ジーザス・クライスト=スーパースター|初観劇に向けて予習した本8冊
こんにちは!
大阪在住の劇団四季ファン、mamiです^^
ジーザス・クライスト=スーパースター(以下、JCS)が
京都劇場で開幕しました!
その後は全国公演で全国各地の劇場をめぐります。
私は今回の京都公演で初めて観劇する予定です!
今までキリスト教に触れる機会がなく、予備知識がないので、
念のためキリスト教について予習をしました。
(音楽は劇場でのお楽しみにとってあります!)
今回は予習のために読んだ本の紹介です。
私はもともと読書が好きなので、
この機会にといろいろ読み比べましたが、
こんなに読まなくても大丈夫だと思います。
→「①または②」と「必要に応じて④」で大丈夫かな、と。
予習で知りたかったこと
公式サイトの登場人物紹介には、
ジーザス・クライスト、イスカリオテのユダ、マグダラのマリアの他に、
カヤパとアンナス、ピラト、ヘロデ王、十二使徒のペテロとシモン、
群集などが載っています。
イエス・キリストについて知ることができる(特に最後の7日間)
JCSの登場人物の背景や、この時代の社会情勢が分かる
あまり宗教色が強くない
そんな本をさがして読みました。
SNSにも予習した本の情報があったので参考にしました。
イエス・キリストについて知りたい
① 名画と読むイエス・キリストの物語(中野京子)
「西洋名画を楽しむための、イエス・キリストのおおまかな生涯の手引書」として書かれたそうで、「舞台を楽しむための~」と読み替えてもよさそうです。
イエス・キリストの生涯にスポットが当たっていて、新約聖書の内容のみ。
絵画も43作品登場しますが文章が中心で、当時の社会情勢の解説もわかりやすかったです。
JCSの予習にちょうどいいのではないかと思いました。
② イエスの生涯(遠藤周作)
成人してから十字架にかけられるまでの、イエスの生涯を描いた小説。
最後の7日間はこの小説のクライマックスでもあるので、
多くのページが割かれていて、各登場人物の心理状態がよく分かりました。
JCSの作品紹介にあるイエス像は、
遠藤周作さんの描くイエス像と似ているんじゃないかなと感じました。
③ 駆け込み訴え(太宰治)
SNSでよくおすすめされている本。
読んでよかったです。
文庫本20ページ分の短編小説です。
イスカリオテのユダの独白という形式。
イエス・キリストに対するユダの重い愛と憎しみを語っていますが、
語り口が軽妙で面白かったです。
JCSではユダがもう一人の主役のような存在とのことなので、
この複雑なユダの心理をどう表現されるのか、より楽しみになりました。
青空文庫に収録されていて、web上で自由に読むことができます。
キリスト教全般について知りたい
④ キャラ絵で学ぶ!キリスト教図鑑(山折哲雄・監)
とても良かったです。
図書館の児童書コーナーで見つけました。
イラストや地図や表などで初心者の大人にも分かりやすかったし、
よくまとまっていてサクッと読めます。
実は『イエスの生涯』を読むときに辞書代わりに参照していました。
下のリンクから、目次やページ例を見ることができます。
⑤ 名画の謎 旧約・新約聖書篇(中野京子)
『名画と読むイエス・キリストの物語』と似ています。
こちらは宗教画のモチーフごとに解説する形式で、より絵画ファン向けかなと思いました。
こちらには旧約聖書の内容も含まれています。
文章はこちらの方がくだけていて面白かったです。
私が読んだ『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』は旧バージョンだそうです。
⑥ 世界でいちばん素敵な聖書の教室
旧約聖書から新約聖書の内容を解説した本。
タイトルの通り、挿絵が美しくて楽しめました。
一問一答形式で進んでいくので、
キリスト教を全然知らない私からすると、
時々、質問が唐突な感じがしました。
⑦ 遠藤周作で読む イエスと十二人の弟子
SNSでJCSの観劇レポートを見ていると、
最後の晩餐のシーンで男性アンサンブルさんが使徒に扮しているようで、
使徒について詳しく知りたくて読んでみました。
どのアンサンブルさんがどの使徒に扮しているかが分かるかなぁと。
でも、この本を読んで分かったのは、
イエス・キリスト処刑前の使徒の様子は、一部の使徒を除いて
聖書にもあまり詳しく載っていないということです。
本の前半は"イエスと弟子"をテーマに
遠藤周作の書いた『イエスの生涯』の内容をざっくりまとめたもの。
本の後半は"十二使徒列伝"で、
使徒一人ひとりを解説したものですが、
イエス・キリスト処刑後の使徒たちの様子が中心でした。
使徒たちの殉教がけっこう凄惨で驚きました。
美術品の挿絵は見応えがありました。
番外編
⑧ 沈黙(遠藤周作)
フォロワーさんに教えていただいた本です。
江戸時代のキリシタン禁制の厳しい日本が舞台の小説。
イエス・キリストを直接描いた小説ではありませんが、
主人公のポルトガル人司祭が信仰を棄てるように迫られた際に「神はなぜ応えないのか?」と問う姿は
死に直面したイエス・キリストが神に向かって祈る姿に重なるのではないかと感じました。
ポルトガル人司祭に加えられる肉体的+心理的な拷問のむごさと
神の沈黙に直面する人間の苦しみに、
何度も本をそっと閉じてしまい、
すんなりとは読み進められなかったです。。
JCS観劇前のまとめ
今のところ、
①『名画と読むイエス・キリストの物語』
②『イエスの生涯』
のどちらかを読めば、JCSのストーリーの予習はできそう。
①解説本か②小説かは好みの問題かなと思います。
(私は②『イエスの生涯』が好き)
あとは必要に応じてですが、④~⑦の中では
④『キャラ絵で学ぶ!キリスト教図鑑』が良かったです。
③と⑧も作品への理解が深まりそうで、余裕があればぜひ。
JCS京都公演が終わったら、
予習してどうだったのかを書き足そうと思います。
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