少し、足りない|日々の雑記 #90
年の初めですから、目標のひとつやふたつ立てようと思ったんです。
真新しい手帳を広げ、さあ書き出すぞとペンを握るも、正直しっくりきません。
欲しいものや行きたいところは浮かびます。お金や健康、仕事についても何かしらあるのですが、思いつく先からコレじゃない感が漂って、いつまで経ってもページは白いままです。
あらためて目標の意味を調べると、まずは目指すべき最終地点である「目的」があって、そこに至るまでのステップ、つまりは道しるべが「目標」なんですね。
なんとなく知っている気になって、長いことどちらも無自覚に使っていたので、勉強になりました。食品衛生責任者の講習で「整理・整頓」の意味を知った時と同じくらいの学びです。
皆さんはご存知でしたか?
片付けのコツが、この四文字に集約されていると思います。
で、話を戻しまして、私の人生の目的ですが、
「ほろ酔い気分でお気楽、身軽に暮らすこと」
が描いているゴールなんですよね。
新しく何かを手に入れるよりも、むしろ手放した先にありそうな到達点。目標もそちらに寄せた方が良さそうです。
欲しいものやお金の話だと、しっくりこなかったのも納得いきます。
だから今年は身軽に近づけるような、そんな目標を立てることにしました。
本屋を作るにしたって、日々の暮らしがパツパツだと、いいお話を頂いても動けません。成長期はとうに過ぎていますから、今さら伸びしろを求め、限界突破を課すのも酷じゃありませんか。だから小商いを始められ、その後も続けていけるように、生活に余地をつくることを目標にしたのです。
そんな訳でこんな感じになりました。
目指すところは、持ち過ぎず、抱え込まず、少し足りないくらいの暮らし。
器に空きがないと、手に入れた酒も注げません。時間が無ければ呑んでる暇も無く、ベロベロではせっかくの美酒も消毒用アルコールと一緒です。
2024年、新しい年。
こんな風に微力を積み重ねていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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