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AC長野パルセイロルヴァンカップホームゴール裏ボールボーイ実況

前半開始

3:24~ 京都の強烈なミドルシュートをなんとかかき出したキム・ミノにボールボーイは座ったまま大きな拍手。その後左手を上げ、オフサイドをアピール?するあたり既に試合に入り込んでいる。

4:14~ 京都のコーナーキックをなんとか跳ね返した長野パルセイロディフェンス陣に拍手。ピンチを脱するとまではいかなかったが小さな成功にも拍手を送るその姿勢は、褒めて伸ばすを体現した理想的教育者。

4:28~ 京都のロングキックがゴールラインを割り、長野ボールのゴールキック。上記からのセットプレーから続いたピンチを一旦脱した長野パルセイロを拍手で鼓舞。もちろんゴールキックを蹴るキム・ミノへの配球も忘れない。両手を添えてゆっくり丁寧にボールを渡すことで空白の時間を作り出し、長野パルセイロの気持ちのリセット時間を生み出す隠れた好プレー。

6:02~ 攻勢を強める京都の強烈なミドルシュート!これもキム・ミノが立ちふさがりナイスセーブ!ボールボーイもこのセーブにはここまでで一番大きな拍手!スーパープレーに相応しい盛大な拍手!GKコーチですか??そのうえ、J1の選手が放つ高速シュートの行く先をしっかり目視で追い、スタンドに消えたボールの処理がもたつくであろうことを瞬時に計算、自分の持つボールをコーナーキックへ渡す冷戦な判断力を見せ、このボールボーイがすさまじい動体視力とスーパーコンピューター並みの計算能力を持ちながら冷静な判断を下すことのできる末恐ろしい少年であることが読み取れる。

6:45~ 再び京都のコーナーキック。一度は跳ね返す長野パルセイロだがセカンドボールを拾われ、そのままシュート!これはキム・ミノの手に難なく収まるがボールボーイはすかさず拍手。守備陣を鼓舞。

7:38~ 徐々にJ1のプレー強度、スピード、技術を見せ始める京都に長野パルセイロが翻弄される時間帯。ここでは京都選手のミスに救われたが、ここでもあえて大きな拍手で守備を称える。そう、あえて大きな拍手をすることで京都のミスを誘う作戦なのは明白である。これが長野Uスタジアム。これぞ長野劇場。

10:55~ 京都のクロスに対してしっかりとしたキャッチを見せるキム・ミノに拍手を送るボールボーイ。2023年クロス対応に難を見せたキム・ミノによる何気ないプレーに見えるがクロス対応への成長を確かに感じるワンプレーに、冷静に戦況を見つめるボールボーイもわが子の成長を見守るような思いをキム・ミノに抱いた事だろう。

12:36~ 長野パルセイロ守備陣の裏をとられたピンチのシーン!ここもキム・ミノがなんとか指先触れてコーナーキックへ逃げる!ここもボールボーイは万雷の拍手!・・かと思われたがなんと微動だにしない。いったいどうしたというのだ・・・。まさか・・・”分かって”いたのか・・・?キム・ミノが止めることを・・・。頼む!止めろ!・・・そんな言葉じゃない・・・。信用とか、信頼とか・・・そんな次元じゃない。キム・ミノは・・・”止める”・・・。分かっていたんだ・・・。このボールボーイは・・・。いや・・ボーイなんてもう言えない・・・。預言者・・・。救世主・・・。菩薩・・・!菩薩の化身・・!!

13:40~ 京都のコーナーキックから長野パルセイロ失点。さすが菩薩の化身菩薩ボーイでも頸椎がやや後方に傾き「あ~」と声が聞こえてきそうだがそれほどショックな様子ではない。おそらく失点は織り込み済み。彼の気持ちはむしろどうやって得点するか。その一点に向いていることだろう。

16:26~ 得点をしたことで勢いに乗る京都の攻撃。ミドルシュートはポストに嫌われるも立て続けにシュートを打たれる苦しい展開だが、ボールボーイは冷静に戦況を見つめ、淡々とボールをキム・ミノに渡しそっと拳を握る。そう、押される展開になるのは想定済み。何しろ相手はJ1という日本のトップレベルのクラブである、守る時間がいつもより更に増えることなど容易に想像できた。大事なのは、そのなかでいかにチャンスを作り、そのチャンスをモノにするか。じっと牙を隠し、爪を研ぎ、反撃の機会を待つのだ。まるで、狩りをする獅子のように。そんな思いが全身からみなぎっているボールボーイ。

17:22~ 長野パルセイロによる自陣でのビルドアップの最中、ゴール裏ボールボーイはメインスタンド側コーナーのボールボーイとやり取りをする。冷静に状況を判断し、他のボールボーイに指示を与える。その姿は元ブラジル代表のチアゴ・シウバそのもの。酸いも甘いも知り尽くす40近いベテランが醸し出す世界レベルのオーラを、齢18にしてすでに会得しているとでもいうのだろうか。

18:16~ アドバンテージをとったかに見えた判定だったがやや迷いを見せる主審の判定に、ボールボーイもやや不服そうな座り姿。無言で主審にプレッシャーをかける、この一戦にかける気持ちが伝わる勝敗の駆け引きと言えよう。

20:19~ ゴールキック時の味方のポジションに指示を出すキム・ミノの後ろで黙々と己の作業をこなすボールボーイ。まさに背中で語る職人。

20:40~ 京都の前からの圧力に対してビルドアップの形が作れない長野パルセイロに対して何か言いたげに身体を前に乗り出すも黙して待つ。蹴ってしまえば簡単。ただそれでは何も生み出せない。今はまだ、ピッチ内の選手が解決策を見つけるのを待つのみ。ボールボーイの長野パルセイロ選手への信頼がひしひしと伝わってくるシーン。

25:37~ J1のレベルをまざまざと見せつけてくる京都、ぽっかり空いた中盤のスペースを上手く使われ絶妙なラストパスからの完全にドフリーからのシュート!!キム・ミノがなんとか触りファインセーブ!これにはボールボーイも大きな拍手!劣勢な展開のなか、キーパーの活躍をキーパーの後ろでしっかり支える、なんと頼もしいことか。きっとキム・ミノもその存在を背中で感じていることだろう。

27:09~ 京都のコーナーキックからのヘディングによる2失点目。J1の強さを長野Uスタジアムで遺憾なく発揮する京都の2得点目は長野サポーターも思わず「さすがにJ1はレベル高いわ・・」と失意のどん底に突き落とされた。ただこの場面で唯一動じてないのは、そう、ボールボーイ。京都のヘディングの行き先をじっと見つめ、失点のダメージをまるで感じさせない座り姿。きっと彼は分かっていたのだろう。自分が動揺してしまうことで、チームに不安が広がること、背後に集うサポーター達が諦めてしまうかもしれないことを。俺が信じないでどうする。長野のチカラを。長野の強さを。2失点なんてくれてやる。俺たちは3点取ってやる。そんな力強い意思をボールボーイは持っていたことだろう(見逃し視聴中の僕の主観です)

32:02~ 完全に京都のペースとなっている試合展開に防戦一方の長野パルセイロ。そんななかでもボールボーイは両手で丁寧にキム・ミノにボールを渡し続ける。祈りを込めるように。

33:56~ 長野の左サイド、京都選手の1対1のドリブル突破を阻んだ山中レオに大きな拍手を送るボールボーイ。やはり下部組織からトップチームの背番号10を背負う選手へと駆け上がったレオに対する思いは特別なものがあるのだろう。こうやってチームの歴史は受け継がれていく。これはただの守備のワンシーンじゃない。長野の未来、将来が築かれていく瞬間でもあったのだ。

38:51~ 長野の左サイド田中からの低いクロスに三田が上手く頭で合わせてゴール!当然ホームゴール裏は映らないが、アウェー側のボールボーイは驚きの表情で頸椎を軽く傾け身体の下で小さく拍手を送る。京都サポーター達の前で大喜びするわけにはいかない。冷静な判断力と長野愛を確かに持つもう一人のゴール裏ボールボーイ。そうか、君も”彼”と同じなんだね・・・。

40:47~ 1点差に追いつかれたことでやや混乱が垣間見える京都だがそれでもレベル差は明らか。したたかに攻撃を続ける京都に対し、守備からしっかり集中していく長野パルセイロ。そしてホームゴール裏ボールボーイも身体を左右に動かし、ボディシェイプを作り出す。試合に入り込んでいるどころか、いよいよ試合を支配し始めた、これがエンペラーズアイ。

45:33~ 前半終了間際、長野パルセイロのコーナーキック。ボールをセットする田中の後ろで寒そうに首元を隠すボールボーイ。そうよね、寒いよね。雨降ってるもんね。4月の長野の夜まだまだくそ寒いのにもう少し厚着させてくれてもいいよね。手も寒そうだな。大事な身体だからホッカイロあげたいな。マグマのやつね。更に冷え込むから熱々のおやきとか差し入れしてあげたいな。アラフォーおっさんの僕の中の母性が目覚めそうでした。

後半開始

51:05~ 後半から長野パルセイロがホーム席側に攻め込む形になりましたが51:05までまったく攻められず、そのせいでホームゴール裏ボールボーイの姿がようやく確認できたのがこの時間。久しぶりに見た気がする彼の姿はこれまでと変わりなく、むしろ京都キーパーに射貫くような視線でプレッシャーをかけていたそんな気がする。

54:39~ 京都のビルドアップに対してじっと見つめ続けているボールボーイ。きっとこの見えない数分間の間に多くの脳内シミュレーションをしていたことだろう。どうすれば京都を攻略できるのか、ウィークポイントはどこか、突破口は?一手先二手先ではない、十手先二十手先を読むボールボーイ界の藤井聡太。

56:27~ 京都陣内、一度はボールを奪われた三田が即座に奪い返した瞬間にボールボーイから惜しみない拍手。これが長野の強み。技術では劣るかもしれないが、運動量、守備の強度は高めていける。そうだ、それを続けるんだ・・・!キャプテン三田を通じてチーム全体に勇気を与える拍手であったことは間違いない。

56:33~ 京都ペナルティエリアやや外での、解説も思わず「上手い!」と声をあげた西村のダブルタッチに、ここでもボールボーイの拍手。攻撃でも守備でも良いプレーには拍手を。本場スペインの玄人観客レベルに”分かってる”サッカー観戦術に、一緒にサッカー観戦デートがしたいなとときめいちゃいました(アラフォーおっさん)

56:43~ レオの突破を阻んだ京都の選手が触ってコーナーキックかに見えたシーン。両チームとも「マイボー!」と手を挙げるなか、なぜかゴール裏ボールボーイも手を挙げている。いや、お前はどっちやねん。長野関係者なのは知ってるけどお前が手を挙げたことでどっちのアピールになってんねんと。それならもうお前の権限でボールをコーナーにセットしてしまえ。職権乱用してしまえ。結局ゴールキックでした。

59:02~ 京都のコーナーキックで、さっきめちゃくちゃ寒がってたボールボーイがちょっと復活してる!中に何か着込んだな!身体を大事にな!それはそうと京都の選手のキックガン見しすぎだぞ!気持ちはわかるけどさっきの田中のキックもちゃんと見てやれよ!

64:35~ 右サイドを突破した小西の低いクロスに三田の右足!ここは京都キーパーが正面でキャッチしたが試合を通じて数少ないチャンスシーン。ボールボーイも頭を抱えるが即座に手を叩き、チームを鼓舞。彼もパルセイロの一人として共に戦っているのだ。

66:13~ 少しずつ攻撃の形がでてきた長野パルセイロ。フリーでクロスがあがるもボールはゴール前を横切ってしまい、ボールボーイも上体をのけぞらせる。徐々に彼は”ボールボーイ”ではなく、本性である”単なるいち長野パルセイロファン”になりつつある。

67:27~ 長野の左サイド、田中からのクロスが京都ディフェンダーの腕に当たったように見え長野選手も長野サポーターから一斉に「ハンドでしょ!」の大ブーイング。ボールボーイもなぜか手をあげハンドをアピール。

73:35~ 長野のコーナーキック。ゴール前でスンウォンの足元にボールが収まり、ボールボーイも打て打て!!と言っていそうな雰囲気を出しているがあえなくクリアされる。もはや反応がファンのそれである。

77:04~ レオの中央突破からのチャンス!ボールボーイも京都キーパーがものすごく邪魔な様子で身体を横に乗り出すも、レオが潰される。観客席より前にいるだけの観客と化しているボールボーイ。

82:57~ 西村の左ロングキックからの黒石の2024年プスカシュ賞受賞おめでとうスーパーボレー!!!ボールボーイも右手を突き上げ立ち上がる!!絶対叫んでる!!そしてすぐ座って拍手!!!たぶん「やべ!立っちゃったハズイ!!!!」ってなってる!!でもいいの!!あなたもうただの観客!いや、ただのコアサポよ!!!

84:20~ 同点に追いついたことで完全にエンジン全開の長野パルセイロとボールボーイ。スンウォンのシュートが枠外に外れるが明らかに悔しがってる。スタジアムに来ている多くの長野サポーターとまったく同じ反応してる。

93:21~ J1の意地とプライドをかけ猛攻を仕掛けてくる京都にも疲労のせいかミスが目立ち始め、敵陣でボールを奪い早めのクロスがスンウォンのもとに!ボールボーイも思わず身を乗り出すが、京都の守備に弾かれ頭を抱えるボールボーイ。ゴール裏席の人らとまったく同じ頭の抱え方してる。

延長前半開始
91:22~ キム・ミノのゴールキックに対して拍手で音頭をとるボールボーイ。未成年をこんな時間まで働かせるんじゃない。そしてもう職務放棄してるだろボールボーイ。いいよ許す。

91:59~ 京都のシュートに対してキム・ミノしっかりセーブ!ボールボーイ拍手!惜しみない拍手!もう頭下げながら拍手しちゃって、いよいよキム・ミノ大先生に頭が上がらなくなってきた。

92:45~ 京都、ブラジル人選手を中心に攻め立てるもキム・ミノの再三に渡る好セーブ!ボールボーイの拍手も止まない!そんなに拍手したら手が腫れちゃうよ!折れてるかもしれないのよ!!いいからテーピングだ!!!・・・・骨が折れたっていい・・、歩けなくなってもいい・・、やっとつかんだチャンスなんだ・・・!と心の中のゴリも言っています。

93:25~ 京都のコーナーキックを辛うじてクリア!ボールボーイ拍手!よっ!日本一!

93:40~ 京都のクロスにキム・ミノが触る!ボールボーイ拍手!もう拍手だけ!鼓舞とか称賛とかいい!がんばれ!!がんばれ!!(見逃し配信視聴中深夜2時のテンション)

94:19~ 長野パルセイロペナルティエリアギリギリのファウル!もしやPK!!??ボールボーイ頭抱える!主審はPKじゃない判定!!よかった!!ボールボーイのリアクションパターンをだんだん解明しつつある。

94:55~ 京都のフリーキック。ボールボーイ拍手で鼓舞!いや、祈ってる!もはや祈ってるよ!フリーキック外れた!!ボールボーイヒヤヒヤ!!

98:37~ 京都の左サイドのドリブルが怖すぎるんですけど?ただ肝心のミドルシュートは残念そこはキム・ミノ&ボールボーイ。

99:36~ ボールボーイ、緊張してくると手を口に当てる傾向にあることを発見。

102:04~ 京都の猛攻にサンドバッグ状態長野パルセイロ。ボールボーイもとにかくちょっとでもクリアできればすかさず拍手、拍手。ほめろ!ほめまくれ!

102:12~ 京都のシュート、ぎりぎり外れる!ボールボーイ&ゴール裏サポ達の「いやあああああああああ、あああ・・・」の悲鳴が聞こえてくるよう。

102:52~ 京都のコーナーキック。ボールボーイもう何しても拍手してる。クリアしても拍手、ゴールキックでも拍手、キャッチしても拍手。彼は今年1年分の拍手はしたんじゃなかろうか。

105:39~ 京都のクロスがぎりぎり合わない!ボールボーイこの試合一番のヒヤリ顔!画面じゃ顔見えないけど!

延長後半開始
105:17~ 開始早々に京都のシュート!キム・ミノが止める!そしてアウェー側ボールボーイも小さく拍手!控えめながらも熱い長野魂をお持ちなようです。

106:30~ 忽那の左足シュート!京都キーパーに防がれるも、積極的な姿勢にホーム側ボールボーイはやっぱり拍手。こちらは隠すつもりなど毛頭ないような超デカい拍手。

108:20~ 長野パルセイロ忽那のコーナーキックから杉井のヘディングううううううううう!!!!!!ぎゃくてーーーーん!!!!!!
ボールボーイは立ち上がって拳を空に突き出し、二度のガッツポーズ!!!一瞬杉井に抱きつきに走って行ってしまうんじゃないかと心配になる動きを見せたがギリギリ理性を保ったっぽい!!!ナイス判断!!!行ってもよかったけど!!

120:16~ 京都のコーナーキック!これもキム・ミノキャッチ!アウェー側ボールボーイはこの日一番の手叩き!一発だけ!「おっしゃ!!」みたいなやつ!彼も完全に客になってるわ!!!

試合終了

おわり。

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