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『怪獣8号』を2話まで観た感想

『怪獣8号』を2話まで観た感想

話題の『怪獣8号』を2話まで観ました。
Netflixの配信で。
ていうか、Netflix以外にもamazonプライム、U-NEXT、hulu、Disney+とかもうありとあらゆるサービスで配信しているみたいですね。

これってどういう契約なんでしょう。
独占契約ではない分、契約料もそんなに高く設定していなくて、その代わりリーチを増やして結果としてパイを増やそうという作戦なんでしょうか。
結果とし

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もし2週間後に世界が終わるとしたら〜『世界の終わりから』

もし2週間後に世界が終わるとしたら〜『世界の終わりから』

この映画のポスターアートワークの印象が強烈だった。

紀里谷和明の監督作品、これが引退作品だという。

紀里谷和明のことも殆ど知らないし、作品も全く観ていない。
あのタツノコプロの『新造人間キャシャーン』を実写化した『CASSHERN』も、
江口洋介が石川五右衛門に扮したこれもポスターイメージが印象的な『GOEMON』も、
ハリウッド・デビューを飾ったという『ラスト・ナイツ』も、
何も観ていなかっ

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ずっと不穏で宙ぶらりんなままの『終わらない週末』

ずっと不穏で宙ぶらりんなままの『終わらない週末』

Netflixで配信しているオリジナル映画『終わらない週末』を観ました。

原題は『Leave The World Behind』
終わってみるとこちらの方が真の物語の主人公は誰だったのかが分かったんだけど、この邦題はなぁ。

とにかく冒頭から終始不穏。

ジュリア・ロバーツ(アマンダ)とイーサン・ホーク(クレイ)の夫婦と2人の子供たち、16才の兄アーチーと13才の妹アーチー。

アマンダが朝に突

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「はて?」がいいな〜『虎に翼』

「はて?」がいいな〜『虎に翼』

今期のNH K朝ドラも面白い。

『虎に翼』というタイトルがまだ座りが悪い感じはするのだけど。

伊藤沙莉演じる主役の寅子が法律という翼を得て高く飛んでいくという意味だろうか。
しかし、ちょっと分かりにくい。
もう少しキャッチーなタイトルなかったのかな。

寅子は「ともこ」と読む。
布袋寅泰と同じだね。
「とらやす」ではなく「ともやす」。

今度の春の朝ドラヒロインは、え?伊藤沙莉なの?
最初の感

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Netflix版ドラマ『三体』

Netflix版ドラマ『三体』

いやぁ、好きですよ!
Netflix版のドラマ『三体』

英題の「The Three Body Problem」てなんか格好いいですけど、古典力学で元々あったものなんですね。
互いに重力相互作用する三質点系の運動が、軌道を求める一般的な解では予測できない、で合ってますか?
小説読んだ時に、VRゲームの設定で出てくる話で何のことやら?とよく分からなかったのですが、
映像で見せられるとよく理解できまし

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これは、噂以上のクソ映画でした笑『死霊の盆踊り』

これは、噂以上のクソ映画でした笑『死霊の盆踊り』

さらば青春の光チャンネルで、クソ映画として紹介されていた『死霊の盆踊り』といいう映画です。

U-Nextで3/21で配信終了だったので観てみました。

はい!90分が時間の無駄(笑)
噂に違わぬクソ映画です。
海外版ポスターだけはカッコいいぞ。

おっそろしく低予算だと思われるチープなセット。
これは高校の映研の新入部員の作品ですか?
とオープニングからいいたくなる。

赤ら顔で白髪頭のマントを

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観て納得、日本語がちゃんとしているハリウッド時代劇『SHOGUN』

観て納得、日本語がちゃんとしているハリウッド時代劇『SHOGUN』

話題のDisney+配信の時代劇『SHOGUN』を一気見した。
現在第3話まで配信されている。
1話が約1時間だけど、3時間釘付けでした。

まずは今作のキャストを公式ページから。

そう、今作はハリウッド制作(だよね?たぶん)にも関わらず、見ていただいたら分かるように主要キャストには日本人俳優が大半を占めていることでも話題。

戸田鞠子役のアンナサワイさんは日系の方で、他の作品ではかなり怪しい日

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令和の時代は空気読み過ぎて(不)適切にもほどがある!

令和の時代は空気読み過ぎて(不)適切にもほどがある!

やっと追っかけNetflixで第1話を相方と次男と3人で観た。
TBSの金曜ドラマ枠「不適切にもほどがある!」

なんですか!これは!?
面白すぎるじゃない!

脚本は宮藤官九郎。
やっぱりクドカンは天才やん。

地獄のオガワと恐れられる昭和の中学体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)が昭和(1986年)と令和(2024年)をタイムスリップするドタバタコメディ。
いやもう、阿部サダヲの演技も素晴らしい!

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朝井リョウ原作 映画『正欲』

朝井リョウ原作 映画『正欲』

映画版の『正欲』の感想です。

朝井リョウさんの原作小説は読んでいないが、
それにしてもこんな難しいテーマの小説をよく書いたな、というのが最初に浮かんだ感想。

まずはこの映画は一二も二にもこれは原作の提示するテーマが大前提だということ。
それをどう映像化されたのかはこの後、原作を読んでみないとなんとも言えない。

だいたいが「正欲」という言葉はあるんだろうか。
これまで聞いたことがない。
「性欲

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友達はよく選ばないと地獄を見るよね〜映画『ミッドサマー』

友達はよく選ばないと地獄を見るよね〜映画『ミッドサマー』

2019年の映画です。
すでに5年前。
ずっとなんだか怖くて遠ざけていた映画。

だけど、アリ・アスター監督作品は『ヘレディタリー/継承』が言うほど怖くなかったのと、
最新作『ボーはおそれている』がすこぶる面白くて性に合ったので、今作も大丈夫かもしれないと。
どちらかというとグロシーン、人体損壊系がとても苦手なので、そこだけ注意することにした。
(予告編で高台から墜落して顔面損傷するシーンをチラリ

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とにかく変な映画(褒めてる)『ボーはおそれている』

とにかく変な映画(褒めてる)『ボーはおそれている』

正直、ギリギリまで行こうかどうしようか悩んでいたが、やっぱり観に行ってきた。
ネタバレにならないように気をつけてファーストインプレッションをnoteします。

この映画は予告編が公開された時は、
「ホアキン・フェニックスは苦手だけどこれは面白そうだから絶対に観に行こう」
と思っていたのに。

金曜に公開された直後から、Xでは
「3時間ずっと気持ち悪い」
とか
「過去作と比べて一番気味が悪くて怖い」

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気味悪いいいぃぃぃ『ロブスター』〜これはアナーキズムを希求する映画なのか?

気味悪いいいぃぃぃ『ロブスター』〜これはアナーキズムを希求する映画なのか?

『哀れなるものたち』が割と面白かったので、ヨルゴス・ランティモス監督の過去作品を振り返っておこうかと、まずは『ロブスター』を観ることにした。

これは1年くらい前に観始めてすぐに止めて放置してあったのを思い出したこともあったからだ。

ところが、なんだか知っているよう話が続く。
途中、うろ覚えの場面もあるのだけど、何となく観たような。。。
そしてラストシーンに至るところで、はたと気付いた。

「や

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エマ・ストーンに脱帽『哀れなるものたち』

エマ・ストーンに脱帽『哀れなるものたち』

いやぁ凄い映画でした。

ウィレム・デフォーもマーク・ラファロも凄かったんですが、
エマ・ストーンがもう途轍もない。

昭和風に言うと「体当たり演技」ってことになるんでしょうが、
これがそうとは言えないのが、パワハラ暴言灰皿投げるようなアタマのいっちゃっている昭和脳な監督に無理やりやらされたんではなくて、
エマ・ストーン自身が持ち込んだ企画だというような話を聞いたり。
そして彼女はプロデュースにも

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もう少しだけ書き忘れたことがある〜映画『PERFECT DAYS』

もう少しだけ書き忘れたことがある〜映画『PERFECT DAYS』

昨日のnoteでは映画を観て思ったことをダラダラと書き殴ってしまったのだけど、

「公開」ボタンを押してからも、あれも書いてない、これも言い忘れた、そんなことが次から次へと出てくる。

田中泯さん演じたホームレスは存在したのか?
このホームレスは平山が掃除をする公共トイレの木のところでいつも踊っているのだが、最初に出てきた時はたしか木に抱きつくような姿勢だったんじゃないだろうか?
そして、平山が目

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