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医療者との関わり

『先生に迷惑かけないで』

とよく言われる。
辛くて診察中に泣いたり、自分が描いた絵をクリニックに飾ってもらったり、私の医師への関わり方は健康な人からは異質で幼稚に映るのかもしれない。実際には医療関係者に依存せざるを得ないだけなんだけど。

ところで、医療関係者から貰った一言メッセージを大事大事に保管してお守りにしてる人がいる。あれ、いいなーと思って、私も先生たち(総勢4名)にお願いしてノートに一筆書いてもらった。

ウィリアム・モリス『いちご泥棒』のリングノート。

で、昨日の通院で『先生たちのお言葉』無事コンプリート。何も出来ない時とかずっとこれ見てる。言葉もそうだけど誰かが自分のために何かをしてくれたという事に凄く意味を感じていて、1人の時もこれはこれで結構心の支えになっている。

子供の頃に欲しかったのに得られなかったもの、安心感、心の奥底にある常に不安な気持ち、大人になりきれない私が病気という形で表現したものは、子どもの頃からの蓄積された満たされなかった叫びだと思う。

私はもう30代だけど、中身は常に不安で心許ない子供なのである。頼れる『先生という肩書きの大人がいる』、という何かしらの拠り所がある事が私にはとても今がある事で、そういうものに縋ってないと自分の重みで潰れてしまいそうになる。
その先生が『先生という肩書きの幻想』であっても、そこに寄っかかって自分が休まればそれでよい。

私は私で、安心して心穏やかに過ごすことに必死なのだ。

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