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理想のレジデンス像

読んでいただきありがとうございます。

現在「アーティストの居場所を地方でも作りたい」とクラウドファンディングに挑戦しており、今日で19日目になりました。
既にご支援頂いた皆さま、記事を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます!

今日は、改めて私が作りたいレジデンス像についてお話したいと思い投稿しています。

発起人である筆者

大きな特徴の1つで、大切にしたいと思っていること。それは「自由であること」です。

アウトプットを必須としない
ジャンルの指定もなし
滞在期間も基本自由

「そんなので成立するの?」と思われることは承知の上ですが、そういうレジデンスがしたいんです。

この思いは、私がアーティスト当事者だから、そして実際に試運転してきたからこそ生まれたものだと思っています。

ただ「ここにアーティストとして居て良いんだ」と思える安心感。
そして自分のアートと目を背けず向き合う時間。

それらが全てではないし、ずっとそれだけでも居られないけれど、そういう場所も時には必要だと思うんです。錦江町がアーティストにとっての ” そういう場所 ” になったら良いなと思っています。

滞在アーティストの活動写真

私たちのレジデンスには、「しばらくアートから離れていたけれど、もう一度アーティストとして活動して行きたい」という方や「まだ実績は多くないけれど、これからアーティストとして活動して行きたい」という方もいらっしゃいます。

レジデンスを利用する側の思いも、人の数だけあります。当たり前ですが、みんな同じじゃありません。

ジャンルの制限があったり、大きな実績が必要だったり。「思いはあるけれど、自分はそこには当てはまらないから」と漏れた人たちも受け入れられる場所にしたい。

だからこそ、「自由であること」を勇気を持って掲げたいです。

町内で行っている「みんなの音楽室」の様子

先日参加したレジデンス関係者とのオンラインイベントにて、「今までは世界的な、規模が大きなレジデンスがメインだったのが、コロナ禍を経て現在、国内の動きが増えてきた。国内のAIR(アーティスト・イン・レジデンス)業界は新しいフェーズに来ている!」というお話がありました。

色んなレジデンスが存在しているからこそ、「こうでなきゃ」が無くて良いのかもしれない。

「アーティスト・イン・レジデンス」というのは、たまたま私がやりたいことと似ているなと思ったから言葉として選択し使って居ますが、既存の枠に囚われすぎる必要もないかもとも思っています。

いつどんなタイミングで、アーティスト自身が納得のいく形でアウトプットできるかなんて誰にも分かりません。「納得いかないけど出さないといけないしなぁ」と思わせるプログラムをわざわざしなくても良いかな、とも思っています。

地域の課題解決に"利用しない"、"利用された"と思わせない。少し強い言葉ですが、「アーティストの権利を守りたい」という思いがあります。自由にそれぞれのペースでアートと向き合ってもらうために、間に入る ” 誰か ”。その " 誰か ” に私はなりたいです。

「自由なレジデンス」。私の ” こうありたい ” を詰め合わせたわがままですが、日本の端っこの田舎町にそんな場所が1つくらいあっても、良いんではないかとも思うんです。

引き続きご支援・記事の拡散大歓迎です!
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

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