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絵がチープに見える特徴9選

どうもこんにちは。

今現在無職で、絵とか何かしらの創作で食っていけないかと貯金を食い潰しながら修行している者です。

最近はかなりの時間を割いて他人の作品の観察やイラスト技術本を読むことで目が肥えたものの、そのせいで自分の描く絵に幻滅して一種のスランプ状態になっています。

ということで気分転換に文章を書くことにしました。

今回は「チープに(素人っぽく)見える絵の特徴」についての私見をメモとして残しておきます。

この内容はYOUTUBEでよくある講座動画でなるほどと思ったものや、僕が考えたやつのごちゃまぜです。

ちなみにこれらに当てはまっても、上手いこと絵にマッチしてたり、作家性やら人柄やら何やらで評価されている人もいるので、要は傾向の話になります。

とはいえこれと逆のことをすればチープっぽさは薄まるのかなと思います。

ちなみにこの記事を書くにあたって、悪い例として自分の絵を使ってます。

ということで目次は下記になります。

・人体構造がおかしい


目の位置、花の位置、耳の大きさ、首の太さに違和感


肩がおかしい


キャラクターイラストの場合、人体構造がおかしいと一発アウトですね。
どんだけ塗りが上手かろうが、背景が描けてようが、絵全体が一気にチープになります。

ここでいう人体構造はシンプルに顔面のパーツ配置だったり、体の比率、手足の生えている位置とかです。

特に顔を描く場合、美少女やイケメン設定だとミリ単位の狂いでブサイクになるので難しいです。顔に角度が付いてくるとそれがより顕著になります。

人間は人間を見慣れているので、変な狂いがあると即気付かれます。


・立体感や奥行が無い






モデルをド正面にしてカメラもド正面の胸の位置にしたような絵だとチープっぽさが出てきますね。

多分立体感が無いと情報量が少なくなるから安っぽく見えるのだと思います。

プロの絵なんかを見ると、あえて人体のほぼ全てのパーツを立体に見せる角度で描いてます。逆にド正面ポーズ、ド正面カメラ位置で安っぽく見せないのは難しいと思います。

・彩度がやたら高い


ポップな絵柄だと合うんですけど、割とリアル寄りの絵柄で彩度が高いとめっちゃ安っぽくなる傾向があるようです。

逆にカラフルで有名な絵師だとこの方がいますけど、これはカラフルなのにリッチな感じを出せているのが凄いですね。
https://www.pixiv.net/artworks/103424118

細かい分析はしてないですけど、実はグレーを随所に使ってたり(準補色対比だったか)、彩度低めの中に差し色をバシっと決めてたり、そういうことで「彩度が高いように見せている」とか「彩度が高くても見る人を魅了する絵柄」とかそういう凄い領域で戦ってる人なんだと思います。

・コントラストが低い


コントラストが低いとサムネ映えしないとよく言われます。

ぶっちゃけちょっと下手糞な絵でも陰影が濃く描写されてると目に留まるんですよね。

どうも人間はコントラストの高いところに目が行くようなので、低いと本能的にスルーされる絵になるのかもしれません。

・エアブラシ使いまくり


エアブラシを使いまくると絵に締まりがなくなって安っぽく見えます。
近い落ち影はクッキリ、自然な陰はぼやける、という法則があるらしいので、それに則って描くとリッチ感が出るかもしれません。

・素材感が出せてない


僕の絵なんかまさにそうですが、服とか小物とか全部ツルンツルンなんですよね。

光の反射の仕方で素材の違いを表現できてないです。これも安っぽい絵に見えます。

・同じ構図、角度でしか描いてない



一枚の絵でなく、その人が何回か投稿している内容を見て、全て同じ構図とか角度で描いてると「その構図、角度でしか描けない人なんだな」と思ってしまい、絵だけでなく描いている人の技術力や表現力にチープさを感じてしまいます。

上の3枚は塗りの練習と称してバストアップだけにしているのですけど、やはりこれが3連続で並ぶと安っぽいなーと自分ながらに思ってしまいます。


・線が細すぎ、強弱が無い

これは好みがあるかもしれないですが、線が細かったり平坦だと陰影や立体感を表現できず、安っぽさが出ます。

・背景と人物に一体感が無い

背景を取って付けましたみたいな絵も安っぽく見えます。
これはライティング(照明)技術の問題のようです。

普通、光というのは背景から入ってきて人物に映るわけですが、その表現をしないと実在感がめっちゃ薄まります。なんかもう、「はい、絵ですね」みたいな感じというか。

逆に言うとちょっと上手いぐらいの絵でも、ライティング次第でめちゃくちゃ神絵になったりするので、これも重要ですね。

最後に

てな感じで自分の過去絵をディスるという結果になった記事でした。
日々精進ですねえ・・・。

まとめると、上に挙げたことの逆をやれば、絵を見た人が「おおっ!」となるってことだと思います。つまり・・・・

・人体構造に違和感が無い
・立体感や奥行がある
・彩度のバランスが良い
・コントラストが高い
・エアブラシ(ぼかし表現)は適所に
・素材感が出せている
・(作品を跨いで)同じ構図、角度でない
・線が適度な太さで強弱を感じる
・背景と人物に一体感がある

ってことかなと。

以上

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