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こどもの性教育、我が家ではこんな感じ

先日、ブログでお気に入りアーティストの個展の様子を書きました。
彼女の絵があまりに好きすぎて、ちょっと熱が入りすぎな文面です。好きなアートや音楽を全身に浴びて細胞が生き返る感じ、久々でした!

ところでこの展示、ブログに書いた通り「女性の権利」がテーマで、女体のヌードを描いた作品がたくさん。セクシャルハラスメント、こどもへの性教育、更年期など、性の問題に絡めた作品も多い。そのせいか、一部作品に

「アダルト向けなので、お子さんに配慮してね(意訳)

的な注意書きがありました。私は何とも感じなかったけど(展示の趣旨から考えておそらく作者のレベッカさんも)、マレーシアというお国柄で宗教的な配慮なのかもしれません。それでふと、知人の男性が

「生理や性教育のこと、息子にどう伝えたらいいかわからない」

と言っていたのを思い出したので、今日は我が家の性教育について書きます。
といっても、あまり構えて話した事はなく「普段から包み隠さず伝えてるだけ」というのが正しいかもしれません。

生理について伝えるのを戸惑うのはなぜか?

まず不思議だったのが、生理について話すのをなぜ戸惑うのか?という事でした。その後ひょんな事から「日本では生理をエロティズムと結びつけて考える男性が多い」と知って謎が解けました。女性にしてみたら生理現象で、エロ要素ゼロなんですけどね!

男性には、倉田直子さんの記事をぜひ読んでみて欲しいです。

我が家はこの記事のオランダ式と同じで、隠さない方針。11歳の息子に伝えたのがいつだったか忘れてしまったけれど、確か私の生理様品を目にして「これは何?」と聞かれ、生理をこんな風に説明したと記憶してます。

「女の子はいつでも赤ちゃんを産めるように、身体が毎月その準備しておくの。赤ちゃんが出来なかった月は、その準備が血になって身体の外に流れてくるんだよ。お腹や頭が痛くなったり、だるくて辛い人もいる。女の人は毎月大変だから、ガールフレンドやお嫁さんは大事にしてあげてね。」

息子と一緒の時も特に隠さず生理用品を買うし、使用後のナプキンをトイレに忘れて目撃されたことも有ります(汗)生理痛で辛い姿も見ているし、将来ガールフレンドが辛そうな時は気遣えるのでは、と期待してます。

初めてのボーイフレンドができた時、娘に話したこと

生理もですが、セックスについても割とオープンに話してます。娘に初めてのボーイフレンドが出来た時は、こんな風に伝えました。

「お互い好きになって心身共に近づきたいのは、自然なこと。ただし自分を大切に扱ってくれる人を選んで。ただし今はIGCSEを控えてるからまだ早い!」

最終的に強制力は無いだろうと思いつつも、釘を刺しておきましたw
幸い?そこまで二人の仲は進まなかった様ですが、いずれにせよ「自分で正しい判断が下せるだろう」と娘を信じていたので、あまり心配しなかったです。

普段からのコミュニケーションと信頼関係

性について話すには、普段のコミュニケーションや信頼関係が大事じゃないかな。日常会話の延長で、性についても“隠さず”話していくのがお勧めです。我が家は夫が東京在住で私がワンオペ、かつワーキングマムという事もあり、母子チームは助け合い、割と何でも話せる間柄なのが幸いでした。

もちろん、子どもが100%事実を私に話しているとは思ってません。むしろそれが自然だし、人として間違った事をしていなければ別に隠し事があっても良いかなと。ある程度は子どもを信じて、“逃げ場を作ってあげる”のも大事かなと思います。

大人から意識を変えてみよう

まず大人が「生理や性行為は恥ずかしくない、自然なこと」という風に意識を変えてはどうでしょう?私も性の話が「気まずくない」と言ったら嘘になりますが、例えばNetFlixで突如画面がラブシーンになってしまった時...それは口頭説明を省くチャンスでもあるので(笑)我が家ではそのまま続行場面によっては「お互い好きだから、まぁこうなるよな」的な解説を加えたりしてました(笑)

インター校の性教育

インター校ではPSHE education(Personal, Social, Health and Economic education) という日本で言う道徳的な時間に、性教育についても学びます。

「プライベートゾーンを見たり触るのは、自分だけ。家族でも嫌なら見せなくてよい。」という性の基本は、確かYear1(5−6歳)で。段階を追って、妊娠やセックスに関しては確かYear4〜5(9〜−0歳)で習ったかと(正確な学年はうろ覚え)。

上に兄姉がいる生徒からいろいろ情報が入ってくるのは、きっと日本と同じですね。なので、ある程度の基礎知識は授業と友達から入った上で、私が正したり補足して話している感じです。

皆さんも性教育、オープンマインドで話してみてくださいねー。ペナン在住の方はレベッカさんの個展へ親子で一緒に行くのもお勧めです!

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