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心躍る。子育て軸から自分軸に。

趣味や特技もなく「仕事が趣味だね」と言われ続けてきた私。
子ども達が自宅を離れ、ますます生活の中での仕事のウェイトが大きくなり、これではいけない!!と一念発起。
習い事をはじめてみました。

実は習い事の苦手な私・・・。
はじめはワクワクはじめても、途中から「もっと上手くならなくては!」と勝手に目標を決めて完璧を求めてしまう。
そして、出来ない自分にガッカリ。楽しくなくなっていくのがいつものパターン。

うちの長男くん。
小さい頃、スイミングを習っていました。
待合室で次男くんを遊ばせながら、ボーッとガラス越しに長男くんが泳いでいるのを眺めていた私。
『何であんなに楽しそうなんだろう??』
身体いっぱいに水の中で飛び跳ねて、「嬉しい!」「楽しい!!」を表現していた長男くん。水しぶきからも伝わってくるくらいに。踊り跳ねる。
「水を得た魚」ってこんな感じ?と夫婦で笑い合う。

スイミングでは進級テストがありました。
合格すると水泳帽子に貼るワッペンがもらえます。
一通り泳ぎ方をマスターし帽子にぐるりとワッペンが並ぶ。
次の段階で「早く泳げる練習」に入るのが見えてきたくらいの時期に。
長男くん
「僕はね、楽しく泳ぐのが好きなんだ。だからね、早く泳げなくても良いんだよ。次のワッペンもらったらスイミングはもうおしまいにするよ」

早く泳げる練習に入れば、スイミングの後半にある水遊びの自由時間が無くなります。確かに長男くんが一番イキイキと楽しんでいたのは、その最後の自由時間でした。

ちなみにうちの次男くん。
「せっかくだから兄ちゃんと一緒に」と体験してみたことがありました。
分厚いガラスからでも音響が伝わってきそうなくらいの大泣き!!
スタッフさんが何とかしようと、あの手この手で誘ってくれてもプールサイドに座り込みテコでも動かず大きな口を開けて泣き叫ぶ次男くん。
きょうだいでこうも違うのか!と、折りにつけ感じてはいたけれど、ここまでとは!

自分自身が楽しいこと、自分自身の楽しませ方をよくよく知っている息子くん達。
そして、「僕にはこれじゃない!」ときちんと判断できて、潔くやめれたり、頑なに断れる息子くん達に感心し尊敬すらおぼえたスイミングの思い出。

私はと言えば・・・。
せっかく楽しいことを見つけても。「やりたいこと」が、いつしか「やらなければいけないこと」に変わっていき楽しめなくなっていく。自分の『好き』が見つからない。

昨日の二回目のレッスン。フリが覚えられず「何でこんなに駄目なんだ」といつもの癖で、少し落ち込みながら帰る。送られてきた先生からのメッセージ。
「いっぱい楽しんで下さいね♥♥」
そうだ!私は楽しむ為に習うんだった!

息子くん達のように、上手くなくても自分にとって心地よく、心も身体も躍る楽しい時間を過ごしたい。

そんなことを書いていたらお友達からもピロロン。「2週間後が楽しみだね!」とメッセージ。私には一緒に習い始めてくれた心強いお友達もついている!
息子くん達からの子離れ。少しづつ自分の時間を楽しめるように歩んでいこうと思います。


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