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テキサス移住完全ガイド4 ~引っ越し編~

ローン&購入編はこちら。

だいぶ間が空きましたが、引っ越し編です。これは別にテキサスに限ったことではないので、さくっと行きましょう。

日程と各種サービスを決める

まずは重要なのが日程決めです。アメリカの賃貸は基本的に契約期間が決まっており、それ以前に解約するとペナルティを取られたり、そもそも契約期間満了までの家賃を取られたりします。うちの場合は30日前に通告が必要、かつ1ヶ月分のペナルティだったので、だいたい1ヶ月以内で引越し日を決める必要がありました。また、クリスマスにかぶると配送も遅れるので、その前、12月16日あたりに決定します。

ここからは、必要なサービスを手配していくことになります。

- 引っ越し
- 車の配送
- 航空券
- レンタカー(車がない期間)
- ホテル(家がない期間)

などなど。これが割と死ぬほど大変です。まずは引っ越しサービスから見ていきましょう。

引越しサービスの種類

アメリカの引越しサービスには大きく分けて3つあります。

- フルサービス
- ムービングコンテナサービス
- コンテナやトラックのレンタル

当然フルサービスが一番高いです。ただ、やはりアメリカクオリティなので、調べると別にそんなに丁寧にやってくれるわけじゃないとの情報が。。。日系のサービスだと、2万ドル以上するという噂も聞きました。とても無理です。

一方コンテナやトラックのレンタルは、アメリカではかなりポピュラーな方法で、UHAULといったサービスが、トラックやコンテナを時間貸ししてくれます。

アメリカでは車の後ろに牽引できるヒッチをつけている人が多いので、コンテナを自分で引っ張って引っ越しします。これは近場なら便利で一番安いです。

ただ今回はベイエリア → テキサスということで、長距離過ぎてこれも難しいので、ムービングコンテナというサービスを使うことにします。U-PackとPODSなどが有名です。

細かなところで差はあるんですが、基本的にはコンテナが指定日に運ばれてきて家の前に置かれて、それに期日までに積み込むと、取りに来てくれてそのまま新居の前まで届けて設置してくれます。荷物をおろしたらまた回収してもらって終了です。見積もりも取りましたが、UPackのほうがかなり安くPODSを使う理由は見当たりませんでした。

さて、U-Packに見積もりを取ったんですが1つ問題発生。最初はトレーラーをお願いするはずだったんですが、12月は空いていなくて、コンテナ2つで$4000ほどという見積もりでした。閑散期の倍くらいの値段ですが、相見積とってもほかはもっと高かったので、こんなものでしょう。更に、コンテナも届けられる日がピンポイントで12月15日しかなくて、12月16日には出なければ行けなかったので、積込みの時間が1日になりました。(本来は3日)

トレーラーとコンテナの違いとしては、トレーラーは使った部分の長さに応じた料金なのに対し、コンテナは使った「個数」に応じた料金です。なので1個しか使わないと$3000と、$1000ほど安くなります。とりあえず2つ届けてもらって、なんとか1個に詰めてみることにしました。実際に使用した分だけの料金なのもU-Packのいいところです。家の家具の大きさをはかって詰め込めるかどうかを事前に計算とシミュレーションして、いける、と踏んでました。

車の配送サービス

これがまじで鬼門。調べたらいっぱい出てくるし、引越し侍みたいなサービスもあって、相見積が簡単に取れるので、まずはとってみたところ、大体2台で$2000くらいであることが分かりました。その後も安いオファーが来て一番安いのは$1800でした。

一方U-Packのほうにもどこか紹介してくれと言ったら、Mr. Car Shipperというところを紹介してくれました。

ちょっとサイトを見てもらいたいのですが、社長がいかに他の配送業者があくどい商売をしているのか、を説明しているビデオがあります。ここで見積もりをとったところ$2400でした。アメリカのサービスがいかに適当で、ストレスフルなのかは実感していたので、U-Packのリファレンスもあることだし、ここに頼むことに決めました。結果的にはトラブルも何もなくとても良かったのでオススメです。

車の回収は14日になりました。そしてなんと17日にはもう着くとのことだったので、交渉して夕方に持ってきてもらうことにしました。17日の飛行機が午後着だったため。

その他のサービスの手配

あとは細かく手順を決めて必要なサービスを抑えていきます。

12月14日 - 朝レンタカーを空港近くで借りる。自分の車は回収。
12月15日 - 朝コンテナ届く、積み込み開始。
12月16日 - 昼までに積み込み完了。コンテナ回収。車を返して、空港近くのホテル泊。
12月17日 - シャトルバスで空港に行き朝の便で飛んで、Uberで家へ。車も到着。

車なしでは保育園の送迎が出来ないので、ここのプランはかなり緻密に組みました。幸い車の配送スケジュールが良かったので引越し前にレンタカーを手配するだけで済みました。ちなみにチャイルドシートはレンタカーで使ってそのまま飛行機に預けて持ってきてます。アメリカン航空は普通手荷物有料なんですが、JALのステータスでなんと全員2個まで無料だったので、スーツケース3つ、布団2つ、チャイルドシート2つを預け入れて持ってきました。当日から家に泊まる予定だったので、布団もね。。。

あと、なる早で暮らせるように事前にBest Buyで冷蔵庫、洗濯機、乾燥機を発注、配送を12月18日に指定しました。これがまた後のトラブルに。。。

あとは、公共サービスやインターネットなどを停止、新規契約する必要があるので、それも全部やります。アメリカはネットで出来るので非常に便利でした。ホームセキュリティなども契約します。

不用品の処分

子供が二人で寝てたクイーンサイズのマットレスなど一部の大型のものは持っていかないことにしたので、Facebook MarketplaceやeBayなどを駆使して売りました。PS Vitaと3DSがかなりいい値段で売れたのでホクホク。

積み込み

まぁ死ぬかと思った!最終的に1つのコンテナに詰め込みました。

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結局、いくつかグラスが割れたのと、ワインセラーにリキュール類やら書類やらを入れて運んでたらリキュールの蓋がはずれてて中にぶちまけられてて大変になったことを除けば、比較的トラブルなしで運べたと思います。

いくつか学んだのは、移動で揺れてだいぶ擦れるので、ちゃんと梱包しないとだめ。箱は何段も積めるけど、やっぱり潰れるので3段くらいが限界。などなど。ほんとに大変でした。。。

家電が来ない

さて、そんなこんなで無事に着いて、車も届けられたので、まずは寝床の確保。シングルの布団2枚はありますが、マットレスが来るまで寝床が足りないので、シングルのマットレスを2つCostcoで購入、到着後はそのまま子どもたちのそれぞれのベッドになります。あとはテレビもBest Buyで購入し、インターネットルーターも当日受け取ります。しかしインターネットが開通しない!翌日テクニシャンに来てもらうことに。

さらに夜に電話があって、冷蔵庫が在庫がなくて明日来ませんと。なんですと!?2ヶ月前からこっちは予約してたんだよ、と電話でブチ切れ、とにかくなる早で手配出来るやつを教えろ、と交渉して、同じ型の色違いを、4日後に届けるということになりました。仕方がないので発泡スチロールのクーラーボックス買ってきて4日間暮らしました。。。

あとはまぁ荷物をぼちぼち運び込んで、必要な家具を買い足して、無事クリスマスも祝い、1ヶ月位でやっと落ち着いた感じです。そのうちに一軒家ならではの手間があることが色々わかってくるんですが、それはまたの機会に書くことにします。

アメリカは広いので、引っ越し1つにしても本当に大変でしたが、まぁいい経験になったということで!

次回は特別編、スーパーマーケット完全攻略、です。

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