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感情は殺すのではなく、適切に使う

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は、「感情は殺すのではなく適切に使う」というテーマでお話しします。

よく漫画やアニメには、感情を一切表に出さないクールなキャラクターが登場しますね。

例えば、「テニスの王子様」の手塚国光のようなキャラクターです。塾に通う子たちの中にも、親から「感情を出すな」と言われている子がいます。

これは、感情を表に出さないことが良いとされているからですが、正直、何を考えているのかわからないと感じることがあります。

EQ、つまり感情知能指数には、自分の感情を認識する力と、その感情を適切に使う力が含まれています。

感情を抑えることを習慣にしてしまうと、自分の感情をうまく認識できなくなる恐れがあります。

EQは成功にも関連していると言われており、IQよりも重要だとされています。個人的な幸福においても、EQの方が重要だと思います。

感情の中でも特に怒りは良くない印象を持たれがちですが、怒りの感情がなくならないのは、それが生きていく上で必要だからだと思います。

例えば、ブラック企業で働いていて、理不尽なことを言われ続け、長時間働かされている状況を想像してみてください。

感情を抑えることが習慣になっていると、自分を守るために必要な行動が取れなくなる可能性があります。

感情を抑えすぎると、心身の健康を害するリスクがあります。しかし、怒りを適切に表現することは、自分を守る上で重要です。

学校生活でいじめに遭っている場合も、感情を抑える訓練をしていると、ただ耐えるだけになってしまいます。

いじめっ子はそれを面白がり、状況はエスカレートしてしまいます。しかし、怒りを適切に表現することで、「これ以上は許されない」という境界を示すことができます。

メンタリストのDaiGoさんも、小学校時代にいじめられていたとき、ある日怒りを爆発させたことで、周囲が彼を異なる目で見るようになり、いじめが収まったというエピソードがあります。

ですので、感情を適切に使うこと、特に怒りを適切に表現することは、生きていく上でも、自分の幸福を高める上でも非常に重要です。

無論、公共の場で無闇に怒りを爆発させるのは適切ではありませんが、適切な場面で感情を表現することは必要です。

感情を適切に管理することが、健康で充実した生活を送るための鍵となります。参考になれば嬉しいです。

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タイトル:「不幸せにならない子育て大全


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