真奈可

やりたいことだけやって、ゆるーく生きてます。発酵食品作りと料理と食べることが大好き😋 …

真奈可

やりたいことだけやって、ゆるーく生きてます。発酵食品作りと料理と食べることが大好き😋 ポーランドで暮らしてみたい🇵🇱✨

マガジン

  • 菌女の暮らし

    発酵食品作りやきのこを愛する菌女の、日常やら料理レシピのまとめ。

  • コロッケ姫とチャチャ王子

    一緒に住んでいる猫二匹と私の物語。

最近の記事

こたつ暮らし始めました【買ってよかったもの】

今年の今頃は例年よりもだいぶ暖かい日が続いているが、それでも今まで以上に足元にひんやりと冷えを感じるのは、家で作業する生活に変わって運動量が減ったことと、それなのに体重が減って脂肪が少なくなったせいかもしれない。 外に出て太陽にあたってみると、家より暖かいじゃん!と思うこともしばしばある、そんな冬の入り口である11月の初旬。 どうしたことか、私は急に無性に、どうしようもなく『こたつ』が欲しくなった。 こたつのある暮らしは実家を出るまでは当たり前のように存在し、当たり前じ

    • 消せない違和感

      私には、姉と兄がいる。 正直に言って、どちらともさほど仲は良くない。 というか仲が良い悪い以前に、同じ部屋で生活していた頃、まともに会話をした記憶がないのだ。 そして、仲が良い悪いとか好きとか嫌い以前に、二人に対して『合わない』という感覚を持っていて、居心地は良くないしむしろ気まずく会話に困る。特に6つ上の兄に関しては、それが顕著だ。 なぜ『合わない』のか考えたこともあるが、考えてわかることではなかった。 感覚的なことだから、考えてもわかるわけがない。 12歳年の離れた

      • 柿だけで作れる!酢酸菌たっぷり『柿酢』の作り方

        今の時期、スーパーにはたくさんの柿が並んでますね。 散歩の途中、木にぶら下がっている柿を見かけることもしばしば。 柿を食べるだけでなく、皮ごと有効活用できる方法をご存知でしょうか? それは、柿を自然発酵させて『柿酢』を作ることです。 柿には酢酸菌や酵母がたくさん含まれているので、私たちが特に手間をかけずとも、微生物たちの働きで自然に発酵が進みます。 柿を切って、瓶に詰めて濾す。 これだけで柿酢ができちゃうのだから、自然の作用に感謝せずにはいられません。 必要なものは

        • アレルギー改善できるかな?はじめてのプチ断食(その1)

          10月に入り、ようやく気温が涼しくなってくると、鼻炎アレルギーの症状に悩まされる。 幼い頃から悩まされてきた鼻炎アレルギーは病院に行ったところで完治せず、薬も一時凌ぎにしかならないという事実が、これまでの私の人生に履歴として記されている。 去年の今頃に症状が悪化し、ネット情報や本を参考に食事療法を試してみたものの、半年ほどで何故か症状がぶり返してしまい、今では食事療法前の食生活に戻ってしまった。 しばらく症状は落ち着いていたのだが、こうもひどくなってくると、また食事療法

        こたつ暮らし始めました【買ってよかったもの】

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        • 菌女の暮らし
          5本
        • コロッケ姫とチャチャ王子
          2本

        記事

          コロッケ姫とチャチャ王子 #1【出会い】

          「駅に向かう途中の公園に猫がいるよ」 そう教えてくれたのは、当時一緒に暮らしていた彼だった。 2017年初めの頃のこと。だったはず。 彼とは違う駅までの道のりを歩いていた私は、その公園の存在を知らなかった。 彼は駅へ向かうまでの色んな道のりを知っていて、気乗りしないが働くしかない仕事場までの景色の中に、新たな発見を見つけて楽しんでいるようだった。 その公園だけでなく、あの店の入り口近くによくいるとか、ここの駐車場で毎日見るとか、仕事場の近くで見ただとか、とにかくよく猫を

          コロッケ姫とチャチャ王子 #1【出会い】

          ポーランド料理を創る! 【#1 Bigos(ビゴス)〜ザワークラウトの煮込み〜】

          私はポーランド料理が好きだ。 ポーランド料理と言っても、厳密にいえばポーランド固有の料理は少ない。 周辺の民族の食習慣を取り入れた独自の食文化構築によって、バラエティ豊かな伝統料理が生み出されている。 ポーランドは発酵漬物や発酵液を使った酸味のある料理が多く、市場には旬のきのこが種類も豊富に並び、きのこのピクルスまで売られている。 秋にはきのこ狩りを楽しむ人も少なくないし、きのこの切手まで売られているのだから、『きのこの国』と呼ばれるのも納得だ。 私が発酵に興味が湧いた

          ポーランド料理を創る! 【#1 Bigos(ビゴス)〜ザワークラウトの煮込み〜】

          きり昆布の醤油麹炒め【菌女の料理レシピ vol.3】

          自分の『食』に対する変化を、頼もしく思う今日この頃。 今まであまり食べなかった、決して苦手ではない食材を無性に食べたくなるのは、意識よりも身体が、いや、細胞が欲しているのだろうか。 必要ですよー!と、意識に呼びかけているから、応答したくなるのか。 わかめ、ひじき、雌株、もずく、昆布などの海藻軍団は嫌いではないが、さほど気になることもなく、買う頻度が少ない食材だ。 スーパーで見かけると、たまには食べようかと思うのだが、結局買わなかったりする、そんな海の幸の海藻軍団。 しか

          きり昆布の醤油麹炒め【菌女の料理レシピ vol.3】

          コロッケ姫とチャチャ王子【プロローグ】

          明け方、自室のドアのすぐ向こう側で、チャチャの寂しそうな鳴き声が聞こえる。 目が覚めてそのまま起床する時もあれば布団でしばらくゴロゴロするときもあるが、遅くとも6時半には自室のドアを開け、おはようを言う。 私よりも遥かに小さなチャチャとコロッケが、鳴きながら足元に擦り寄ってくる。 いつもの朝だ。 まずは窓を開けて換気し、チャチャとコロッケのトイレをチェックする。 必要があれば掃除して、部屋も掃除する。 何度かけていても、掃除機の音はどうしても苦手でなようだ。 申し訳な

          コロッケ姫とチャチャ王子【プロローグ】

          さよなら、豆腐屋さん 〜おじいちゃんからのギフト〜

          遅くても午後には開いているはずの豆腐屋さんのシャッターが半分下され、なにやら張り紙が貼られている。 私の視界に映るその光景が大きくなるにつれて嫌な胸騒ぎが始まった。 少し遅めの夏休みかもしれないと気を持ち直したが、張り紙の文字が見えた途端、嫌な胸騒ぎは失望に変わった。 「閉店しました。長い間ありがとうございました」 この張り紙は、おじいちゃんが作ったのだろうか? 張り紙に印字された文字を眺めて気を紛らわせるように自問自答してみるも、そう簡単に気など紛らわせられない。

          さよなら、豆腐屋さん 〜おじいちゃんからのギフト〜

          せせりとゴーヤのビール酢炒め【菌女の料理レシピ vol.2】

          この夏仕込んだビール酢。 もう少し発酵させてから使うつもりが、味が気になって仕方ないので味見したところ、今まで味わったことのない「ほんのりビールの名残があってちょっとだけ苦い」この酢を、早くも料理に使いたくなった。 ビール酢を仕込む前から、ゴーヤ料理に使うと決めていた。 というのも、ビール酢はホップ特有の苦味が少し残るかもしれないので、敢えて苦味のあるゴーヤと合わせてみようと思っていたのだ。 ビール酢の味を活かすため、食材はゴーヤとせせり肉のみの、シンプルで手軽なレシ

          せせりとゴーヤのビール酢炒め【菌女の料理レシピ vol.2】

          乳酸菌だらけ!?発酵きのこカレー【菌女の料理レシピ vol.1】

          酢、味噌、醤油に白たまり…。 去年から始めた自家製調味料作りで、これまで気にも止めなかった『発酵』というプロセスとそこに関与する、目視では確認不可能な微生物たちを愛おしく思うようになった。 見えないところで絶えず働いている何者かの働きと何らかの作用で成り立つ環世界の循環システムを、大好きな料理を通じて実感できるしあわせな日々に感謝しつつ、この夏は発酵漬物をよく作っている。 発酵漬物は、私の大好きなポーランドで欠かせない食材の一つ。 ポーランドは日本のように味噌や醤油の

          乳酸菌だらけ!?発酵きのこカレー【菌女の料理レシピ vol.1】

          酢ばらしき日々 vol.1【菌女の日常】

          去年、初めて柿酢作りに挑戦した。 簡単に説明すると、柿を適当に切って瓶に詰め込んでおけば発酵が始まり、酢が出来上がる。 柿酢は市販の酢では味わえない、まろやかで上品な旨味がある。 生きた酢酸菌がたっぷり含まれているし、殺菌しない限り発酵は進むので、時間が経つにつれてその味わいの変化を楽しめるのは自家製らではの究極の醍醐味だろう。 この柿酢を種酢として、今年はビール酢とあんず酢を仕込んだ。 種酢というのは、生きた酢酸菌を含む酢のことを言う。 酢酸菌は販売されてないので

          酢ばらしき日々 vol.1【菌女の日常】

          猫から学ぶ『しあわせセンサー』

          最近、猫を見ていて気がつきました。 すごく幸せそうな表情をするんです、身体を撫でているときに。 だから私は、思わずつぶやきます。 「なぜそんなに、幸せそうな顔をしてくれるの?」 返事がなくとも、もう、そのうっとり具合からキミたちの心情はわかるのよ。私はただ、撫でているだけなのにね。 それだけなのに、キミたちに喜びを与えられているんだなってわかったら、こっちまで幸せな気分になるんだよね。しかも、ただ撫でているだけなのにさ。ん?言い過ぎ? 私は、勝手に家に連れ込んだキミ

          猫から学ぶ『しあわせセンサー』

          ドンジャラと生コン工場【おもひで話】

          実家に住んでいた頃、近所にドンジャラという名前の、人懐っこい中型の白い犬がいた。 自宅から小学校へ向かう途中にある生コン工場で飼育されていた犬で、小屋の前ですっくと立ち、舌を出した愛嬌のある表情でこちらを見ていた姿を今でも覚えている。 ただ単にその姿を見かけるだけでなく、一緒に散歩もした。 生コン工場の人にお願いすれば、散歩に連れて行けたからだ。 ドンジャラとの散歩は、友達と遊んでいるときに行くことがほとんどだった。実家のある団地のすぐ隣が公園で、目と鼻の先の距離に生コ

          ドンジャラと生コン工場【おもひで話】

          調べて、試して、知っていく。

          わからないことや調べたいことがあると、すぐにインターネットで調べる。 旅先での宿泊先、目的地までのルートや料金、映画の上映時間、天気予報、グルメ情報、料理レシピ…。挙げればキリがないほどで、その活用は多岐にわたる。 以前、こんなことがあった。 仕事から帰宅して寝室に入ったら、窓側の壁にじっと止まっている蛾を発見してしまった。 いつの間に入り込んだのだろう?と疑問に思いながら、どうしたらいいかわからず、慌てふためいた。蛾が苦手な私は、当然パニック状態だ。 生きたまま外へ

          調べて、試して、知っていく。

          人生は、カモフラージュだらけ

          突然、陶芸に挑戦したくなった。 私にとって、『突然』は閃きでもあり、日常的でもある。 突然思い立った割には少し時間が経ったものの、ようやく陶芸の体験教室に足を運んできた。 作る品は、猫二匹のご飯皿にしようと決めていた。 自宅から徒歩20分ほどの陶芸教室は、先生の自宅の一階にある。 部屋の壁に沿うように立つ手製らしき棚には、先生や生徒さんの作品がずらりと陳列されていてる。 生徒本人がそこにいなくとも、その作品から人と成りを想像できそうな、何かが宿っているのを感じた。作品を

          人生は、カモフラージュだらけ