値幅とエリオット波動②
今回はエリオット波動的な見方とフィボナッチラインについて
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エリオット波動といえば、「1波目に飛び乗らずに、3波目を狙うのが良い」みたいな言い方をよく目にする。
で、「その3波目が出るポイントが分かれば苦労しないんだよ💢」と。
下記の赤丸のようなポイントで、「三尊のネックから売りか?」「あ〜、三尊否定で買いだったかー。」みたいに思うことも少なくないと思う。
また、下記のようにトレンドに沿ったチャネルでエントリーをしようとしても、次の波がどこから走り始めるかはこれらのラインだけでは実戦だとなかなか難しい。(MAの動きを頼りに、このチャネルだけでうまくやれる人がいるのも承知している。)
さらにはこの2段チャネル。いわゆるE値がズレたパターン。ただ、これも赤丸の部分からチャネル1つ分返すのか、続伸するのかの判断が難しい。(これもMAと上げた角度のサポートラインを見れば返すかどうかの判断はできるが)
※ちなみに、E値から下げに転じるには基本的に下の段で半値返しをしてから上の段に上がる必要がある。そうなることでMAも横に流れるのでE値以上には上げられないというイメージ。
話をエリオット波動に戻して再度先程の画像。
1波目(長矢印)に対しての返し(短矢印)の長さについて、どれくらいの比率になっているか分かるだろうか?
フィボナッチをチャネルに合わせてみると、、、
きっちり78.6%まで戻してから再上昇している。
「こじつけだろう」と思う勿れ。この黒の右向きのラインは、波がいったん止まって横滑りした時の右下がりのロウソクの角度(支配角度)に合わせて引いたもので、フィボナッチラインが合うように引いたわけではない。
※フィボナッチありきで角度を合わせにいく技もあるが、今回はロウソクありきでフィボナッチを合わせた。
78.6%まで返す=21.4%返しをしたところでMAがサポートの角度以上で突き上げて来ていればそのまま再上昇に入る。
逆にいうと、ノンストップで上げているような波でもその都度その時の上げの長さに対して21.4%の押しが入りながら上げている。
ではノンストップでなく、「あ、押し目が入ったな」と目測で分かるくらいの大きな返しの時は何%返しになっているだろうか?
イラストで見るとこんな感じ。
エリオット波動のインパルス的な波動の中でサポートの角度を割って1波・3波目が終わったと判断できる時には、その上げの61.8%まで返してから=38.2%返しが入ってから再上昇している。(インパルスの場合)
返した部分の波とて、フラクタルに見ればまた38.2%の返しからどちらにいくかが決まっているイメージ。
返すポイントもその値幅も厳密にフィボナッチ数に従って決まっている。その値幅を測りながらエリオット波動のパターンでカウントしていけば、〝ヒゲ先エントリー“も嘘ではないと思えるかもしれない。