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PTAの正体=圧倒的当事者の集まりだった件

今回は、コクーの社内SNSに投稿した記事がとても反響があったので、リライトしてお届け!


PTAに取り組み始めたきっかけ

さて、わたくし青山はPTA歴がそれなりにあるのですが、周りの面々から、
「なぜそんな忙しいのに、PTAまでできるの?!」という声を良くいただくので、その秘密に迫ってみようと思う回。

PTAとはP(Parent)とT(Teacher)の Association(同じ目的を持つ団体)でございます。

言いかえると、弊社と同じ「理念共感型経営」そのものなわけなんです。

そして!

最近心から、気づいたのだが、当事者意識は感謝心から醸成される!!

そして当事者意識→主体性となっていくわけでして。感謝心がすべての始まりと考えると、昨今のPTA 運営にも首がもげるほどうなづける。

なので、PTAは理念共感型ならぬ、「感謝共感型経営」

さて、当方PTA 歴はざっと通算10年くらいになりますでしょうかね。
PTA活動に代表されるようなボランティア活動って、

「誰かがやんなきゃいけないんだけど、誰やんの?私か!」という当事者意識ストーリーがつながるわかりやすい例なわけです。

長男が1歳で保育園に入ったとき、父母会を立ち上げました。
初めての保育園は、ラッキーなことに、その年に開園した新設保育園で、長男はその一番年少の1歳児クラスに入園した。

当時、預けられる保育園がなく、家に部下が出社するスタイルで、こんな状態でいつも仕事をしていたので、保育園は非常にありがたい存在だった。(よくやってたな、私)

ダイニングテーブルでMTG中はいつもバンボに乗って参加していた長男

その保育園は、「お母さんが本当に楽できる保育園を作りたい」をモットーにしていたので、

・布団なし(ありがたし)
・リュックには着替えとオムツのみ(荷物極小)
・玄関先で預けられるスタイル(すごい)
・夜は20時まで(すごい)
・300円(いいの?!)で夕飯たべさせてくれる
・年間1万円(いいの?!)でシーツクリーニングしてくれる

こんな嘘みたいなサービスを編み出してくれた。

自分の誕生日の日、出張先の大阪から新幹線に飛び乗り、20時の閉園をめがけてヒールで猛ダッシュして到着したその日は、

長男と次男の二人しかいない、真っ暗な園に入ると、先生と子供らがバースデーサプライズをしてくれた。

疲れがどっと吹き飛び、園の入り口でありがたすぎて泣いたっけなぁ。

ドアを開けると真っ暗な中から兄弟が飛び出てきた

「先生たち、ありがたいなぁ。大変だろうになぁ。おかげで仕事ができる、なにか恩返しがしたい」という感謝心から、

父母会プレゼンツで、自分たちで花火や、ハロウィンの企画運営、ブログの開設や先生たちへのサプライズ返しをしたものだ。

長男の卒業式は保育園の5周年だったため、先生たちに感謝ムービーを内緒で作り上げていったら全員号泣してくれて、ありがとうのシャワーだった。

当時もちろん共働きの保育園には、父母会活動に難色を示す人もいた。そりゃそうだろう、やっとこさの土日をボランティア活動にあてるなんてね。

青山も休みたい気持ちはもちろんあったが、それより感謝心が勝っていたのだと思う。

このころから、ちょうど人事道まっしぐらだった私は、「ありがたい」=「有り難い」の言葉の意味をよく考えるようになり、何か見えないものに手を引いていかれるように小学校のPTAにも参入していくことになる。

小学校のPTAが昭和すぎた

そして小学校に上がり、PTA の空気感とか生産性の低さに口を開けずにはいられない日々が続く。

・執行部(役員会)が圧が強くて怖すぎる
・委員長にくじ引きであたって泣く人がいた(そんなに?!)
・ 20分の印刷をするための学校訪問のため有給取る人が続出
・活動が基本平日(今の時代?!)
・お母さんしかいない(お父さんはどこに?!)
・読めばいいプリントを読みあげるだけの対面運営会がある(平日拘束1.5時間)

もう書き出すと止まらない笑

基本ネガティブからスタートするので、PTA委員を決める保護者会は、もう先生がかわいそうになるくらい、「お通夜」です。

出席しなければいないなりにクジ引きには当然名前が入ります。

「みんな同じなんで」が合言葉で、基本的にその家庭の現状などは加味されない。。。

実はこの時期、私も起業をし、2年くらい仕事が忙しすぎて、
「さすがに無理・・・保育園ほど世話になってないしな・・・やらなくても誰かがやってくれるよね・・・」
と自分の中にある、当事者意識を見て見ぬふりをして遠ざかっていた時期がありました。

しかし・・・目の前で起きる数々のトラブル。
耳に入ってくるPTAの生産性の低さ、に当事者意識が隠せない・・・

「この令和にそぐわない、生産性の悪さ、どげんかせんと!ママがかわいそうすぎる。誰がやるのさ?あ、私か!

ということで、ここでもゴール思考の青山は、

「執行部の副会長(内部の実権握る人)限定でやりたいんですけど、いいですか?」と自ら乗り込んでいった。(KYもKYだったかと)

でも・・・改革にポジションは大事ですからね。

からの執行部参入へ


当時の執行部からはめちゃくちゃ「お前は一体ポっと出の何者なの?!」というまなざしを向けられたし、学校というところの多くは、慣習を崩すことを異様に嫌がるので、一部のご年配の先生たちからは煙たがられました(遠い目)

弊社の行動指針の一つでもある↓

「できない理由ではなくできる方法を考えよう」

は全国共通、魔法の言葉だと思う。
今までの慣習にならえば「できない」ことも、やり方を変えればいくらでも実現できる。

・コロナで密になるから会議できないね、いろいろ進められないし決められないよ
→青空会議したらええやん!進むやん!

・共働き増えて学校行くのも一苦労
→アプリ導入してスマホで完結したらええやん!チャレンジやん!何のために会費徴収しとんねん!


会議室でしか会議ができないはずはない!皆でレジャーシートを持ち寄って開催

「でたよ、ええやんw」といじられながら(東京出身だが、関西弁のノリを借りていた)
「これまでそうやってきたから」という根拠のない慣習に迎合せずに現状に合わせた大改革を行っていく中で、あまり面識のないママたちから感謝の言葉をいただくようになった。

「私たちの代では変わらないと思ってた」
「本当に楽になった、ありがとう」

こんな言葉を励みに頑張れたものです。

最初は、不穏な空気を出していた譜代大名メンバーも外様大名の青山を認めてくれるようになり、結果、転校でPTAを離れた今でも、夜中まで飲み語らう親友になったママもいた。

そりゃ仲良くなれるはずだ、みんな「当事者意識のかたまり」なんだから。

ボランティアという義務も何もない中で、当事者意識もてたのは、ちゃんと学校に近づいてみたら、今までなかった感謝心が生まれたからなんですよね。

感謝心が根っこにあった


先生とか地域の方々がものすごく子供に関わってくれていた事実を目の当たりにして、自分のパラダイムシフトが起きたことも大きかった。

「こんなたくさんの方々がこんな思いで教育にたずさわってくれてたなんて知らなかった。」
「え、学校って全然お金ないんだ。そりゃPTA 会費から賄わないと子供たちにも十分いきわたらないんだ」
「 そもそも学校のシステムが古いんだ。若い先生は改革したがってるんだな、ふむふむ」

参画して初めて知ることも多い


あぁ、私はサイコロの一面しか見えてなかったな。6面全部を見ようとしていなかった。まだまだひよっこじゃのぉ・・・。

と自責になったものだった。

最近、弊社の人財開発本部のメンバーともよくディスカッションする中で、自分の中で鉄板になった順番がこれ。

感謝心→当事者意識醸成→主体性の発揮

一番最初にくるのが感謝の気持ちで、感謝の気持ちがあるから当事者意識が生まれ、それが行動になって「主体性」につながっていく。

感謝の気持ちは自然には出てこない。持とう持とうと気をつけて、持てるチャンスに触れにいくことでしか湧かないのですよ。
私はPTA活動の中で、これを体現するチャンスをもらえたわけです。

皆さん、今一度、自分のすべての環境を見渡して「おかげ様だな、ありがたいな」と思うところから始めてみませんか?

気づかなかった仕組み、気づかなかった上司の愛、気づかなかった部下の働き。がそこにきっとある。

感謝満々になってみるとサイコロの6面全部見えるかも。

見えると、あなたの行動が変わって、出会ったことのないビッグな機会が待っているかもしれない。

ハイ、それ成長のチャンス!


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