遠坂ポ

ぼくはオルフェーヴルが世界でいちばん強いと思います

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日本は”競馬一流国”か。「種牡馬の輸出国」としての日本競馬

はじめに ───競馬の国際格付け 『競馬一流国』というとどのような国を思い浮かべるだろうか。イギリス?アメリカ?フランス?それとも日本? 競馬に詳しい人であれば、その定義を国際セリ名簿基準委員会の認定するパート1国にその定義を求めるかもしれない。この定義を単純に言うと、国々の競馬のレベルをGⅠ、GⅡ……のように格付けしたものであり、パートⅠ国には日本やアメリカをはじめ16ヵ国が認定されている。 南アフリカやペルー等、日本人としては馴染みのない国もパートⅠとして設定されてい

    • 馬場解放でエクイターフを体験してきた話

      遡ること皐月賞当日。運良く私の友人が馬場解放に当選した為、中山競馬場の馬場解放に参加してきました。 中山競馬場で使用されている芝はJRAにより 独自開発された品種であるエクイターフ。 詳細は以前noteに投稿したこちらの解説に託しますが、ざっくり言うと地下茎の密度が高い(=地面が硬くえぐれにくい)ような性質を持っています。 偉そうにnoteで解説したとはいえ、これまでエクイターフを実際に触ったことはありませんでした。ということで、百聞は一見にしかず、エクイターフに実際に

      • 【血統小噺】レガレイラ・アーバンシックはなぜ走るのか

        今年のクラシック路線でも有数の有力馬とされるレガレイラ、アーバンシック。 種付け料急上昇中のスワーヴリチャード産駒だ。この2頭の特筆すべきところは、同父...どころか(母は違えど)100%同血ということだ。 彼(彼女)らが共に今年のクラシック路線に名を連ねたことは偶然だろうか...? 筆者はこれを必然と考える。この2頭の配合の背景に「サンデー×リファールの繰り返しによる名馬の再生産」の意図を見出したからである。 ─サンデーサイレンス×リファールという勝利の方程式 気性難

        • 『ウマ娘』は競馬界に何をもたらすのか

          「ウマ娘」コラボは失敗だった…? 先日、笠松競馬場が行った『ウマ娘』とのコラボは大盛況に終わったようです。 しかしながら、X(旧Twitter)では当日の笠松の売り上げがさほど伸びていないこともありこのような指摘もありました。 確かにネット投票全盛の時代において、競馬場現地が盛り上がっていても必ずしも売り上げがそれに比例するとは限りません。 実際「ウマ娘は競馬業界に”経済的”に貢献したのか?」と聞かれれば、私は否定するでしょう。JRA等の開示情報を見ても売り上げ増加の原

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          【外国種牡馬POG】開催のお知らせ【今年もやります】

          …さて、これは今年の外国産種牡馬POGの指名馬の獲得ポイントランキングです。 おかしいだろ。 なんでクラシック勝ち馬が出てるんだよ。精々GⅠ出走馬が1,2頭出る程度だと予想していたのに、重賞馬3頭も出てるじゃねーか! 流石にパレスマリスから最優秀2歳牡馬・クラシック勝ち馬が出るのは斜め上すぎたので、指名者の方には私が自腹切ってアマギフ贈呈しました… ということで大盛況だった外国種牡馬POG、今年もやります。 以下レギュレーション 昨年からの変更点は外国繋養種牡馬の産駒の

          【外国種牡馬POG】開催のお知らせ【今年もやります】

          サンタアニタパーク競馬場に行ってきた話

          世界各国の競馬場に行くことが夢なのですが、先日、LA旅行でその夢を一部叶えることが出来ました。 サンタアニタパーク競馬場とはアメリカ西海岸最大の都市、ロサンゼルス。ハリウッド等に代表されるエンターテインメント産業が極めて盛んな地域であり、スポーツ分野に限ってもメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースやNBA、ロサンゼルス・レイカーズ等世界有数の名門チームが名を連ねています。 競馬に関しても例外ではなく、西海岸で最大級であるサンタアニタパーク競馬場・ハリウッドパーク競馬場(後

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          【競馬小噺】サー・アレックス・ファーガソン、ネオムターフCで日本馬に勝利

          先日のサウジカップはフォーエバーヤングをはじめ多くの日本馬が活躍を納め、改めて日本競馬のレベルの高さを証明する結果となりました。 そんな中、キラーアビリティが2着好走したネオムターフCの勝ち馬、スピリットダンサーの馬主が"あの"サー・アレックス・ファーガソンだったことがにわかに注目されています。 「競馬人」としてのファーガソンサッカーファンの方々には最早説明するまでもありませんが、サー・アレックス・ファーガソンとはイギリスの名門、マンチェスターユナイテッドの監督を20年以上

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          大学4年間でそこそこ通った京都の店のメモ

          新年度も徐々に近づき、就職・進学等で京都に引っ越す...なんて方もボチボチ出てきたのではないでしょうか。 今回は4年間京都で食べ歩いた筆者(デブ)が卒業後の備忘録として好きだった店を書き残しておこうと思います。 ラーメン編高安(一乗寺) 京都のラーメン激戦区と言えば一乗寺。天下一品の本店をはじめ、極鶏、恵那く、池田屋......と全国規模で名が知れた有名店が多数ありますが、個人的に「京都に住んでいて日常的に通いたい」と思う店は高安です。 白米!ラーメン!デカい唐揚げ!と

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          出資馬が競走能力喪失した話

          正直こうして書くのも気が重いですが、一口馬主として向き合わなければならない現実に直面したのでそのお話をしようと思います。 トラウムライゼについて背景等 今回のメインテーマとなるのは、私の出資馬「トラウムライゼ」です。 DMMバヌーシーで1.4万×2000口の総額2800万募集された現2歳の馬で、父はモーリス、母はファイナルドリームの牡馬です。 母はタタソールズで2億円近い金額で落札され、同クラブで募集されたフランケル産駒。血統背景の割に安い募集価格はDMMのアワーブラッ

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          【シチュで抜け】アークナイツをはじめた話【プレイレポ】

          ソシャゲはFGOとアイマス、長年続けているこの2つくらいしかやっていない筆者なのだが、最近新たにハマったソシャゲができた。 それがこのアークナイツ。 始めたきっかけは、私の友人がこのゲームのガチ勢だった…というのもあるが、彼の影響で「スルト」というキャラクターを知ったことがきっかけだ。 小学生の頃、ニーアレプリカントでカイネにぐっちゃぐちゃに性癖を破壊し尽された私は、この手の当たりの強いタイプのキャラはドストライクだったのだ。 とはいえソシャゲは3日で投げるのが常だった私

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          2023年 有馬記念 予想

          普段レース予想とかnoteに書かないのですが、折角現地参戦する有馬記念なので、どういう事を思いながら予想してたかを備忘録代わりに残しておきます。 なにより現役馬としてずっと"最推し"だったタイトルホルダーの引退レースなので、その感情が色褪せないように。 ◎タイトルホルダー当然と言えば当然ですが本命は彼です。思えば一昨年、去年と毎年有馬記念では彼の単勝にブチ込み続けていました。 21年は16番、22年は13番と暮れの中山では枠番に恵まれ続けなかった彼ですが、今年は絶好枠の4番

          2023年 有馬記念 予想

          【日本一のサポーターが飛び込むべき場所はここや!】神戸サポが飛び込める”道頓堀”を探してみた

          この記事ね、最終節のガンバ戦の日の朝に投稿されている予定なんですよ。 そこで優勝する前提で記事作ってたんですよ。 お前ら優勝早いねん!!! まぁそんなところも生暖かく見守りながら、読んでいって頂ければ幸いです。 関連記事 昨年末に書いた神戸関連のnote、後日談追記してます。 はじめにさて、スポーツを愛してやまない皆様であれば、今年阪神タイガースが38年ぶりの日本一を成し遂げたことは記憶に新しいでしょう。関西圏の騒ぎぶりといったら凄まじいものがありましたが、中でも印

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          バレエなんも知らないけど「ジゼル」を見てきたオタクの話

          「死ぬまでにやってみたいこと」 割と多くの人が持っているんじゃないでしょうか、私はインド人が指の間接をフルに使っても数え切れない程度にはあります。 その中の一つに ・バレエの演目「ジゼル」を生鑑賞したい というものがありました。 動機別に小さい頃バレエをやってたとか、バレエ鑑賞が趣味という訳では無いのですが、ある浅い理由で以前から私はこの「ジゼル」を見たいと思っていたのです。 そんな動機が彼女。 「メルトリリス」という私が愛してやまないキャラクターです。 上記画像で

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          フクム・ウエストオーバー・アダイヤーの日本種牡馬入りについて考える

          先日、欧州競馬界隈で超ビッグニュースが入ってきました。 ゴドルフィンからフクム・アダイヤーが、ジャドモントファームからウエストオーバーが来日、種牡馬入りするとの報です。 いずれも近年のヨーロッパの12f(2400m)路線で印象的な活躍をしていた馬たちで、凱旋門賞などの大レースで彼らの名を耳にしたことのある競馬ファンも多いのではないでしょうか。 ノヴェリストやハービンジャー等、彼らと似たような実績馬はこれまでも日本に導入されてきましたが、ここまで一気に導入されたことは過去に

          フクム・ウエストオーバー・アダイヤーの日本種牡馬入りについて考える

          【ウシュバテソーロ】今年のブリーダーズカップはここを見ておけ!各レース展望【ソングライン】

          ウイニングポストで一番レース出走が多い11月1週… 海外競馬もシーズン終盤に差し掛かり、10月~11月は大レースが続きます。今年はブリーダーズカップが西海岸開催ということもあり、日本馬も多く遠征しており注目度も高くなっています。 ということで、今回はブリーダーズカップで日本馬が参戦する6競走について、どんな注目馬がいるのか、日本馬は勝てるのか...などなどを解説していきたいと思います。 ブリーダーズカップとはブリーダーズカップを一言で表すと 『アメリカ競馬の祭典』 です。

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          【祝 リバティアイランド三冠】一口馬主の新聖地?にやってきた【魔界系ラーメン三冠馬】

          特定の界隈で「聖地」と呼ばれる飲食店は世の中に沢山あります。 一口馬主界隈では、東京の「焼鳥 しん」さんが行くと出資馬が勝つということで、「聖地」として広く知られていますが、実は京都にも新しい聖地があるそうで… 今回はそんな一口馬主の新聖地「魔界系ラーメン三冠馬」さんに行ってきました。 魔界系ラーメン三冠馬さんへということでやって来ました西京極駅から徒歩10分、魔界系ラーメン三冠馬さんです。 店名からして、店主さんが競馬好きなんだろうな...ということが分かるのですが、

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