見出し画像

父親のような人【今週の日記】

日記を書きました。

受け止めづらい、かなしいできごとがあり、noteの更新が完全に止まってしまいました。空白の約2週間があります!そんな都合で今回は8日分のちいさな日記です。

■だから銭湯はやめられない
■自信の正体
■なんだかわからないけれど
■49:51
■親の悩みを娘と共有することの効能
■夕暮れどき
■没頭力の先の景色
■父親のような人




■4月29日(月) だから銭湯はやめられない
息子との京都銭湯めぐりの習慣がつづいている。銭湯に行くと、息子は決まっていつもより1.5倍のテンションでご機嫌に話しかけてくれる。この日の話題は、初めて遊びに行った友だちの家でプレイした、マリオカートの話。帰り際、めずらしく息子のほうから「しゃしんとろー」と言ってきた。なんだよ、うれしいじゃない。これだから銭湯めぐりはやめられない。


■4月30日(火) 自信の正体
自分との約束を守れないことがくやしい。自分に自信を持てるのは自分を信じられる根拠があるから、と誰かが言っていた。自分との約束を守るために積み重ねた時間があるからだ、と。小さなことから信頼を積み重ねていく日々を、何度でも始めたい。


■5月1日(水) なんだかわからないけれど
ふと本屋さんで目にとまり、美文字練習ノートを買ってしまった。なぜだか理由はよくわからないが、どうやらひらがなをきれいに書きたい願望が僕にはあるらしい。あまりに唐突すぎて自分でも、あ、そんなこと思ってたのねと驚いている。さっそく朝起きて5分だけ、文字を書き写す。なんだかわからないけれど、気持ちいいから続けていく。


■5月2日(木) 49:51
理想や目標を人に話したあと、2つの感覚が同時に湧いてきた。自分で自分のやりたいことを再認識してやる気がみなぎってくる感覚と、相手の否定的な反応を勝手に想像して心が痛む感覚。これはこれで自然な現象だと客観的に認識しつつも、今は49:51で後者の比率が高くて少し心が重い。言語化することで、モヤモヤを1文字ずつはきだして、バランスを保っていく。


■5月3日(金) 親の悩みを娘と共有することの効能
子どもと大きな公園へ行った。子どもが公園で遊んでいるのを見ているのが苦手、というどうしようもないぼくの悩みを娘に共有したことがあり、今日は娘が「遊んどくから、ゆっくり休んでていいよ」と言ってくれた。おお。そんなこと言ってくれるの。お言葉に甘えて、木陰に座ってスマホ片手に仕事のメッセージの返信をしたりSNSで発信したりしていた。傍目にどう映るのかはいったんさておき、悩みは家族と共有しておくものだなぁと切実に実感した。

***

■5月17日(金) 夕暮れどき
保育園からの帰り道、お弁当に入っていたごはんについて息子が報告してくれた。ごはんに「むらさきいろのやつ」が乗っかっていて、美味しかったとのこと。きっとゆかりだろう。「あれさー、おいしくってさー、バク!ってたべちゃったよ」「そうかー。まだおうちにあるかなー。あったら夜も食べよっか」「うん」おだやかな夕暮れの時間である。


■5月18日(土) 没頭力の先の景色
没頭力は偉大だ。最近は、子どもが何に没頭しているかがとても重要なことのように思えてきて、とにかく「あ、今これにハマってるぞ」というものを見つけてはそれに没頭できる環境をつくるのが楽しい。最近の息子の没頭対象はなわとびだ。保育園でなわとびが何回跳べたとうれしそうに教えてくれたので、「よし、じゃあ朝一緒に練習するか!」と2週間くらい前から玄関先で5分ほど修行している。今朝、ついに131回の新記録達成。まじか。ほとんど声も出ないような息づかいで力強くハイタッチをした、彼の必死な表情が目に焼きついている。


■5月19日(日) 父親のような人
思考回路がぷつっと停止するような、できごと。書こうか書くまいか悩んだが、そっと書く。その人はとてもこわかった。仕事に対するこわいほどの厳しさを持っていた。それが彼の哲学であり、生き方であり、それをつらぬいた人生はとても美しかった。たくさん叱ってもらったし、たくさん守ってもらった、父親のような人。勘弁してくれよ。初めて握った手は、分厚くて、頼もしくて、彼の人生そのものだった。やわらかくてやさしい、包み込むような彼のすべてを忘れない。




最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?