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ゲームコンテンツ制作の業務契約書

今年の初めから、ゲームコンテンツの開発制作事業に関わっている。
発案者、出資者、エンジニア、デザイナー、、メンバーを揃えてチームを作る。
動き出してしまえば、あとの私の仕事はまぁ、、事務と雑用ですけど。。

エンジニアの方と交わすために作った業務契約書の雛形全文をここでシェアしますので、良かったらご活用ください。

インターネット上の情報や、テンプレートなど参考にして、甲の立場で私が作成したのものですが、必要な取り決めを網羅できていると思います。
ゲームでなくても、各種デジタルコンテンツの制作や そのほかの業務委託などにも応用できると思います。

著作権に関して、
著作権、その他の権利を含む知的財産権、所有権は、甲に帰属します。
と契約書に明記していますが、別途、著作権譲渡契約書も交わしています。
契約書で 甲に帰属します と書いてあっても、著作権法により認められない部分があることもあるので、念の為です。
次回、著作権譲渡契約書の雛形もシェアしようと思いますが、著作者人格権の不行使も明記しています。

(もし、不備などありましたら、ご指摘頂けると嬉しいです。) 
(ご利用は自己責任でお願いします。当方は一切の責任を負いません。)


業務契約書

株式会社AAAAA (以下、「甲」という。)と 個人事業者BBBBB (以下、「乙」という。)は、ゲームコンテンツ制作「CCCCC」に関する業務(以下、「本業務」という。)について、下記のとおり契約(以下、「本契約」という。)を締結します。
(「CCCCC」は仮プロジェクト名。正式なゲームタイトルなどはプロジェクト進行と並行して甲が決定します。)

第1条(目的)
甲は乙に対し、本業務を委託し、乙はこれを受託します。甲は、乙が本業務を遂行するに際して、必要な協力を行います。

第2条(本業務)
乙が甲に提供する業務は次の通りとします。
(1) 甲から提供されるテキスト原稿、仕様書、画像等のデータと、甲の指示など に依り、ゲームコンテンツ「CCCCC」を制作すること。
(2) ゲーム配信プラットフォーム「SSSSS」に開発したゲームコンテンツ「CCCCC」をリリースし、そのコンテンツを正常に販売することが可能な状態にすること。
(3) リリース後、必要に応じてメンテナンスを行い、万一不具合が発生した場合、責任を持って、その修正をし、常にそのコンテンツを正常に販売することが可能な状態にすること。

第3条(納品方法と納期)
(1) ****年**月**日までに、
乙は、完成したゲームコンテンツ「CCCCC」を甲が指定する形式、方法によって、デジタルデータとして、甲に、納品します。 同時に、「SSSSS」上でリリースを完了します。
(2) 甲は、乙が納品を行う前に 制作物の確認をし、修正の必要がないと認められた後、
乙は納品を行うこととします。

第4条(契約期間)
本契約の有効期間は、本契約締結の日から満2年間とします。
本契約満了後、継続して業務が必要である場合、別途、新たに契約を結ぶこととします。

第5条(制作料金と支払い)
(1)甲は納入物の対価として、***万円(税込)を乙に支払います。
(2)支払いは、契約時20%、納品時40%、納品後30日以内に40%をそれぞれ乙指定の銀行口座に振り込んで支払います。 振込手数料は甲の負担とします。

第6条(再委託)
(1)乙は、甲の事前の同意なしに本業務の全部又は一部を第三者に再委託することはできないものとします。
(2)甲の事前の同意を得て、本業務の全部または一部を第三者に再委託する場合、乙は、本業務の再委託先に関して、秘密保持義務については本契約に基づき、乙が負うと同様の義務を再委託先に対して負わせなければならないものとし、当該再委託先と連帯して責任を負うものとします。
(3)また、再委託によって生ずる著作権、その他の権利を含む知的財産権については、事前に著作権譲渡契約を結び、著作者人格権についても不行使の契約を結ぶこととします。

第7条(著作権)
(1)本制作物、及び、本制作物の制作過程において行なった考案等、本制作物に含まれる制作物の著作権、その他の権利を含む知的財産権、所有権は、甲に帰属します。
(2)甲が本制作物の使用に関して、第三者から権利侵害等の理由に基づく苦情又は請求を受けた場合は、甲は乙に対し遅滞なくその旨を通知し、甲乙は、協議により必要な対策を講ずるものとします。

第8条(個人情報)
甲及び乙は、本件業務に関連して開示された個人情報(個人情報保護法2条1項に定められたものをいう。以下「個人情報」という)について、個人情報保護法の規定に則って取り扱うものとします。

第9条(秘密保持)
(1)甲及び乙は、本契約に基づいて相手方から開示され、又は本業務の遂行過程で取得した相手方の業務上、技術上、その他一切の情報(個人情報を含む。)については秘密情報として扱うものとし、相手方の事前の書面による承諾なく、これらの情報を公表若しくは第三者へ開示し、又は本契約で定められた業務以外の目的で使用してはなりません。
(2)前項の秘密保持義務は、本契約終了後においても存続します。

第10条(瑕疵担保責任)
納品後に、本制作物に隠れた瑕疵が発見された場合、乙は速やかに甲と協議し、必要な無償修補、対価の減額等を含む合理的措置を取り決めるものとします。
第11条 (不可抗力免責)
天災地変、戦争・内乱・暴動、法令の改廃・制定、公権力による命令・処分、労働争議、輸送機関・通信回線の事故、原材料・運賃の高騰、為替の大幅な変動その他当事者の責めに帰すことのできない不可抗力による契約の全部または一部の履行遅滞、履行不能または不完全履行については、当該当事者は責任を負わないものとします。

第12条(契約の解除)
1. 甲または乙は、相手方に次の各号の一に該当する事由が生じた場合は、何らの催告を要せず直ちに本契約の全部または一部を解除することができます。
(1) 重大な過失または背信行為があった場合
(2) 支払の停止があった場合
(3) 仮差押・差押・競売・破産・民事再生・会社更生・特別清算の申立てがあった場合
(4) その他前各号に準ずる本契約を継続しがたい重大な事由が発生した場合
2. 甲または乙は、相手方に本契約上の義務の不履行があり、相当期間を定めて催告したにもかかわらず是正されない場合は、本契約の全部または一部を解除することができます。
3. 甲または乙は、第1項各号の一に該当した場合、あるいは本契約上の義務を履行しなかった場合は、相手方に対して負担する一切の金銭債務について直ちに全額を弁済しなければならないものとします。

第13条(損害賠償)
甲及び乙は、本契約に関して相手方の責めに帰すべき事由により損害を被った場合には、相手方に対しその賠償を請求することができます。

第14条(協議)
本契約について甲乙間に疑義が生じたときは、甲乙協議のうえ、信義誠実をもってこれを解決するものとします。


第15条(管轄裁判所)
本契約に関し裁判上の紛争が生じたときには、甲の住所地を管轄する簡易裁判所または地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。


以上、本契約の成立を証するため、本書二通を作成し、署名捺印の上、各自一通 を保有します。

****年**月**日

(甲)

住所:

氏名: ㊞


(乙)

住所:

氏名: ㊞


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