェスの舞台となった、浅草橋駅の高架下スペース

都会の喧騒のなかに突如姿を現した、高架下の空き地。
ここで4時間の立ち話フェスが繰り広げられます。


▲おもいおもいの立ち話を繰り広げる参加者たち

なにせどうでもいい話しをするイベントですので、当初、来場者が5名くれば大成功、0名で当然という想定でしたが、フタを開いてみると、意外なことに、20名の参加者が集まりました。

フェス開演10分前には、数組の待機列まで出来る事態に。「はやくどうでもいい話しをさせてくれ!」と言わんばかりの熱気です。
多くの方々が、来場したら最後まで会場に滞在していて、4時間ぶっ続けの参加者も何名かいらっしゃいました。

ひとたび立ち話が始まってしまえば、トーキングヒューマンも参加者も主催者も、立場は関係ありません。全員が立ち話の当事者です。
少しだけオチっぽさがある話、ふわふわして終わったのかも分からない話、誰かに聞いてほしい失敗談など、さまざまな立ち話が生まれては消えていったのですが、どれもあまり覚えていません。立ち話とはそういうものですもんね。

普段、イベント後には決まって「終わってみればあっという間」という感想を抱きます。
が、立ち話フェスティバルに関しては例外です。きっちり4時間分の体感でした。1時間経過時点で「まだ1時間しか経ってないの?」と驚きましたし、4時間終わったあと、めちゃくちゃ疲れてました。
面白くもつまらなくもなく興奮もしない4時間の立ち話は、かくも長いものなんですね。そりゃあ、刺激的なコンテンツが求められるわけです。

とはいえ、フェスの終わりには、会場にいる人間たちの間に。なにか形状しがたい、不思議な充実感と連帯感が生まれていました。
謎です。
損も得もない、どうでもいい時間を過ごしたメンバーなので、疑似的に学生時代の友人と過ごすファミレスみたいなムードが醸成されたのでしょうか。

第2回のフェスは、暖かくなった頃に開催予定です。
また立ち話をしましょう。

■トーキングヒューマンの感想


・トーキングヒューマンやなせさんの感想ツイート

・トーキングヒューマンころとろさんのレポート記事


■参加者の感想ツイートの一部


執筆 松澤茂信


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?