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八日目 令和元年五月六日 八時四十五分頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。八日目 令和元年五月六日 八時四十五分頃。駿河國 蒲原宿。

【上段】蔀戸のある家蔀戸(しとみど)とは、開けるときに上へ持ち上げる戸シド・ミードではない。半蔀(はじとみ、はしとみ)は、戸の半分が上に持ち上げるようになっている。半蔀は能の曲目にもなっている

【中段左】こじんまりとした感じの良い町家

【中段中】大正時代の洋館の歯医者。外観だけが洋風で、中身は和風らしい。昔の医院の色はこんな色、という印象がある。

【中段右】旅籠「和泉屋」の看板(左)と昔の煙草会社の看板(右)煙草が専売化される前のものか。「売捌人(うりさばきにん)」とある。

【下段左、中】広重の東海道五十三次「蒲原夜之雪」の記念碑。東海道から少し離れたところに立っている。今の静岡県沿岸部では滅多に雪が降らないが、当時はどうだったのだろう。広重の想像かも知れぬ。

【下段右】なまこ壁のある「ぬり家造り」の商家昭和時代まで「僊菓堂(せんかどう)」と言う菓子屋を営んでいたらしい

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