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「50円が100円に!」道で拾ったお金、あなたならどうする?

こんにちは!ママリ編集部のyukaです。
6歳4歳3歳の3人の男の子ママです。
最近の悩みは、怒っても全く響かない三兄弟に対峙し続けた結果、眉間のシワが消えなくなってしまったことです。
ドウシタラキエマスカ…?

そんな三兄弟の母ですが…先週末は母の日でしたね!
我が家は用事があり近くのイオンモールに出かけたのですが、広い駐車場にも関わらず車が停められないどころか渋滞が出来るほど混んでおり、母の日の経済効果を身をもって実感しました。

モールの中では、3世代でお買い物されている方、パパと手を繋いでお花屋さんに並ぶ幼い子どもたちなど(いつもは閑散としているお花屋さんですがその日ばかりはカーネーションやら花束を持った人たちで長蛇の列でした)、そこかしこが幸せな瞬間で溢れており、たくさんの幸せのおすそ分けをしてもらいました。母の日っていいですね!

話がだいぶ逸れましたが、今回はお祭りで出会った素敵なお巡りさんのお話をしようと思います。

福岡のお祭り「博多どんたく港祭り」

夫の転勤について福岡に越してきて4年目に突入しましたが、毎年ゴールデンウィークに開催される「博多どんたく港まつり」への参戦は、今回で二度目。

ご存じの方も多いかと思いますが、全国的に見ても非常に規模の大きなお祭りで、国内外から200万人以上の人出で賑わう日本有数のお祭りなんです。

『博多どんたく港まつり』は、今からおよそ840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる伝統的な民俗行事『博多松囃子』を起源としています。

博多どんたく公式HP

とあり、時代時代で形を変えながらも受け継がれる、840年余の歴史を持つお祭りで、当日は思い思いの仮装でシャモジを叩いて大通りを練り歩き、博多の街一帯が賑わうとても華やかな日。
福岡に縁もゆかりもない私たちですが、こういった各地の地域イベントに参加できるっていいですね。

今回我が家はそこに屋台目当てで参戦しました。

お祭りで50円玉を拾った次男

福岡の屋台ではお馴染みの「はしまき」(お好み焼きのようなものが箸に巻かれている屋台フードでとっても美味しい!)や子供たちが大好きな「イカ焼き」(笑)、りんご飴など、パレードを横目に屋台めしを堪能していると、次男が落ちていた50円玉を発見しました。

すると、早速長男との取り合いに…。
双方の主張を聞きつつも、「そもそもあななたちのものではないので警察に届けよう」ということになりました。

近くに交番がなく、巡回中のお巡りさんに託すことに

近くに交番がなく、困っていたところ、運よく巡回しているお巡りさんに遭遇しました。

シャイな次男は精一杯の勇気を振りしぼり、お巡りさんに話しかけます。
「すみません!50円を拾いました…」
50円玉に少し未練を残しつつ、ゆっくりと差し出した次男。

すると、2人組で巡回していたお巡りさんのうち1人が、次男の目線に合わせてゆっくりとしゃがみ込み、しっかりと目を見ながら対応をしてくれました。
届けてくれてありがとう!警察官として受け取りました。これは責任をもって届けさせてもらいますね
そう言って50円玉を受け取ったあと、
「これは、おじさんから」
自身のお財布から100円玉を取り出し、次男に渡してくれたのです。

なんてできた素敵な警察官なのでしょうか…

一瞬にして次男の頬がゆるみ、嬉しそうな、誇らしげな表情になったことを忘れません。

三兄弟全員にとって忘れられない経験に

本来、こういったやりとりはタブーなのかもしれませんが、この時出会ったお巡りさんは、子どもを目の前にして「何が一番大切か」を考えた上で、「警察官」と「優しいお兄さん」の2つの顔を使い分けて次男と接してくれました。これってなかなかできることではないですよね。

こういった経験は親がさせてあげようとして出来るものではないので、本当に貴重だったと思います。
三兄弟だけでなく、親である我々も色々と考えさせられる、心が温まる出来事でした。

ちなみに、その後警察官を目にするたび、次男はキラキラした目で警察官の姿を追い、「かっこいい」と言っています。

皆さんは、お金を拾ったらどうしますか?

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