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性善説v.s性悪説〜ペナンは人を信頼しすぎる?

年末年始の観光客が去って街が落ち着いた昨日、これに乗ってきたんです。ジャーン!

世界遺産のジョージタウン、狭い路地が多いのでレンタル自転車が重宝されていましたが、最近のトレンドはこの電気自転車!

私、めっちゃ嬉しそうな顔してますよね(笑)

はしゃぐアラフィフの母と冷静な息子13歳(笑)

ほとんど何も聞かれない

前情報もなく、ただ「観光客が乗ってて楽しそう!」だけでふらっと出かけ、電気自転車が置いてある商店へ行き、借りたいと告げる。

お店のおばあちゃんが、福建語(中国南部の方言、ペナンの中華系住民が話す)で何か言っているが、私は理解できない。

そこでおじいちゃんがノートとボールペンを持ってきて「名前・パスポート番号・電話番号を書いて」という。

レンタル料:1時間20リンギット(550円)
デポジット50リンギット(1400円)

安い…

免許は要らない?

レンタカー借りるとき、免許証だしますよね?だから、免許見せる?って聞いたら、おばあちゃんが

「は?モト(モーターバイク)だよ〜」

と何言ってんの?的にあしらわれて。(いや、バイクでも免許要るでしょう笑)

何も考えずふらっと来て、これが「バイク」なのか「自転車」なのかもわからないまま操作方法を教わり、ちょこっと練習して街へと出発したのでした。

キーを回すと充電残量がわかる🔋

The 性善説の街、ペナン

ノートには情報書いたけど、私の電話番号が本物かその場で確かめるでもなく、パスポートの原本を求めるでもなく......これって、

全部ウソの情報を書くこともできちゃうし、バイクと違ってナンバープレート=陸運局の登録もないし、デポジット捨てたらそのままお持ち帰りもできちゃう

わけですよね。

なんか、すごくないですか?!?!

前からこの手のエピソードには事欠かないけど、この街はとことん性善説で動いてるんだな、と改めて思いました。

追っかけは激しい

途中でカフェに入って休憩してたら大雨が降ってきて、「返す時に追加料金支払えばいいよね」と何の連絡もしなかったんですね。

そしたら、1時間すぎたあたりで速攻電話かかってきました(笑)

「雨止んだらバイク戻すね」と言っても通じず、何度も「早く戻ってこい!」とおばあちゃんすごい剣幕で。やっぱり心配だったのかな。なんだか申し訳なくなって、小雨になった所でカフェを出たのでした。

信用ベースな分、怪しいと思ったら追っかけは激しい!

性善説VS性悪説、どちらが得?

おばあちゃんの剣幕に、やっぱり免許証の写真とるくらいしてもいいんじゃない?と心配になって。デポジットも、万が一盗まれてもいいくらいまで引き上げてもいいかも?!

日本だったらどうだろう…やっぱり、免許証提示は当然として、「性悪説」がベースにあるんでしょうかね。

でも

「信じているからこそ、バイクは無事に返却されるのかも?」

という気もするんですよね。疑ってガチガチに厳しくすると…どうなるかな。

みなさんはどう思いますか?

人間の本質は「善」である

最近読んだ本でも「人間の本質は善だ」と書いてありました。


この本、「性善説を科学的に証明した」とも言える、面白い実験・検証結果が多く掲載されてて、性善説の街ペナンに住んでいると、それも納得できるなぁ…と考えた、電気自転車(バイク?)レンタルのお話でした。

電気自転車の運転レポート、インスタグラムの方に掲載します。そちらも良かったらどうぞ〜


































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