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「勉強はつまらない」という擦り込みを、まずは大人が捨てよう

なぜか日本では「勉強はつまらないもの」と考える大人が多い。

もしかすると、子どもの時に受けた学校の授業が退屈だったのかもしれない。
もしかすると、勉強にまつわる嫌な思い出があるのかもしれない。

でも私は次世代の子どもたちへ「勉強はつまらないもの」という刷り込みを与えてしまうことを、ずっと疑問に、そして残念に感じてきました。

学びは本来楽しいもの

勉強って「自分が知らない新しい世界へ足を踏み入れること」で、未知の世界を覗くのは、本来なら心躍る楽しい経験のはず。

確かに、学校はテストがあったり、暗記が必要な場面もあったり、話がつまらない先生だって居る。次のステップへ進むために、時には興味のない科目に苦痛を感じる事もあるでしょう。学び=全て楽しい経験じゃないのは分かっています。

なので、学校の勉強は芸術関係と英語にしか興味がなかった私は、学校外での学びに貪欲でした。中学生の頃は1人で単館ロードショーの古い映画を観に行ったり、図書館で歴史の本を読み漁ったり。

学校内外での「学びの違い」の思い込み

それら学校外での「勉強」は、自分が好きな事だけあって楽しかった。学校は全然楽しめなかったけど「新たな知識を吸収する喜び」は知っていました。

当時は「学校内で学べることは多くない」と思っていましたが、大人になってよくよく考えると、全てが学校での学びに繋がっていたんですよね。勝手に自分自身で「授業=つまらない」という刷り込みを持ち、自分の興味が授業に結びつかなかっただけなんです。

勉強だけに集中できる時間の贅沢さ

不思議なことに、社会に出て勉強を強制されなくなってから、意外な分野で自主的に学びたい欲がふつふつと湧いてきました。働きながら時間をやりくりして資格試験に挑んだり。そこで初めて「学びだけに集中できる、学生時代の時間の贅沢さ」を痛感したものです。

だから私は子どもたちに「学びの楽しさ」を伝えていきたい。先生の講義がつまらなくても、そこから何かを掴み、別の世界が広がるかもしれない。

少なくとも「学校や勉強がつまらないものという刷り込みは与えまい」そう思いながら子どもたちに接してきました。

旅で本物の歴史に触れる体験

子どもたちに「勉強とは、自分が知らない新しい世界へ足を踏み入れる、楽しい体験」と感じてもらうために、私が実践したのは「旅へ連れ出すこと」でした。

幸いなことに、ペナンから近隣諸国へはLCCで格安に飛べます。マレーシア国内はもとより、インド、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどで本物の遺跡に触れ、旅先で出会う各国の人々と交流する。それらの経験を世界史などの勉強に繋げていけたら、という思いからです。

新しいことに興味を持ち、自ら調べ、未知の体験を恐れない。先行き不透明な世界を生きるのに大切なのは、こういった「自ら学べる力」かなと思っています。大人から子どもへ「勉強は楽しいもの」と伝えていきませんか。

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