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水戸黄門3時間スペシャル〜弥七大活躍〜⑥

何が堪えたって「マコさんなら本質を分かっている」と信頼してくれていたのにその期待を裏切るようなことをしたこと。


恥ずかしくて情けなくて消え入りそうになっていた私に黄門様はこう言った。

「どうする?」


私は深く息を吐いてから


「もう一度自分の目で現状を見てきます。現場が解決と言っていることが、
本当なのかどうか。ヒアリングした本人に聞いて現状をどうとらえているか
一人一人に聞きます」


黄「いつまでにやるの?」


成果を報告する期限は迫っている。

私「今週末の金曜日の午後にもう一度時間いただけますか。
それまでには確認をして再度報告します。」


黄「わかった。じゃあまず一緒に現状を整理しよう。
 手伝ってやるから明日また時間とろう」


私「ありがとうございます。申し訳ありませんでした。」

そのあとはもう必死・・・


もう一度2人で課題をリストを見直し、「解決」かどうかグレーそうな内容にあたりをつけた。

その内容をもとに必死に現状をヒアリングしまくる。人数はすごいことになってるけど、とにかくやるしかないと必死だった。

ヒアリング結果は当初自分が提出した現状とは大きく異なるものでその現状にショックを受けたりもしたけど、約束した金曜日の午後、ぎりぎりまでヒアリングと資料をまとめてなんとか結果を報告した。


報告をじっと聞いていた黄門様。

またダメだしされるかも、とドキドキしていたが、黄門様は結果に対して
「そうか、わかった」とだけいい、私のほうに向きなおった。



「それで?これからどうするの?」



その時は8月のはじめ。

私が退職すると伝えていた期日はかなり近づいていた。

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