やなぎだ りょう|じみぃずのきもち。

「世界一くだらない備忘録」│93年生まれの30歳│「じみぃず」=ほんのちょっと地味で、…

やなぎだ りょう|じみぃずのきもち。

「世界一くだらない備忘録」│93年生まれの30歳│「じみぃず」=ほんのちょっと地味で、まわりに馴染みづらい人たちの代表をしています。│好きなものはアニメと甘いものとMr.Children│ご連絡は各種SNSまでお願いいたします。

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ばあと日東紅茶と後悔と、明日の俺

「ばあ」というのは、俺のおばあちゃんのことだ。 物心つく前からそう呼んでいた。 幼少期、ばあの家によく泊まりに行った。 実家から5kmぐらいの距離にある、築50年以上のボロボロの平屋にばあは住んでいた。 いまどき珍しい土壁の、雨が降ると雨漏りするような家だった。風呂の床はシロアリに食われて今にも抜け落ちそうだった。 風呂といえば、風呂窯の給湯器がレバー式だったのをよく覚えている。レバーを傾ける角度でお風呂の湯の温度調節をしなければいけなくて、それがシビアで難しい。 シ

    • 【エスニック料理探訪記 Part3】ギリシャ料理「THE APOLLO」

      前回の記事はこちら♡↓ さて今回のエスニック探訪は「ギリシャ」だ。 前回のポルトガルからスペインをまたいで、こんどは地中海東部の島国へと舌を移す。 今回訪問させていただいたのは、銀座東急プラザの最上階にある「THE APOLLO」。 もともとはオーストラリア・シドニーでオープンしたお店であるらしく、2016年に日本へ店舗を展開をしたらしい。 コンセプトは「モダンギリシャレストラン」だそうだ。 オーストラリア発のモダンギリシャ料理の日本店……ちょっとよくわからないので

      • 【野菜】最初のベランダでレベル100にする。level.2

        前回の記事はこちら↓ 経過報告 さて、鉢に苗を植えてから一週間がたった。 百聞は一見に如かずというわけで、まずは現在の苗の様子をご覧いただこう。 ちょwww一週間で伸びすぎだろwwwwマジ草生えた。 想定では、これから肥料をあげてぇ♡伸びてきた蔦を整えたりしてぇ♡一生懸命水をあげてぇ♡ようやくやっと収穫ぅぅ!!なんて流れを思い描いていたのだが。いるよな、こういうなんでも吸収して器用にこなす奴。 トマトに関してはご覧の通り、いつの間にビー玉サイズの実がぶら下がってい

        • 口臭対策の記事がたくさん「スキ」をいただけたようです。 口が臭くて良かった、なんて思う日が来るとは。 人生わからないものですね。 これからも頑張って書きます。よかったら見てネ。

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        ばあと日東紅茶と後悔と、明日の俺

          口臭対策にケリをつけよう。口クサ男が実際に使って効果のあった口臭対策グッズ5つ。

          「あの……○○さん?非常に言いずらいんですけど……口、においますよ。……うっぷ」。 なんて言われてしまった日には、もう立ち直れない。 だが悪いのは無論、口がくさい方である。 あれ、くさいかも、と思う前に取り組もう。口臭は対処するのではなく、予防が肝要なのだ。 では何をすればいいのか? 大丈夫。自分の口が臭すぎてマスクがしていられないほどであった私が、実際に使って効果のあった口臭対策グッズの決定版をここに記す。 ニオイ研究所 DeoDry シャンピニオン デオアタック

          口臭対策にケリをつけよう。口クサ男が実際に使って効果のあった口臭対策グッズ5つ。

          私はきょう、ズボンの中に手を入れる。

          モサモサ。ズボリ。ふぅ。 無意識に手先がもぞもぞとしだして、「あっ!」と思った時にはもう、私の腕はズボンの中。家でのスタイルはもっぱらこれである。 なぜそうするのか。いつからそうしているのか。 どうしてだろう。ただとてつもなく安心するのだ。 冬場の猫がこたつを恋しがるように気づいたらもう温もりの中にいる。 体育の時間いたアイツ 過去を振り返ってみると、私と同じ安心感を得ていたのではと思われる同志がいたことを思い出す。 ジャージの中に両手を突っ込んで歩くアイツ。

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          【実況】陰キャ障害物走(種目:眉毛サロン)

          春の薫風に生え乱れた長い眉毛が揺れております。 新しい季節の到来を告げる柔らかい風が、ここ東京でも爽やかにつむじを巻いています。 さあ、そんな群青色の風をまとって、一人の陰キャが出走準備に入りました。 栁田凌――この道30年のベテラン陰キャです。 そんな彼が今回挑戦するのが「眉毛サロン」。 一対一の超至近距離で長時間行われる施術は高いコミュニケーションスキルが求められます。 もはや「陽キャサロン」と呼んでも過言ではないコミュニケーションの大関門、果たして陰キャが乗

          【実況】陰キャ障害物走(種目:眉毛サロン)

          【おもひでドバドバ】体に溜まった毒素、ぜんぶ修善寺に置いてきた。②

          前回の記事はこちら↓ 修善寺の毒素垂れ流しスポット 3.なんかエモい竹 修善寺を出て正面に見える桂川を渡ると、ちょっとしたお散歩コースが出現する。中でも「竹林の小径」はなかなか見ごたえがある。 木看板の右手から、竹藪の壁をモーセの海割りのようにぱっくり開いたような小路が奥へ続いている。吸い込まれるように中へと入っていく。 左右を硬い緑に挟まれた石畳の上をとことこ歩く。視界はすぐに地面に突き刺さった筒状の棒でいっぱいになる。息をするたびに木々の湿ったような香りで肺が満た

          【おもひでドバドバ】体に溜まった毒素、ぜんぶ修善寺に置いてきた。②

          【おもひでドバドバ】体に溜まった毒素、ぜんぶ修善寺に置いてきた。

          デトックスという言葉をよく耳にする。 身体の内側にたまった毒素や老廃物を取り除く健康法の一種である。 毎日水を2リットル飲む、食物繊維の多い食べ物を食べる……現代人は毒素の排出に躍起になっている。 やりすぎでは、と思う反面、気持ちの面では大いに共感できる。 我々は毒素を抱えすぎている。 仕事、学業、お金、人間関係。 現実という名の見えない毒針にぶすぶすと刺され、現代人の目は死んでいる。 いまこそ、デトックスが必要な時である。 先に述べたようなデトックス法を試すの

          【おもひでドバドバ】体に溜まった毒素、ぜんぶ修善寺に置いてきた。

          【野菜】最初のベランダでレベル100にする。

          「ふぇぇ……たかいよう……」。 近所の野菜ギルドにて、ここ最近の私は狼狽してばかりだった。 原因は明らかだ。 野菜の小売価格の上昇。 「白菜半玉で270円とか冗談だろ……」。 胸中でつぶやく。円安だか天候不順だか知らないが、このままでは指をくわえて見ているわけにはいかない。 野菜を雇って腹の虫を退治する、我々のような”雇い主”にとってこれは死活問題だ。腹の虫を放っておけば、彼らはやがて我々に襲いかかる。何もしなければ死ぬだけだ。 なにか打つ手は無いものか。逡巡する私

          【野菜】最初のベランダでレベル100にする。

          【初心者向け】ミスチルファン歴20年の俺が、この春聴くべき名曲を3つだけ教える

          「蘇生」(「It's a wonderful world」収録)抱く夢もあれば、敗れる夢もある。 努力は必ず報われるというのは紛れもない欺瞞だ。そして夢が破れる音が方々で聞こえ始めるのもこの季節である。 そんな、「目指したものに挫けてしまった者の再起」を描いたのが同曲である。敗残者にとってこれほど背中を押される曲は無い。 冒頭の長いoverture(序曲)からなる湧き上がるようなメロディー、曲の幕開けと同時に背後で流れだす秒針の音が「物事が動き出す合図」を彷彿とさせて

          【初心者向け】ミスチルファン歴20年の俺が、この春聴くべき名曲を3つだけ教える

          「何でもかんでも"◯◯くさい"と言うな」と叱られた~2024年春~

          面倒くさい。邪魔くさい。アホくさい。 どうやら私の「3大くさい」であるらしい。先日、彼女に指摘された。 「くっせぇ、くっせぇ、くっせぇわ」と私の「3大くさい」を連撃でたたき切る彼女の眼は「あなたが思うより限界です」と言わんばかり、真剣であった。 ぶしゅぶしゅと出血する自尊心をなんとか止血しながら、過去を振り返る。 でもそんなに「○○くさい」と言っているかなぁ。……言っていた。 一つひとつ思い返してみれば、なんとむごい汚言の数々だろう。 道を歩けば「こんなとこに車停めんじ

          「何でもかんでも"◯◯くさい"と言うな」と叱られた~2024年春~

          【エスニック料理探訪記 Part2】ポルトガル料理「アルヴォリーニ」

          過去の記事はこちら♡↓ 24年4月某日。 今回訪れたのは、東京都町田市にある「Arvoreni」(アルヴォリー二)というポルトガル料理とワインのお店。 ポルトガル料理と聞いてもあまりピンと来ないかもしれない。 隣国であるスペイン料理は日本でもメジャーだが、不思議とポルトガルの料理の人気は下火である。 だが不人気であればこそ。さらなる美食を追い求めるのがエスニック探訪の醍醐味である。 男達はエスニックを目指し、夢を追い続ける。世は正に大海賊時代! といわけで今回の人つな

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          【文章がうまくなりてぇんだ】新聞のコラム欄を毎日書き写した結果

          文章が上手くなりたい。 noteのクリエイターをはじめ、文章を書く機会の多い人はみなそう思うだろう。私もその一人だ。 文章を書くという行為はかくも難しい。 およそ多くの人がぶち当たる壁なのに、しかし体系的に良い文章が書けるようになるメソッドは驚くほど少ない。 もぅマヂ無理……とSNSで心の闇を発信しそうになった手前、そのむかし予備校の小論文の先生が言っていた言葉を思い出した。 「文章が苦手な人は新聞のコラム欄を書き写すといいですよ――」。 なるほどそうかと思うが早

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          「クーポンいりません」の壁

          試されていると感じる。 自宅から数分のドラッグストアでよく物を買う。 近頃のドラッグストアは本当に便利で、薬から日用品、食べ物まで何でも揃う。 そんな日常とは切っても切り離せない場所で、それは起こる。 「こちら、来週から使えるクーポンです」。 店員はカウンター脇に束になった紙を手際よく取り出し、素早く3つに折りたたむ。 商品と一緒に差し出されるまで、私はそれをじっと見つめている。 「クーポンいりません」。 その一言が近いようで遠い。 マニュアル通りの完璧な接客。目

          【エスニック料理探訪記】 トルコ料理「ボスボラスハサン」

          東京にいれば、世界中の美味いものが食える。 そんな夢のような環境がわが国にはある。 言わずと知れた食の評価機関「ミシュランガイド」総責任者ジャン=リュック・ナレさんが、過去の取材でこんなことを語っている。 「私が行った(東京の)飲食店はほとんど寿司店、刺身店、焼き鳥店、うどん店など、専門店に細分化されていた。非常に印象的だった。こうした特性から日本の飲食店の相当数は誰も追いつけない専門性を確保していた。当然高い評価につながる」。 今や東京のどこを歩いても様々な料理店を目

          【エスニック料理探訪記】 トルコ料理「ボスボラスハサン」