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副業の最大の課題は。。。

昨年11月に長年勤めた会社を退職しました。
間を空けずに、年末からはIT関連サービスの小さな会社で正社員として雇用してもらいつつ、別の会社と業務委託契約を結び副業をすることにしました。
やはり、シニアの再就職は1社で年収レベルを維持するのは難しいのだな、と半年近い転職活動で思ったからです。

さらに、知人が立ち上げた会社も手の空いた時に無給で手伝うことにもなり、厳密に言うと「副業」ならぬ「複業」になり、気がついたら転職前より忙しく過ごしています。

「定年以降は引退して悠々自適」
そんな生活は今の日本ではほんの一握りの不労所得がある層に限られているのかもしれませんが、
逆に言うと、僕ら一般人はアタマと身体が健康なうちは、ライフワークバランスを確保しながら仕事を通して社会とつながっている方が良いのかなぁとも思います。

さて、複業ですが、まぁ最初は、
「いくつかプロジェクトを掛け持ちするのと何ら変わらないし、むしろ色んなことが出来て刺激があるからいいだろう」
と呑気なことを考えていました。

ところが、同じIT関連の会社とはいえ、扱うソリューション・サービスが異なれば、必要とされる周辺技術も違ってきますし、特定業界に向けたサービスであれば、その業界についてもある程度の基本的な知識やボキャブラリーは勉強する必要があります。

セキュリティ、
グループウェア、
クラウドストレージ、
コンテンツオーサリング、
データパブリッシング、
AWS,
Dockerコンテナ,
ヘルスケア・ライフサイエンス業界、
金融業界、
通信業界
あたりが現在のテーマです。
広い。。

しかし、そうした周辺環境に関する勉強というのは、ある程度いつもやってきたことですし、その道のプロフェッショナルになるということでもないので、なんとかなるものです。

今回、いくつかの会社で複業をやってみて、
「実は一番大変かも」
と思っているのが、
コミュニケーション・ツール
の違いです。

そう社内のコミュニケーションツールはもはや会社の基盤システムといっても良いもので、会社によってこうしたツールは違うんです。

僕が今、日常で使っているものを並べると、
Microsoft 365, Outlook,  Teams, 
Google Workplace, Gmail, Google Drive, Google Meet, 
Hubspot, Desknet's, Zoom, Webex, Wrike, Backlog, Slack, Jira,
 etc…

いやもう、とにかく大変です。
アカウントはそれぞれもちろん違いますし、
それぞれのツールに慣れる必要もありますし、
そのツールの使い方もその会社での決まり事があったり。

ありがたいことにほとんどがクラウドサービスなので、
基本的には1台のノートPCで業務を行うことが出来そうではあるのですが、
MS365なんかは、Windowsアカウントやブラウザ(Edge)とも連動していたりするので、なかなかにマルチアカウントでの運用が面倒だったりします。

なので、最初の2-3ヶ月は結構混乱していました。
それぞれの会社のツールに慣れること、
各社のお作法にならってコミュニケーションを行っていくこと。

これまでのように
「一つの会社の中で、同じツールを使って、複数のプロジェクトを抱えること」
と、
「複数の会社で、それぞれ別々のツールを使って、複数のプロジェクトをこなしていくこと」
は全く別物なのだ、
というのが今さらながら新しい発見でした。

唯一助けだったのが、
資料作成の共通ツールがOfficeツール(Word, Excel, PowerPoint)だった
ということですが、
1社独占のマイクロソフトに感謝しないといけないというのは、ある意味皮肉なことですね。

ということで、今日のnoteは
複数の会社で複業する時の最大の課題は、
それぞれ異なるコミュニケーションツールを使わなければいけないことだった
という話でした。

それでは!

<了>

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