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推進波の捉え方①

斜めの推進波の捉え方、いわゆる値幅の測り方について。「どこからどこまでが値幅なんだよ💢」という人向け用の話。

前回の記事でも言ったように、値幅は人それぞれというのが前提の話だが、自分の場合「フィボナッチ数列に従って厳密に現れるもの」というのが1つのイメージとしてある。

ただし、今回は「波の始点と終点がどこか」というテーマで、フィボナッチチャネルについてはまた後の記事にて。

今回はチャネルだけでなくボックスを使っている人にも有益な話かと。


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下落トレンドを右上にブレイクしてから2回推進波が出たが、1つずつの波の始点をどこと考えるか。

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次のように、フラクタクルに見て右下がりの抵抗線(赤)をブレイクした波の付け根に合わせる。

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右側が高いタイプのWの右足と言ったら良いか。

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逆方向の抵抗線をブレイクした波を推進波①と見る場合、Wの左側がヒゲになっている場合もある。

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※ハミ出すイメージのほうがやりやすいならそれで問題ないと思われ。


ちなみに、青矢印で入るのが「Wの右」ってやつ。75MAが上昇を止めている右下がりのラインを抜けて来たら入り頃。200MAが下からさらってくれているならチャネル上限まで上げるパターン。

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話を戻して、次は波が返すパターンを水平で。

上昇と下降の始点をどう取るか?

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こう取る。

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「Wの右の付け根からが次の波」ということだが、下降方向だとMの右側が低いイメージ。

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実際のチャートにて。

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大きなWの右側が低いので、フラクタクルに見て小さなWの右側の付け根を始点に取っている。

赤ライン内で下に進めなくてその分上に進み、そこが上昇に入れる場所ならばさらに上がるという感じ。

当然落ちることもあり、その時は「三尊(逆三尊)の否定」に見える。


もう1例

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大きな上昇トレンドの始点は、✖️ではなくて○のほう。大きな右上がりのWの右足。



Mから落ちるパターン

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抵抗線(赤)をブレイクした波の付け根=Mの右上が下降の始点と見る。

もう1例

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同じライン上にある時は右側(赤丸)のほうを始点と見る。



では、ラインを合わせるのはヒゲ先か実体か。

値幅を測りたいのであれば始点は実体、終点はヒゲ先に合わせると思って間違いはない。

ただ、時間軸が変われば実体かヒゲかも変わるのだから、「拡大して波の始まりと終わりに合わせる」という言い方が妥当かと。

こういう値動きがあった場合、

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実際にはチャートではこう。 赤丸の始点は実体に合わせる。

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下位足だとこう。

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なぜ前の波の終点と始点がズレるか? 

それはまた次回。





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