マガジンのカバー画像

ウェルビーイング

68
ウェルビーイングについてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。 以下もご覧ください mentalgrowt… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

【経済学者が唱える先行きが見えない中での人生の楽しみ方】

人間は社会的な動物であり、人との関係でしか生きられない。家族や友人と時間を過ごし、助け合ったり、会話をすること。また、交流の範囲を広げる

スポーツや音楽やアート、演劇、読書で人間性を育む

(ダニエル・コーエン)

【何をいつするのかを自分の好きなように決められることが最大の幸福】

従来の心理学による客観的な諸条件のどれよりも、人間の幸福の要因は、“人生を自分でコントロールしている”というはっきりとした感覚があること

「ゆくゆくは時間をお金で買う意識に至る」

(アンガス・キャンベル)

【適度なストレスがある方が健康にもメンタルにもよく長生きする】

働いているなど、適度なストレスを感じている人の方が、退職をしてストレスを感じていない人よりも長生きする傾向がわかった

「前向きな心構えや自分の感情に敏感であることも長生きに影響する」

(ホワード・フリードマン)

【私たちが普段しないような動きをした方がいい理由】

私たちの動き方や体型のコントロールの仕方は、
顔の表情や身振りとともに気分や認知行動を変える

「ヨガ、太極拳、気功はリラックス反応を引き出す。適切なストレッチで感情ストレスも解消できる」

(身体化認知理論)

【幸せになりたかったら、物事をポジティブに受け入れるマインドセットが必要!?】

幸福とは経験の客観的蓄積物ではなく、
何を記憶するかにかかっている

「いくら良い経験をしても、それをどう認知するか」

(ダニエル・カーネマン)

【パートナーシップを継続できるかは相手に“向き合う”ことができるかどうか】

40年以上続いているカップルを対象とした研究では、6年後に離婚したカップルにとって向き合う反応は全体の33%の割合の一方、婚姻関係を継続するカップルは87%が向き合うと回答した

(ジョン・ゴットマン)

【私たちの結果を出したい、成功したいという思いには終わりがない】 私たちの欲求は、生理的欲求と心理社会的欲求の2つに分けることができる 社会的欲求・承認欲求・自己実現を含む、 心理社会的欲求を満たそうとすればするほどますます大きくなってしまう (デイビッド・マクレランド)

【Giveの精神は自分が満たされているときに効果を発揮する】

最近の研究によると、100万円を渡した方も、もらう方と同様な報酬系とよばれる脳の部位が活性化したことが判明した

「条件として、Giveは自分の気分が弾んでいる状態で効果があるとのこと」

(慶應義塾大学 坪田)

【長生きするのは勤勉な性格】

誠実性をもつ、真面目で責任感が強く、慎重で、節制し、規則やルールを守る律儀な傾向が長生きすると80年間の研究結果に

「当人は、特定の行動を好むが、食べものや行動が偏りすぎないよう心がければ健康と長寿につながる」

(精神科医 岡田尊司)

【瞑想における4つの科学的なメリット】

・集中力の向上
・感情調整力の向上
・自己認識への変化
・免疫機能の改善

「自身の価値、死といった不安を乗り越えるには、今に集中する”あそびの感覚”が必要不可欠」

(Fox, Kieran CR)

【私たちの人生をより豊かにする”畏敬”という感情】

人間は、畏敬を感じると下記のメリットがある
・主観的な時間の感覚が長くなる
・社会貢献欲が増加
・生産性が高まる

「壮大な自然、新たな発想、新奇なアート、超人的なパフォーマンスなどがそれに当たる」

(カリフォルニア大学)

【人は積極的に見知らぬ人に話しかけられる場に身をおくことが幸せに繋がるという研究結果に】

内気な人であっても、見知らぬ人に声をかけると、気分が良くなり、自分の居場所を感じ、有益な情報を得たり、より創造的になったりする

(2014年 シカゴ実験)

【1人あたりの所得が増えても、実は、個人の幸せに繋がっていない!?】

必要最低限以上のものを生産しても、すぐに人口の増加をもたらしたので、結局、1人当たりの所得は増えなかった
(マルサスの法則)

1人当たりGDPが増えても、生活満足度は上がらない
(イースタリンの逆説)

【感情の敏捷性はこれから変化の大きい時代に必須になる】 ある感情を排除しようとすると、その感情は強化される傾向がある(増幅) ネガティブな感情に思いやりを持って接して、ネガティブな感情を上手く扱うことができたとに、行動に結びつけることができる。 (スーザン・デイビッド)