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ヨウジ試着旅③青山本店

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いよいよ青山のヨウジヤマモト本店へ。地下ではないが、良い意味で入りにくさが半端ない。これはあれだ、ラスボスのダンジョン。試着旅初日にラスボスに来てしまった。ああ、もう、かっこよすぎる。

ネックレスが見たかったので、そのネックレスに合うアイテムを訊ねた。

いくつか紹介されて、まず気になったのが、パンツの形を一度解体したスカート。パンツにするかスカートにするか悩んでいたその時の私にぴったりだった。どうしてそう気分にぴったりなものがあるんですか。

それに合わせたトップスはシースルーの長袖。普通にありそうでなさそうな絶妙な透け具合。割としっかりした生地で、儚げや色気に繋がりそうなシースルーなのにしっかりした強さを感じる。どうしてそう気分にぴ(略)。

そして気になっていたネックレス。
こちらは試着室を出てから店員さんが着けて下さった。

驚いたのが、試着室に鏡が無かったこと。試着室に鏡が無い?!外に出て初めて鏡を見て、そこに映るかっこいい自分の姿に驚くというシステムになっていた。

シースルーのトップスを合わせる前に、着ていった去年の制服のトップスとヨウジさんのボトムスを合わせてみたのだが、1年着たものや素材の違いがあるとはいえ、「黒」の違いに大層驚いた。ヨウジさんの服は深い、深い黒だった。

上下ともヨウジさんの服を身に着けた私は、顔も髪型も体型も何も変わっていないはずなのに、めちゃくちゃかっこよく見えた。そこにネックレスが加わって、もうなんだか最高にかっこよかった。ラスボスのダンジョンに居たのは倒すべき魔王じゃなくて、なんかこう、伝説の剣?装備?みたいな…?ごめんねRPGあんまりやったことなくて適当な例えで(無双系ばっかりやってたんだ)
とにかく、何これ?なんだこれは??みたいな、こう、あれね
何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!
新宿
みたいな(これ分かる人います?)(混乱している雰囲気だけ伝わってほしい)(ここは青山です)

ちなみに写真はNG。店員さん、謝ってくださって逆にすみません。素敵な体験を、本当に、本当にありがとうございました。

今回は試着のみとさせてもらったけれど、ここの経験で、「私はヨウジヤマモトを絶対に着るぞ、そしていつかこの本店に堂々と入って、お買い物をするんだ」という目標が出来た。それくらいかっこよかった。

帰りに上野のワイズへも寄った。本店というラスボスを経験したあとだと、めちゃくちゃに入りやすい。気になっていたワンピースとパンツの試着をさせていただいた。やはり素材が面白く、そして優しい。厚手だと思っていたのに薄手で、タフそうな見た目に対して繊細。尖っているデザインに思えるのに、着ると肌触りがとても優しい。これは試着しないと分からない体験だった。いや本気で優しいのよ。ヨウジさんの愛を感じちゃってヤバいのよ。なに皆さんこの愛にやられてファンになってるわけ?なるわこれは(なりました)。

思考回路がショート寸前だったので、ここでも購入の決断はせず、お礼を言って店を後にした。


同じ百貨店内に自問自答ではおなじみ「みはしのあんみつ」があった。桜のアイスと若桃という、限定ふたつをのせて贅沢な一品とした。


今回のヨウジ試着の旅は何も買わずに、ひたすら何かを食べて帰ってくることとなった。


あきやさんの2冊目の御本を読んでから、居ても立ってもいられず試着の旅に出たのだった。

ちょうど観ていたドラマ『のだめカンタービレ』(好きなのでDVDBOX持ってるんデス)で、千秋先輩のピアノコンチェルトを観て衝撃を受けたのだめが「ピアノ、ピアノ弾かなきゃ〜!』と寝ず食わずでひたすらピアノを弾いていたのと気分は同じ。食事をしながら、寝る直前まで、自問自答をしていた気がする。感想という感想は書けなかったけど、一連のこのnoteを感想とします。それだけ衝撃だった。

そして1週間後、私は初ヨウジヤマモトをお迎えすることとなる🍨