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値幅とエリオット波動①

今回は値幅ボックスとエリオット波動の関係について。

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チャートを俯瞰して見つつ、同じ値幅が出ている所をボックスで囲ってみる。

そうすると、前の値幅から上に飛んで次の値幅が出る時や、少しズレて出る時、半値から次が出る時、同じ高さで逆方向に返す時など、いろんなパターンがあることに気づく。同じくらいの高さで上下に繰り返し値幅を出している時はMAも横向きで推移していて、いわゆるレンジと言える。

ナスダック100

ただ、これを見せただけで「どうです、値動きは法則的でしょ?。」などと言いたいわけではなく、実トレードではどう見れば良いかという話なのだが、

ボックス内の動きを基準に見ると「小反発だけで続伸する所」や「NやEで返す所」があり、それに従って仕掛けるイメージ。

青ボックス3つ目がズレているが、それは次の図を参照。

波が出たポイントやMAを見て、続伸する方向について行ったり上限下限で逆張りしたりするのだが、そもそもその時間軸を見て「どの値幅でチャートが連なっているのか」という俯瞰した目線なしで局所的にその波だけ見ても、実戦ではなかなか値幅や波動を捉えるのは難しい。


また値幅3つ=推進波3つがどこまで出るのか、
その上限がどの辺りになるのかをイメージできていないと、いわゆる天井付近でロングをしたり含み益が消滅したりということになってしまう。

支配角度のフィボナッチライン

ちなみに、推進波3つ目は波の始点から測ると足りずに折り返してしまうが、フィボナッチの上限に当たるためである。

推進波の捉え方① https://note.com/mako_charter/n/nff6f4dc9f8ea


エリオット波動的にカウントすると下の図のようになる。値幅ボックス部分とつなぎの部分の矢印の色をあえて変えている。

5波の後の値幅ボックス2つで0.618を抜けられないならそのまま下げトレンドには入れずいったん上げるイメージ。

赤丸で取った角度の平行線まで上げた(矢印)
MAだけで見たもの


為替のチャートでも。

ポンド円のとあるシーン。この後はさらに上昇した。


話をNas100に戻して、下降トレンドでも同じ値幅で追いかけるが、斜めチャネルとの関係でどこからどこまでが値幅の区切りかを判断したり。

 (ヘソダブルチャネルとボックス
https://note.com/mako_charter/n/nd3372a31911e)


再度カウントのチャート


重要なのはカウントそのものではないし、まして推進波をどの長さで見るかでもない。

正しいカウント方法にこだわることで良いことがあるとしたら、「毎回同じ数え方をすることで、次に値が走り出すタイミング・折り返すポイントを見極められる」ということであって、ただカウントの正しさだけに目が行って波の構造を見ようとしなければ意味がない。

値がどこから走り出すのか、どの部分を狙うのかが大事なのであって、そのための1つの型としてエリオット波動の見方があり、現在地をイメージするためにカウントをしたほうが波を正確に捉えやすいという話。(もちろん波を絶対値としてラインもなしで追っていける天才なら、カウントも必要ないと思うが)


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