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新たな一歩を踏み出した2020年、案外良い年でした

コロナに始まり、そして終わった2020年ですが、意外にもスッキリ晴れやかな気持ちです。余分なことが削ぎ落とされて、私自身、本当に大事なものが浮き彫りにされた1年でもありました。

日本行きのキャンセル

9年ぶりに帰国する予定だった日本行きのフライトを、悩みに悩んでキャンセルしたのが2月下旬。(日本でペナン移住説明会を開催する予定でした)

その後、3月中旬からマレーシアでロックダウン開始。

もし予定を決行して日本へ帰国していたら、ロックダウンと重なってマレーシアへは再入国できなかったですね。

ご褒美のロックダウン生活

ロックダウン生活は「母子生活、もしどちらかが感染したら...」と怯えつつも、息子とお菓子作りを楽しんだり、家事を仕込んでサバイバルスキルを鍛えたり。私にとっても、多忙な日々から一旦立ち止まれた「ご褒美の時間」でもありました。

仕事減からの「たびまな」スタート

もちろん、お客様が入国できないので仕事は激減です。

それでも、いまできることは何か?皆に必要とされていることは何か?と問い続け、たどり着いた結論が「コミュニティ作り」。

7月から始まったサークル「たびまな」では、オンラインでのイベントを通し、さまざまな人たちと繋がることができました。先日も、ドイツからのゲストを招いたお話会で、大切なメッセージを少しでもお伝えできたかな?と手応えを感じています。

ひとつの時代の終焉

コロナの出現は、必要悪だったのかもしれない...ということをパンデミック初期に書きました。

4月頃になると、留学移住・教育についての今後がいろいろ見えてきました。予想、概ね当たっていますね。

さまざまな分野で、ひとつの時代に終焉が訪れています。
もしかすると、私の仕事も含まれるかもしれません。でも、不思議と悲観的にはなっていないんです。不要なら淘汰されても仕方ないな、というのが正直なところ。

短期的に見たらマイナスかもしれないけれど、「新しい時代が既に始まっている」という予感にワクワクしている方が強いかな。

そんな楽観的な私ですが、無性に寂しく耐えがたい“終了“もありました。ペナン島とマレーシア本州を結ぶフェリーが、126年の歴史に終わりを告げたのです。

運行最終日の今日、息子と二人で乗ってきました。

子どもたち二人共フェリーが大好きで、ペナン移住当初から用事がなくても何度も何度も乗ったフェリー。車ごと乗って、移動中はデッキに出て海風に吹かれて、遠ざかるペナンのランドタワー・コムタービルを眺めて。

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船の中に小さな売店もあって、ちょっとした旅行気分なんです。着岸時に跳ね上がるステップを眺めるのも楽しくて。

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「ペナンにとってのフェリーは、ジョージタウンと同じく遺産だ。後世に残そう」と反対運動も起こり、二転三転したものの。結局は予定通りにサービス終了。2年間のリノベーション中は、人とバイクのみ乗せて隣の港から別のフェリーが運行するそうです。

いやぁ...残念です。移住当初、誰も頼れず情報もなく手探りでのVISA手続き。半島側の移民局へ訪れた際、このフェリーを何度も使ったので、当時の苦労や思い出が一気に湧き上がって泣きました(涙)

当時3歳、いま12歳の息子も「フェリーは動きがスローで、人も車も乗れて、いいよね。綺麗じゃなくても、早くなくても良いのにね」と残念そうにつぶやいていました。

...と、ちょっと感傷的な大晦日ですが、この後はコンドの屋上から花火を眺める予定!(今年はやるかな?)家族4人でのビデオ通話もして、みんな健康で2021年も頑張ろうね!と励まし合いました。

引き続き、2021年も毎日note書いていきます。よろしくお願いします!

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