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こういう冒険心のあるドラマは好きだよ『滅相も無い』

MBS毎日放送作成TBSで放送のドラマ『滅相も無い』をNetflixでも配信されていたので、配信中の2話まで観た。

1話20分ちょっとなのでサクッと観られるのでいい塩梅。
(塩梅って漢字だとシオウメって書くんだ、オモロ)

このドラマは日本制作では(映画でも?)観たことがなかった雰囲気のつくりで個人的にはかなりツボでした。

低予算対策なのだろうけど、 ちゃんとセットを組んだり、ロケをしているのは皆が集まる施設と穴のシーンくらいで、
物語の中心となる穴へ入る理由を8人が語るパートはスタジオ内に最低限のセットだけのミニマルなセットとも言えないまるで舞台のような演出。

この感じですぐに思い出すのはニコール・キッドマン主演の衝撃的な映画『ドッグヴィル』
全くもって『ドッグヴィル』オマージュじゃないか、と思った。

そして『ドッグヴィル』よりさらに徹底しているのが、劇伴BGM要員として、背後にドラム、ベース、ギターの3人トリオが控えていたり。
(もっと演奏すればいいのに、ほんのちょっとしか彼らの演奏はないのが残念)
(確か、『ドッグヴィル』は劇伴が生演奏じゃなかったよな?あれ、ちょっと心配になってきた)

そもそもこのドラマを観ようと思ったのは、鈴木オート(堤真一)が出ているイメージショットを見たから。
(我が家は『三丁目の夕日』シリーズの大ファンで、堤真一は鈴木オート、吉岡秀隆は茶川チャガワ、と呼びます笑)

ところが、なんと。
堤真一は突然出現した「穴」を宗教的象徴として崇めて「穴に入ること」を教義としているであろう新興宗教の教祖役のようであるが、
しかし2話まではほとんど出てこない。

むしろ、穴がある一定の評価を得ている社会で、「穴に入る」信者8人が集まった施設で、それぞれが穴へ入る理由を1話完結で語るという群像劇になっているようだ。

さて、このドラマが何話で終わるのかも知らないが、8人だから8話で終わるのか、さらに何かどんでん返しがあるのか。

いずれにせよ、このまま続くとするとちょっと飽きるかもと思いつつも、
この冒険心のあるドラマを見届けてみたい。

それでは!

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