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「先生、次のクラスでテストお願いします!」

週2回、すでに20回授業を受けている、中華系の女性の生徒から、先日、授業の終わりかけに、お願いされました。
「先生、次のクラスで、今までの復習テストをお願いします」って。

彼女は、今年の7月にJLPTのN5を受ける予定です。
理解度が高いため、「みんなの日本語」と別テキストを併用して教えていますが、今月中にはN5レベルは終了のペースで進めていました。
テスト直前に対策授業を行う予定でしたが、彼女自らのテストの要望です。

平安文化に興味!

彼女は文学が好きで、自宅には500冊以上の本があり、ほとんどは英文学書だそうですが、その中には日本の平安時代についてのものもあるそうです。
特に、平安の女流文化が好きということで、歴史の知識も驚くほど豊富です。

紫式部も好きだそうです!

彼女は日本も好きで、すでに4回旅行で訪れています。
鎌倉や奈良・京都など、やはり歴史のある街が好きなようです。

Googleフォームでテストを作成!

さて、テストですが、先日、宿題を作成するときに覚えたばかりの Google フォームを活用しました。
(Google フォームでの宿題作成の模様はこちらからご覧ください)

宿題のときには、作成したフォームを生徒と WhatsApp で共有して、回答フォームが送られてきました。
今回は、テスト感を出すために、事前には送らずに、授業が始まった時にシェアして、テストをスタートしました。
また、宿題では、ボランティアの日本語講座の第1回目のため、少し硬さや緊張感を取り除くため、イラストなどを入れて作成しましたが、今回のテストはイラストなしで、記述式を増やしています。

こんな感じで100点満点のテストを作成しました

自動採点式にした結果…

上の質問では、答えを記述、実際にはキーしてもらいます。
回答例として、考えうる答えをあらかじめ「正解」として登録しておき、自動採点式にしました。
しかし、実際に回答してもらって、回答例には書かなかったけど、正解のケースも出てきました。
例えば、上の問題の「The door opens」の場合、事前に「open」という単語を、漢字で書いた場合やひらがなで書いた場合など想定していましたが、生徒が書いた答案は「ドアが あきます」というものでした!
今回は、文章の中に句読点やポーズがあることは想定していなかったため、不正解に判定されてしまいましたが、実際には正解ですよね。

手動で採点できるんだ

そこで生徒から
「先生、手動で採点ができるんだよ!」とアドバイスされました。
まだ、1回しか使ったことがなくて、使い方も熟知していなかったため、そんな機能があるなんて知りませんでした…
授業が終わったあと、サイトで確認してみると、なるほど、個別に変えると手動採点もでき、配点も変えれるんですね!
また、ひとつ新しいことを学びました!
さっそく、次でも試してみたいと思います。

毎日、新しい出会いがあり、気づきがあり、楽しい毎日です!

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