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「褒めない」と「謝れない」がセットになっている人へ

「日本人の恥」や、「自惚れるな」と子どもを抑制する事について考えています。

これ、自問自答してみたんですけど、たぶん、「自分の子どもが恥をかくところを見たくない」っていう屈折した親心なんだろうと、いまなら分かるわけです。
愛する我が子が、外の広い世界で恥をかかなくてもいいように、「決してうぬぼれるな」「身の程を知れ」と教え込むのが日本式教育なのだろう、と。

なるほど、「屈折した親心」なんですね。でも、子どもは嬉しく無いだろうなぁ。それとも「あぁ、親のおかげで恥をかかずに澄んだ!」と感謝するケースもあるんでしょうか。

●親から否定され続けてきた人の多さ

2つのnote、そしてTwitterのコメントを読む限り、「調子に乗るな」と親から抑制されてきた人は相当数いるようです。実は私も、その現場を目の当たりにした事があります。

●「褒めない」と「謝れない」はセット

褒めないどころか、子どもを全否定する親…目の当たりにした時は衝撃だったし、数々のエピソードは読んでて辛すぎます。

皆さん、心に傷を抱えたまま大人になり、その連鎖を断ち切ろうと「自分はたくさん褒めて育児している」というTweetも多数目にしました。

そしてふと思い出します。留学・移住相談で多種多様な親子関係を長年見守り続け気づいた、「褒めない親は、謝れない」ということ。

不思議とセットなんですよ、この二つ。

片方だけ出来るという人は会ったこと無いんです。そして褒めないし謝らない親は、ある面で「子どもに甘えてる」と思うのです。

「家族だから何を言っても許される」または「言葉に出さなくても分かってもらえる」と無意識に考えてる。実は私自身にもそういう時がありました...。

でもそれをされた子どもは、傷つくし、親を許せない。そして大人になっても傷が癒えない人が大勢いるのだから、日本の「恥文化」、かなり根深い問題です。

●褒めたいのに褒められない人への提案

「褒め方がわからない」という人は、まずは否定をやめるところから始めましょう。それだけでも全然違うと思う。

一番有効なのが「他人の子だと思って接する」ことです。つまり子どもとの距離をおく事。家族間はついお互いストレートに言いがちだけど「ひとさまの子、社会からの預かりもの」だと思えば、一呼吸おいて話すことができます。

これ私も、娘が弟に対して厳しく当たる時「相手がひとんちの子だったらそんな言い方する?いくら家族でも傷つく事もあるんだよ」と諭す中で気づいたこと。あぁ...これ親の自分にも言えることだな、と。

「子どもとの距離」に気付いて言い方を変えてから、親子関係が良好になったのでぜひお試しください。「ひとさまの子作戦」本当にお勧めです!

●そうは言っても腹立つことも!そんな時は?

えぇ、えぇ。よーく分かります。親だって人間だもの、疲れてイライラする事もあるし、感情的に叱ってしまう事も。

そんな時は、後から素直に謝れば良いんです。相手が子どもでも、いや子どもだからこそ、「さっきは感情的になって大きな声で怒ってごめんね」と潔く謝る。子どもは優しいから、本気で謝罪すればきっと許してくれます。

直接謝るのはハードル高い(プライド高い?)という人は、メモや手紙で伝える方法も。LINEでもOKで、とにかく謝ることが大切です。

私自身の経験からも、子どもの傷が癒えるか後々まで引きずるかは「親の謝罪」が大きなポイントだと思っています。

●幽体離脱のススメ

結局、完璧な親はどこにも居ないですよね。失敗はごく普通のこと。私は親業18年ですが未だに試行錯誤。姉弟で全くタイプが違うから同じ方法は通用しないし、トライ&エラーの毎日です。

でも「間違いに気付いたら、素直に認めて謝る」これだけは絶対に守らねばと思って、文字通り死守してます。

子供は思った以上に冷静。親の態度を良く見ているので、謝罪すべき場面でごまかしたら大人への不信感を与えてしまう。それがただただ怖いのです。子どもには世界を信じて生きて欲しいので、その為なら私は潔く頭を下げます。

でもまぁ、謝る事態にならないのがベストなので、時々幽体離脱して(気持ちだけw)自分を客観的に見る様にもしてます。自分と距離をおくと、不思議と自分を分析できるんですよ。

何故あんなに腹が立っていたのか?本当に伝えたい事は何だったのか?「あぁ生理でイラついてたな」「仕事のモヤモヤを引きずって帰宅したからだ」「否定したわけじゃなく、心配してたんだ」とか理由を分析するのおすすめです。

子どもに謝る時、その分析した理由も説明すると、子どもも「自分のせいで不機嫌なワケじゃなかったんだ」と分かり、納得する様に思います。

仕事や子育てで経験したことが、どなたかのお役に立てば嬉しいです。シェアして下さるとさらに嬉しいです♪


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