半年間のベンチャー勤務を経ての感想

 転職して今月で半年目となった。

 率直な感想を記そうと思う。客観的に良し悪しを見極めて振り返る。


良かった点

  1. 無駄のないタスク

  2. やりがい

  3. 将来の明るい展望

  4. 0→1の経験

悪い点

  1. 長い労働時間

  2. 弱いブランド力

  3. 行き当たりばったりな開発

入ってよかったーなこと

1.無駄のないタスク

大手を2つ経験したあとだからこそわかるが、限られた資本しかない100人規模ベンチャーではやる意味のない仕事はどんどん効率化されていく。

常にこれ効率化できないか?無駄じゃないか?そういう意思決定をあらゆる人が行っており、私自身はわりと言われたことを淡々とこなすタイプだが、自然と効率を促されるのでその点は非常に働きやすい。

2.やりがい

「やりがいなんてものは仕事にない」なんて記事も見るけども、とはいえ製品を褒めてもらえたり、導入したことで喜びの声をもらえば、やっていてよかったなと少し思う。それで劇的にエンゲージメントが高まるほどピュアではないのが悩み。

3.将来の明るい展望

上場を控えて社内のルール整備は進んでいるし、社内の体制もどんどん進化している。人は辞めて入ってを繰り返しているが、組織としての地盤は確実に強化されている。

製品自体も毎週のリリースで入社当時に比べても進化し続けており、半年もすればその完成度は更に高まり、ニーズに対して100%応えることのできる場面も増えそうで、そういった明るい展望がある。

4.0→1の経験

マニュアルも前例もない仕事が多く、組織として課題に対峙する経験を積めている。いくら自分で考えてもわからないことだらけだが、すこしMTGをするとさっきまでの暗雲がうそのように晴天が晴れ渡り、それを繰り返すことで前例を作り続けている実感がある。

1→10くらいが得意な私としてはつらい部分も多いが、0→1なんてものを会社で給与をもらいながらできることが贅沢であり、結局答えのないものを探すことにおいて、だれであろうと偉ぶることはできず、フェアな環境下で自由に意見を述べることができる。

やめたろうかなーってこと

1.長い労働時間

前職、前前職に比べると労働時間は20時間程度増えた。その程度で嘆くなと言われそうだが、残業時間は慣れによるもので、やはり21~23時近辺で帰宅することが多いと、疲れる。

明るい時間に帰宅をする会社員を羨望の目で見てしまうことは多い。
これはただ時期やこれからの働き方の中で変えられる可能性もあるし、有給休暇などでメリハリをつけることで改善もできそう。

2.弱いブランド力

上場企業を2社経験したので、そもそもクライアントに懐疑的な目で見られることは商談時においては皆無だった。そういった意味合いで誰しもに知られていない中で新規商談を組んだり、イベントで集客をする際は非常に大変さを感じる。ブランディングを1社目のメーカーで経験した際はこんなもの指標も不明瞭で意味あるのかと思っていたが、そういう取り組みにいたるところまでの大変さをひしひしと感じる。

3.行き当たりばったりな開発

ロードマップを敷いたとて、目の前の顧客ニーズに応えることがまずは最優先される中で、あれもこれもと開発をすることですべてが中途半端な状態にある。毎週のようにニーズを開発側に投げて誠意を持って応えてもらいながらも、限られたリソースではなかなか全てに応えようもなく、クライアントの期待値コントロールに頭を悩ませられる。

ターゲットもオール気味で取れるものは取りましょうになっている中で、右往左往しつつ誤魔化しと夢を語りながら少し良心を痛めつつも、実現できそうなくらい開発が優秀なので、その良心を抑え込んで日々トークに励む。

おわりに

こうやって振り返ってみると、やはり会社に対して特段の不満はないようだ。
見栄っ張りでブランド尽くしの人生を歩んできた私にとって無名ベンチャーは公私共になかなか外聞的な引け目とマイナスを感じるが。

恋愛においては特にそう。モテない。これが一番悩ましい。仕事のせいにしているところがダサいのかもしれないが。モテぬ。もしかしたら。

30歳にしてはなにかフワフワしている感じが良くないのかもしれない。

まあ、結婚マストなご時世でもないし、そこは無理なくマッチングアプリを楽しむしかないのだろう。こういうのは縁ですから。精神年齢が劇的に伸びるような苦境に立たされること現状なく、そもそも30歳を過ぎてそこが変わるとも思えず。身の丈に合う会社で身の丈に合った恋愛相手を探そう。

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