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瀕死の美容院を救った、ある、アイディアとは?

中山マコトです。
僕が、地方の、廃業寸前の小さな美容院を生き返らせた実例をお話しますね。
目の付け所とか、ターゲットの掴み方とか、発想の広がりとか・・・
必ず役に立つと思いますので、あなたのビジネスに置き換えながら読んでいただけると嬉しいです。

北海道のある地方都市に、小さな美容院があります。
その美容院は、どこにでもある、まったく普通の美容院、 カリスマ美容師がいる訳でもなく、立地の良い表通りにある訳でもなく、とりたててオシャレな外観でも無い。

その美容院がどうして予約の取れない超人気店になったのか?

それは“ある事”をやったからです。

それまで、人知れずやっていた“ある事”に名前をつけて、商品化し、堂々と打ち出したからです。

たった1つの事で、その美容院は、都市(まち)で、ライバルのいない、唯一無二の存在になりました。

さて、“ある事”とは一体何でしょうか?

何が一体この、何の変哲も無い美容院を、圧倒的な集客力を持った美容院へと変身させたのでしょうか?

それは・・・・
“送り迎えサービス”
です。

この地域には高齢の女性がたくさん暮らしています。
いきおい、この店のお客さんも高齢の方が多くなります。

で、時々、特に雨の日など、
「今日は足が痛いので出かけたくない!予約をキャンセルさせて欲しい!」
と言う電話や、
「足が痛くて病院に行きたいので、予約を明日に延ばして欲しい!」
などの、変更電話がかかって来ます。

ある時、オーナーは気づきます。
定年退職で時間をもてあましているご主人に、迎えに行ってもらえばいいんじゃない?と。

それからご主人が迎えに行くようになります。
が、彼女とご主人は致命的なミスを犯していたんです。

それは・・・
その送り迎えサービスの事を、当のお客さん以外は誰も知らない!
と言うこと。

要は、「PR」がまったく出来ていなくて、埋もれた商品だったんです。

僕はまず、その“埋もれた商品”→鉱脈を掘り起こすことにしました。

“送迎サービスのある美容院”
として、送り迎えの赤いワンボックスカーのサイドボディに、
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ご指定の場所までお出迎え!
ご指定の場所までお届けします。
買い物が多いときは、お荷物も一緒に運びます。

送り迎えサービス付き美容室が誕生しました。

“店名○○○○” 電話番号:○○○-○○○○-○○○○
お気軽にお電話を!
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と大きく書き、街中を走ってもらいました。

足の痛み、悩みを抱える高齢の女性がたくさん集まる、病院の周囲を走らせたり、駐車場で目立つ行動をさせました。

店の正面側の窓にも、先ほどのコピーを大きく書き、前を通る人や車での通過者、自転車客にも確実に読んでもらえるように工夫しました。

それから数日後。
彼女の店は、新規客が毎日平均3.5人来るようになっていました。

新規の問い合わせが毎日、3~4件入るようになりました。
送り迎えを担当するご主人は一人しかいないので、それ以上は増やせない。
でも、事実上の人件費は無料です。

これ、送迎のためにわざわざ人を雇わなくてはいけない、他の店では絶対に出来ないことなんですね。

結果、それまではまったくあり得なかった、隣町からもお客さんが来てくれるようになりました。

今は、“送り迎えサービス”を中心に書いた手書き風チラシで、コンスタントに集客を増やしています。

かかるコストは毎月わずか数万円。

獲得出来ている新規客は毎月60人にも及びます。

たった数行の言葉で書かれた“商品”が、大きな売り上げを運んできたんです。

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